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ホラー映画（またか）の名作は多々あります。「１３日の金曜日」「ポルターガイスト」「チャイルド・プレイ」そして「オーメン」。かなり昔の映画ですが、とあるお金持ちの家に生まれたダミアンという男の子。彼の頭皮には悪魔の証である”６６６”のアザがあります。その後彼は家族や友人達を次々と・・・！
と、こんなストーリーですが当時は合わせ鏡をして、「ま、まさかないよな〜？」と思わず探してしまったもんです。西欧諸国（キリスト教圏）ではこの”６６６”の数字は１３と同じく非常に不吉な数字とされていますが、その理由は聖書の中にあり、２２章からなる「ヨハネの黙示録」。この中の、断罪される悪魔にはその印として６６６の数字が身体のどこかに刻まれている、という記述から来ています。
教会には神父様が付き物ですが、その神父様の学舎が神学校。いわば悪魔とは対極に位置する、この神学校の市外局番が何と”６６６”であったためにちょっとした議論が巻き起こっています。この騒動の中心は米ケンタッキー州東部にあるケンタッキー・マウンテン・バイブル・カレッジ。これまでは市外局番は”６６６”しかなかったために、仕方なくこの番号を使ってきたそうですが半年ほど前から同地区の局番が新たに増え、その頃から局番の変更を求めてきたとの話。このたびめでたく（？）願いが聞き届けられ、局番変更の許可がおりたそうです。
人との会話において、宗教と政治の話はタブーとはよく言われることですが、ほとんど無神論者という感じの私にはあまりピンとこない話です。ですが業種によって相応しくない番号というのは確かにあるようで、たとえばイギリスなどでは縁起の良い車のナンバーなどが高値で取引される市場があります。結婚式場などは、AAAとかGODとかいうおめでたい番号を大枚はたいて買ったりするそうで、そういった営業用以外でゴロの良いナンバーを着けている車は大抵お金持ちだったり・・・。たかが番号、されど番号。
ともあれ、神学校の生徒さん達にとっては嬉しい事のようで、何よりのニュースです。
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