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このページの「今週のヒットチャート」コーナーでもご紹介していますが、”175R”というバンドが人気です。人によってはコーナーの角度？とでも思ってしまう（私です）バンド名ですが、「ひゃくななじゅうごアール」ではなく「イナゴライダー」と読むとか。U2をデビュー当時、「うに」と呼んでいた私です。このくらいの事では動じませんが、彼ら175Rは音楽業界で今注目のすごいバンドの様子。
それは彼らのデビュー曲”ハッピー・ライフ”がオリコン邦楽史上９曲目の、デビュー曲初登場１位を獲得したため。これまでの「デビュー曲初登場１位」は、「たま」などを除くほとんどがジャニーズ事務所出身の、近藤真彦・少年隊・ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓ・嵐といった面々。まさにジャニーズのお家芸とも言える状態の中、彼ら175Rは事前の事務所によるプロモーションやジャニーズのようなデビューまでの顔見せ期間もなく、また”いか天”ですでに知られていた「たま」のようなケースとも違い、ほとんどメディアへの露出無しでこの偉業を成し遂げたそうです。これには私も動じます。
私が少女の頃（遠い話ですが・・・）は男性アイドル、というか若手の歌手といえば、大抵やはりジャニーズ出身の方たちでした。クラスに１人くらいの割合でいる”カッコイイ”男の子はさりげなくジャニーズに履歴書を送っていたり、バック転の練習をしたりしていました。ところが最近ではジャニーズ以外にも、DA PUMPやWinds、FLAMEといったジャニーズと近いカテゴリーの人達もどんどん増えています。今はまだ、何だかんだ言ってもジャニーズ組の知名度は圧倒的で、うちの母ですら顔を知っています（でもSMAPまで）。事務所の力加減で、所属タレントの出演依頼や露出度も決まってくるらしい芸能界にあって、ファンのサポート以外にこれといったバックアップも無しの、彼らの快進撃はかなり小気味良いものです。こういう「１位」は本当の意味でNo.1だと。もうみんな、作られたものには飽き飽きしているし、感覚もどんどん研ぎ澄まされてきて「本物」を見分けるようになってきてもいます。メディアが仕掛けて、みんながのってくる。もうそういうのは通用しなくなってきているのかもしれません。
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