二月度前半分
一日日曜日/もれだすひかりとにじみだすもの |
思い立ってドット絵講座など見ていましたら、やっぱりやりたくて仕方なくなってきましたがこれしかしどうしたものか。 やり始めたらキリがないように思い始めました。 しかも、今、ファントムブレイブという名の「やり出したらキリがない魔物」を抱えている僕。 心千々。 とりあえずものごとにはすべて時期があるので、旬のものから片付けます。 具体的に言うと「オサッシシマス」の締め切り。 * 先日、ひょんなことから創作意欲云々についての話が出まして、以来色々考えているんですが、「己で設定した締め切り」に追われながら何かできる人、というのが多分一番創作意欲の旺盛な人じゃないかと思います。 僕などは気が向くというか機が向くというか、ともかく風がこっち向いたときでないと、旺盛な感じのエネルギーでは何もしない人間ですので、とてもとても。 * そんな僕も、昨日に引き続き忙しいというか、「今しかない!」という感じのタイミングが続いておりますので本日も更新は控えめです。 …ファントムブレイブじゃないよ!ホントだよ! * でも、久々にチャットらしいチャットをしてました。こんなに喋ったのいつぶりだろ。 色々なタイミングが一時に押し寄せてます。まさにどとう。寝る暇なし。風呂だけは死守だ。 |
二日月曜日/おしよせている、おしよせつづけている。 |
今日、ふと、のど飴などを買ったんです。 ウメ味。ウメミント。味覚糖。 で、梅だなあと思いながらなめてたんですが、ふと原材料名を眺めたら、なんとそこには「濃縮リンゴ果汁パウダー」「シソエキス」なる文字が。 にゃ、にゃ、にゃんだよー!梅じゃねーのかよー! なんつって一瞬だけ思いましたが、案外判らないものですね。言われてみるまで、完璧梅だと思ってました。 そんな僕を味音痴とか言う人はためしになめてみるといいです。 案外判らないですよ。 * 引き続き押し寄せてきてます。ぞぞぞぞっと来てます。 少し来すぎの感があります。 風呂だけは死守。どうあっても死守。 * でもって最近思ったんですが、わたくしこのところ全然小説とかネットにアップしてないのね! ていうか「はつこい」とか「はつこい以前」とか、ドジンシの在庫があるからまだアップするの止めとこう、とか思ってましたのですが、いいや、いや。 もともと、そういうところで出し惜しみをするようなアレではないはずなんですよね。 読んで欲しくて書いてるわけだし。 というわけでとりあえず、割と評判のいい話であった「はつこい」をアップします。 …明日の晩に。 * 忙しいんだよ!ホント!もう! |
三日火曜日/ガタガタが。 |
そういうわけで「はつこい」アップロードしました。 まずは同人誌を買ってくれた方に感謝。 webでは初公開であります。読んで、あなたに何か思うところあれば幸い。 * で、ひさびさの小説更新(と言っても前に書いたのをアップしただけで労力はそれほど使ってないのだけれど)ついでにトップ絵改竄。 最近僕も、使い道に困る絵ばかり描いています。 あんまり温存しておくと冬の絵を春まで出し惜しみ、というようなつらい目にあいかねないので、適当に順次更新してゆくつもりであります。まあ、適当に。 * ちなみにファンシーなほうはこちら。残しておきます。ねえさんありがとう。 * さてさて。 ここ数日忙しがっていたのは、まあ、ひさびさに、手がけているもの以外に、短編を書く気力が脇から沸いてきたせいなのですが、いやいやこれがまた難しいです。 どうやってこれが「密室」だと言いくるめようか。 というかオサッシシマスにおさまる量におさまるのか。 いろいろ乗せて列車は走ってます。ガターゴトー。 メールの返事とか創作物への感想など、すごくたまってるのだけれど、その時間をつくりたい、というのを目標に、自分ゴールの自分ご褒美に、頑張ってます。待って待って待ってて。 * 私信(どこかへ)。 今回、路瑠さんとスズイチくんがエレベーター(密室)内に閉じ込められる話、は都合上カットされました。 途中までやったんですが、どうにもキャラ話から抜け出せなくて、断念です。 でも、アオリだけ見るとちょっと面白そうなので、これはオチのない脱力漫画にしてもよいやも、というように思いました。でも微妙。 とりあえず33333近似値リクエストの漫画を終えて、それから途中でほっぽってある漫画を終えて、それからの話。 とりあえずは「密室」やっつけちゃうゾ! * つって、やっちゃった!わあー、やっちゃった! 『創作してますポーズ』とっちゃった(ベレー帽で)!(カメラ目線で)!(インタビューに旧仮名で)! でも冗談はともかく、実際、珍しくやる気になってます。 ファントムブレイブが気になるか気にならないかが、リトマス試験紙(心の)。 今のところファントムブレイブよりこっちのが面白いです。この波に乗る。 * 波呼んだロビーナことロボリーナことまぐ菜っちんと共に、さらに周りを巻き込んで逆デフレスパイラルを巻き起こしたい。そして「嵐を呼ぶ」というネット的には微妙な称号をつけてもらいたい。 |
四日水曜日/さぼ。 |
最近の持論。 睡眠時間は、どうあっても素数じゃ駄目。 つまり一時間しか寝ないのはいい。だけども二時間や三時間、あまつさえ七時間なんていう不可思議な睡眠時間は体に負担をかけるっていうかそれだったら寝ないほうがマシ。 なので睡眠時間は起きるべき時間を逆算して、四時間か六時間、余裕があれば八時間。 これ最強。 「素数以外はいい数なんだ…!いいかッ!ピストルズッ!覚悟を決めろッ!」 色々混ざってる罠。 * というわけで本日は午後八時半に就寝してみましたが、十三時間睡眠というのは素数睡眠ゆえにかえって疲れる罠。 |
