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今年の元旦、カナダ西部の町でピザ配達用の車を盗もうとした10代の男の子2人の話はもう聞きましたか?何でも初めは積まれていたピザ4枚と売上金を盗もうという計画だったのが、どうせなら、って事で車を盗む計画に変えたところ・・・! 車はこの少年2人が運転できないマニュアル車。あたふたしているところをあえなく逮捕。あちゃちゃ・・・青い犯罪です。でも実はこの2人車内でつかまったわけではなく、何とかお金とピザを持って逃げ出していたらしいのです。それが駆け付けた警官に、ちょうどそのピザを配達するはずの家のまん前でつかまったと・・・きみは元旦からバイトか? もちろんピザもお金も警察に召し上げられてしまったそうで。 でもマニュアル、慣れるまで大変です〜。実は私も免許はマニュアル持ってるんですが、何を隠そう教習車以来マニュアル乗ってません。教習中も「きみはクラッチミート、ダメだねぇ〜」と言われ続け、何と実技試験では踏み切り前でエンストした私です。この2人のとまどいは我が事のような気に・・・。車を「運転している」楽しさは、やはりマニュアルの方がよりあるだろうと思ってマニュアルを選択しましたが、坂道発進ではいつも背中に冷たい汗が。 この事件は悪い事なんだけど、何か怒れないという感じです。昔の話で恐縮ですが、岡本健一が実際にあった事件をもとにした「サーティーン・ボーイ」ってドラマをやってたんです(判るあなたは素晴らしい!)。あれに似た感覚・・・悪い事してるんだけど怒れない。「サーティーン・ボーイ」は確か13歳の少年がひょんな事から数千万円の現金を手に入れて豪遊しまくる、という実際にあった事件のドラマだったんです。「だ、だめだよ。そんな事しちゃ!」と思いながらも何故かどこかで応援したくなるという・・・。歴史に名を残すほどの犯罪者、例えばアル・カポネなどはとても人間的にチャーミングな人だったそうです。人間的な魅力とか憎めなさで周囲を「まっ、いいじゃない」という気にさせるのが上手だったのかもしれません。 ・・・いけないんですけどね。
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