|
|
ネットのオークションには様々な品物が溢れています。バッグや洋服・パソコンやゲームソフト・・・ですが、アメリカの大手オークションサイト"eBay"にこのほど載せられたのは、何と「1家4人を500万ドルから売ります」というもの。 この”1家セット販売”を掲載したのは、テレビ作家の男性で自身を含み、子供2人と奥さんを競売に。彼らが落札された暁には落札者の苗字を名乗り、この男性の執筆した放送作品全てを落札者の名前で発表するという話で、「500万ドル(約6000万円)程度で、自分の名前がテレビ番組や映画のクレジットに写るという体験が出来ます」との売り込みも。このページには1万件を超えるアクセスがあり、1名の落札者もいたそうですが、"eBay"では人間や人間の一部を売買することは許可できないとして、この競売物件の掲載中止と落札キャンセルがされたそうです。 この作家の方は最近仕事に行き詰まり、生活も苦しくなっていたという話で、「中世の芸術家がパトロンにかかえられていたのと同じようなものだ」と話しているそうですが、何とも面白い事を思い付いたもんです。
多分、こういう事を考える背景には最近アメリカで流行りの「リアリティ番組」も影響しているのではないかと思ったり?リアリティ番組というのは、ある状況に置かれた人達を(一応)やらせ無しで、ライブ中継するような番組で、アメリカでは最近日本でもリメイクされている「サバイバー(無人島に男女のグループを送り込みサバイバル・ゲームをさせる)」や、「オズボーンズ(ミュージシャンのオジー・オズボーン一家の様子を屋敷内に設置したカメラで視聴する)」などはいずれも大ヒットを記録しています。こういう番組を見ていると、プライバシーの切り売りが「お金になる」という印象を確かに持つし、実際人間は他人のプライバシーというのに興味を持つと言う事は「家政婦は見た!」シリーズがおばちゃまたちに人気がある事からも伺えます。国籍問わないと、山田さんとか佐藤さんとなる可能性や、フセインとかビン・ラディンになる可能性もあった訳です。アメリカで「フセイン」は今はヤヴァイような・・・。日本人で「金正日」って名前だと生きにくそうなのと似て・・・。お父さん、しっかりしろよ!と言いたくなるニュースでした〜。
|
|
|