メイド日記過去ログ4月以前分


「ヲベロンさんが独り言、言ってるの、お聞きしたんでございますけどね」

「また?」

「ワタシみた時アイツ、もう一生独身でいよう、とか、言ってたアル」

「また?」

「で、今度は何呟いてたアルか?」

「なんでみんな僕の書いた女子に萌えないんだ、って言ってましたよ」

「ノーコメントったらノーコメント」


「やー。ヲベロンのやつ、いつ飽きるんかねえ、この企画」

「かなり近いうちに飽きる、に29カノッサー」

「余計なお世話かもしれませんが、カノッサなんて、今の若い方は御存知ないんじゃござんせんか」

「じゃあ、かなり近いうちに飽きる、に全部ー」

「しつこく続ける、に600ガバス」

「日記書くより全然楽ですしね」


「そういえばまた、ヲベロンの独り言、聞きましたよ」

「今度は何て言ってた?また小山内先生の悪口?」

「…<なぎ払え>……」

「今日は、メイド、なし!」


「メイド日記、飽きた」

「って、めろんちゃんが書いてるわけじゃないでしょお」

「ていうかさー、メイド日記ならもっとメイドらしいことさしてみせろ、っつうんだよー」

「確かに、ご主人様のいないメイドなんて、ダンボールのないホームレスみたいなものでございますやね」

「とりあえず、これから、こんな展開、どう?」

<僕の熱帯を守って(仮)>

主人公は温室で暮らすメイド二人。彼女たちのご主人様は熱帯性食肉植物。
ご主人様は、ものこそ言わねども、好き嫌いが多くてわがままで、もちろんちょっとだけ体が弱い食肉植物(名前はレンジさん)。
そんなご主人様を、いつか温室の外で暮らさせてあげるために、彼女たちは今日も戦う(環境汚染とかと)のだ!

合言葉は「クリーンに地球を温暖化させよう!東京を熱帯に!」

脇を固めるキャラクター陣には、
環境保護団体過激派のロッペイくん(メイドたちのよき協力者だが、最後は温暖化に対する思想の違いで、いつも擦れ違う)や、
ナーバスフロン(時々メイドたちとは、地球温暖化計画のために手を結ぶが、基本的には敵。無根拠に強い)、
ツンドラえみこ(ご主人様の幼馴染で許婚だが、気温の違いから決して結ばれない悲運の少女。<ツンドラの精>という設定だから外見はもちろん色白、ロリ属性狙い撃ち)
など、魅力的なキャラが続々登場。

気になる敵キャラクターは、明らかに手を抜いた線で描かれる中年キャラで、
どいつもこいつも「現代特有の心の痛み」を抱えている、ストーリーが終わってみれば「かわいそうなやつ」。
そんな流行をきっちり押さえた癒し系路線も、途中からは敵も美少女、美少女対決ものへシフト変更予定。
美少女のパンチラが拝めないとダメなダメダメダメオタも、それまでは我慢して読もう!

そして、物語が進むにつれてやがて明らかになるご主人様の身体の秘密。
「えっ?ご主人様、昔はあんな姿じゃなかったの?…えみこさん、その話詳しく教えて!」
ナーバスフロンのかなしい過去。
「私は、ナーバスフロン。…過去は、捨てた」
ツンドラえみこの、切ないまでのレンジへの思い。
「…れんちゃん、あたし、いつまで待てばいいの?」
擦れ違いつづけたロッペイくんとメイドの急接近。
「でも、オレ、あなたのこと好きですから!いつまでも、好きですから!」

そして全ては地球規模のスケール(要するに一話しか出てこなかったマイナーキャラも巻き込む)へと発展してゆく。

ハラハラしつつもどこか癒される、新感覚メイドエコロジーバトルメイド漫画、近日登場!

「特殊オタク向けに、触手も完備(熱帯植物だから)!…どうよ!」

「…………」


「突然ですが皆様、石倉三郎と篠田三郎、どっちの三郎がお好きですか?」

「石倉三郎アル」

「石倉三郎ー」

「石倉三郎っしょー」

「…篠田三郎」

「…メイドさんのスケベー」

「……」


「また突然ですが皆様、X−MENで言うと、どなたがお好きですか?」

「消去法で、コロッサス」

「断然ビーストでしょお。毛むくじゃら、さいこー」

「マルチプルマンよねー。ていうかマルチプルマン最強ー」

「…ハボックなんですが」

「…メイドさんの、スケベー」

「……」


「今日は、わしのファンの要望にお応えして、登場してみたのである」

「先生、今までなにしてらっしゃったんですか?」

「うむ。入院して点滴を受けておった」

「どこでどこでー?」

「名前はちょっと、差し控えさせていただきたいんですよぉ」

「…時事ネタ…」

「で、どうよ、せんせい、点滴の管刺すとき、痛かった?」

「うむ。痛みに耐えて、よく頑張った。感動した」

「先生、意外と物真似もお得意なんでございますね」

「なんだお前、ボケ殺しか」


「メイドサイトの極意、教えてよ、めろんちゃん」

「うん、まあ、まず、口の利きかただよねー」

「と、いいますと」

「デフォルトは<ご主人様>だよねー」

「まあ、それほど間違っちゃあ、おりませんやね」

「つうわけで、こげぱん、例」

「ゴシュジンサマ!コノ アワレナ ケダモノチクショウニ メイドサイトノ ゴクイヲ オオシエクダサイ!」

「…ええと。ええと」


「今日は、エイプリルフール」

「せんせいサイコー!」

「先生大好きー」

「先生、尊敬しております」

「ハグされたいアル」

「ワタクシも、惚れちまいました」

「……」

「センセイ ホメラレテルノニ カナシイ カオ!オレサマ、フカカイ!」

「いいからだまれ、畜生」


「ヲベロンのやつ、また独り言だよー」

「あ、それ、ワタクシもお聞きしました」

「じゃあ、せーので言おうよ」

「よござんす」

「<おかみさん、ドスコイ!>」

「<おかみさん、ドスコイ!>」

「あのドラマって、面白いのかなあ」

「…さあ?」


「メイドに必要なもの、みっつとは!」

「服・魂・業、だそうです!」

「というわけで、ザルデュシュトのメイドさんたちのメイド度を判定します!」

「まずはテクニックから。業からチェックだ!」

「テクニックって、どういうことすんのさー」

「アレですよ、お茶運ぼうとしたらうっかりご主人様にかけてしまって平謝りとか」

「ケーキ焼こうとしたら黒焦げどころか屋敷半焼で泣きながら平謝りとか」

「洗った皿を35枚(推定)積み重ねて運ぼうとしたら案の定転んで全部割って平謝りとか」

「洗濯したら洗濯したで洗濯機を壊すどころか周囲一体まで巻き込む停電引き起こして平謝りとか」

「…ええと、何か、コメントしなきゃなんないんですか、それ」

「おっ、福田官房長官かぁ、渋い物真似持ってるねーっ」


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