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フィアット・エ・トラサルディ
〜 もてる男の条件。 |
1/28/2003 |
思えば、イタリアは名ブランドの宝庫ともいえます。自動車メーカーのフェラーリ、マセラッティ、アルファ・ロメオ、そしてフィアット。ファッションメーカーのグッチ、プラダ、フェラガモ、そしてトラサルディ。そんな名門ブランドを背負う2人の御仁が相次いで亡くなったというニュースが報じられています。イタリア最大の民間企業にして、セリエA・ユベントスのオーナー企業でもある、フィアット社の名誉会長、ジョヴァンニ・アニエッリ氏。そして老舗のしがらみから解き放たれて、新しいブランドイメージを打ち出しつつあった新生トラサルディの社長、フランチェスコ・トラサルディ氏。 特にトラサルディ社の社長は、29歳の若さでの自動車事故死でした。更に悲劇的なのは、彼の父親という人もやはり99年に交通事故でこの世を去っているという事実。イタリアの企業は世襲制がほとんどのようですが、何だかトラサルディは悲しい事件が相次いでいます。このフランチェスコ氏は女性誌で見かけたことがありますが、かつて自らがモデルをしていた事もあるとかで、かなり目がゥだったのを覚えています。「プレイボーイにふさわしい死に方は交通事故死である」とかつて本で読んだことがありますが、その心は・・・? 交通事故死というのはもちろん必ずではありませんが、スピードの出し過ぎだとか、飲酒運転だとか、何らかの”むこうみずな行為”によって引き起こされることが多いものです。そして男性が女性にもてるにはこの”むこうみずさ”が必要な条件だという訳なのです。「危ないからやめようよ・・・」じゃなくて、「多少無茶だけど、やってみるか」という気持ち。これが女性にもてる要素の一つでもあるそうで、必然的にやはりそんな人はそれだけ危険な状況に身を置くことにもなります。結婚前”アメリカで最ももてる独身男性”と言われたJFK Jr氏も、そういえば交通事故死です。自家用セスナで親類の結婚式へ向かう途中の悲劇でしたが、同乗していた故・キャロリン夫人は、悪天候なので飛びたくない、と離陸直前まで氏に訴えていたそうです。・・・でも飛んじゃったという。やっぱりちょっと強引、というかむこうみずな気が。 太く短くブイブイ言わす(死語?)か、穏やかにゆったり暮らすか、迷うところです。 この悲報でトラサルディ氏は一体何人の女性を悲しませることでしょう。そしてジョヴァンニ・フィアット氏の場合は、フィアット社の業績悪化に伴い幾つかの系列企業を売却するかどうするか?その家族会議を、一族の長であるジョヴァンニ氏を迎えて行う直前の悲報だったそうです。華のある人は散り際もドラマティックなものなんですね。お2人のご冥福をお祈りします・・・特にトラサルディ氏(しつこい)。
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