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クローン人間、というと今まで映画や小説の中にしか出てきませんでしたが、スイスに本部のある新興宗教団体「ラエリアン・ムーブメント」がクローン人間研究を目的に設立した「クローンエイド」社により、２６日午前１１時５５分にクローン技術による女児を初めて誕生させたと発表したそうです。この赤ちゃんの健康状態はきわめて良好で、”イブ”と名づけられたそう。イブちゃんは生みの母（米国人）のクローンという事だそうですが、詳しい資料は明らかにされていません。生まれた女児がクローン人間であることを遺伝子検査で証明するため、科学関係のジャーナリストにDNA鑑定を含む調査を許可、結果を発表するとしています。更に同社は今後数週間のうちに他に４人のクローン赤ちゃんの誕生が予定されていると話し、その内２人はアジア人の赤ちゃんだそうで・・・。
ついにこんな事が出来るようになったのでしょうか？ちょっと前に顔の全取っかえの話も書きましたが、これはもうそれどころじゃないです。遺伝子さえあれば、ヒュー・グラントでもベッカムでもイルハンでもコピー出来ちゃう。遺伝子をめぐる犯罪も生まれてきそうです。遺伝子を操作する事に抵抗が無くなってしまったら、どんな世の中になるんでしょうかね？映画「ガタカ」のように、劣性の（と考えられる）遺伝子情報・・・例えば近視や脱毛症、肥満や病気の情報を取り除いた人間を誕生させるのが普通になってしまったりして・・・。映画ではこれらを取り除いた完全なるフィギュアにジュード・ロウ、そういった操作をせずに”古い”方法で生まれてくるのがイーサン・ホークでした。で、イーサン君はこの新しい階級差別のおかげで大変な苦労をするのですが、あれも「映画だから」と言ってられなくなるかもしれません。
みんなが藤木直人とか小雪みたいだったら、それはそれでつまらなくなりそうです。直人は直人でも、たまには竹中直人みたいな人を求めるかもしれません。もう「芸能人」という職業はあんまり意味がなくなりそうです。みんな同じような顔だし、同じような身体能力。オリンピックも消えそうです。あ、でも更にチューンアップされたスーパーアスリートが作られてしまう可能性もありそうでしょうか。やってはいけない事が、ついに始まってしまったような気がします。
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