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ルイ・ヴィトン・ジャパン誕生話。 |
1/22/2003 |
日本は不況不況と言われて久しいですが、あるところにはあるようです。 高級ブランド、ルイ・ヴィトン・ジャパンの2002年の売上高が、1357億円と前年比15.1%も伸びたそうです。確か表参道かどこかに大型店がオープンしましたね。その効果がバッチリだったようで・・・。初日だけで売上高は1億2500万円にもなったと言いますからビックリです!この出店のきっかけとなったのは、1976年にパリのルイ・ヴィトン本社に出来た日本人の長蛇の列。これにヒントを得た経営陣が、その後ルイ・ヴィトン・ジャパンの社長となる人物に日本でのマーケティングを依頼。当時は輸入業者による高価な並行輸入品がそのシェアの大半をしめていた時代で、ルイ・ヴィトン自らが販売をコントロール出来る店舗が必要だ、という結論に至りました。ルイ・ヴィトン・ジャパンの設立は1981年。意外に(?)最近です。これにより、それまでの2〜3倍の内外価格差を1.4倍にまで縮めることに成功。女子高生からビジネスマン、マダムの皆さんまでに愛用されるブランドに成長。表参道店のオープンにあたっては、前日から長蛇の列が出来るというすさまじいパワーを持つに至りました。1987年、合併により誕生したLVMH(モネへネシー・ルイ・ヴィトン)社は、「モエ・エ・シャンドン」「ヘネシー」といった美味しいお酒から「クリスチャン・ディオール」「ダナ・キャラン」「ケンゾー」「ロエベ」「セリーヌ」といったファッションブランドまでを広く扱う”高級ブランドの総合商社”(疑惑のよりずっといいですね〜)とでもいった大企業に成長。日本のファッション誌などにも「お洒落さんの飲み物 = モエ・エ・シャンドン」いった宣伝を多く見かけるようになりました。経済誌の調査では”日本人女性の3人に1人が持っている”と言われるルイ・ヴィトン。2004年には、創立150周年を迎えるそうです。
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