五日木曜日/OLじゃねえ! |
昨日、ふと思い立ってファントムブレイブ攻略サイトを覗いてしまったらもういけない。 DARKパラメータの与える影響についてだけ知ろうと思ってたのに、これがまた、「効率のいいレベルの上げかた」なんてのを見てしまってもういけない。 昨日までのレベル→30前後。 今日のレベル→70前後。 …ああっ、のあああうあわああ、がああ。一日で倍かよ!コンニャリー! なんというか、この落差がたまりません。時間を無駄にした感じが面白くて仕方ないです。 末期だなこりゃ。 * あとは、テレビチャンピオンで、惜しくも準優勝に終わってしまった男子少年(メガネ)が非常にかわいらしかったです。 喋り方が「○○です、○○です」と非常にソフトで、その上運動能力が関わるクイズには常にダントツのドベ、走り出すフォームに入るまでが、すでに他の選手に比べてコンマ何秒とかでなく明らかに二秒くらいタイムラグがあるうえ、何より買い物競争においては、回答ボタンを押そうとした瞬間横から別の子にがっつん横取りされるもリアクションは呆然とするのみという始末。 萌え系メガネキャラとしては、おいしすぎる。 その癖、ちゃんとツボツボをおさえて敗者復活なども切り抜け、決勝まで残ったりしてるところがパーフェクトです。その勝ち方も、相手がミスするまでひたすら待つという、なんというか、堅実というべきか、闘争本能がすこし少ないというべきか、まあ、ようするに「ぼくはぼくにできることをするだけ」というような感じが、いい。運動系で負けてもぜんぜん悔しそうにしないんです。 負けて悔し泣きした子とかもいたんですが、その子と対照的な感じ。 というかマジで仕草とかがちょっとハンパなくダメかわいらしくて、テレビに釘付けでした。ころころしてるのがまたかわいい。そして何より、その素直な感じがとてもいい。 その調子で、すくすく育っていただきたいものです。 がんばれオオツカ。 * この世に、かわいくない子供なんていない。 |
六日金曜日/どこかにお金とか落ちてないかなあ |
ねえ。 落ちてませんかねえ。 …ラブコメとか。 なんつって下向いて歩いていたらばありました。ラブコメの種!ラブコメ予定地! ちゅーわけでリンク。 ちなみにわたくしも参加予定。もう後とかに引けません。新作ひっさげてどうにかできるかどうかは正直不透明なのですが、ともかく参加です。 ていうかラブいコメとかいいよね!(本気の顔で) 今脳内で「まぐ菜」とかいう声が聞こえました。意味は判らない。 うでにおぼえのある猛者とかはどうですか。 ひとつ参加してみてはいかがですかな(偉い人風に)。 * で、こういう知らない人のたくさん集まる企画に参加しようと考えると、必然このサイトのURLを不特定多数の人の目にさらすわけで、そういうことを考えて己が身を振り返ってみると。 実に内輪ウケというか、仲間内の「内」ならまだしも内輪の「内」がサイト内の「内」だけというところにいつも意気地をなくしてしまう今日この頃であります。 特に、一番判りやすく、おそらく訪れた人が最初にどんなものか覗くであろう「漫画とか」のコンテンツが、ここのサイトの小説とか読まないと判らない話だったりするのがどうも難しいような、そんな気が。 したので軽く改装。つっても「内輪ネタ注意報」を載せただけ。ごめんよ。 * 明日ははやくにアルバイトなどでかけ、のちに詩の集まりというものに出かけてくる次第です。 きょーびの娘がにやにやしながら「レポよろ(意訳)」とか言ってたので、死んでもやりたくないのですが、多分色々と興味深いのでレポートめいたものをします。たぶん。きっと。 詳細次号。 筆名なんにしたの、とか聞いたら、殺すか泣きながら教えるかどっちかです。だから聞くな。 |
七日土曜日/ブンガクとかではないけれど |
「センセイとかではないけれど」 明け方、一度だけ、 空の青が「落ちてくる」のだという。 一度それがどういうことなのか知りたくて、瀬戸内海の小さな島で一晩を過すことにした。 案内してくれたのは、恋人の知り合いだという老いた漁師で、どう紹介されたものだか「センセイ、センセイ」と僕を呼ぶのであった。恋人の勧めで蚊取り線香と寝袋を背負った僕と、煙草をふかす老漁師を乗せ、古びた舟は瀬戸内海を走ったのであった。夕方の空は、少し夕焼けていたのであった。 大きくない、というよりは、はっきりミニチュアのような島だった。無人島なのだという。一目見て納得した。鳥以外の動物が住めるような島ではない。さすがに六畳一間よりは大きいが、まるで盆景のような島だった。老漁師は明日の昼前には迎えに来ると言って帰っていった。遠くに瀬戸大橋が見えた。 途中、空ばかり見ているのに飽きて眠った。 目がさめたのはどうしてだろう。何か予感のようなものがあったのだろうか。ともかく僕は日ののぼる少し前に目を覚ました。身体を起こし、蚊取り線香に火をつけなおす間も、波の音ばかりが聞こえた。声を出してはいけない気がして黙ったまま、いた。 空は明けはじめていた。 ぐるり囲む地平線の、水平線がゆっくりと白くなってゆく。真上を向いた。ずっと黒だと思っていた空は、深い青だった。全方位から侵食する白い夜明けは、天球の青色を、僕の頭上に追いたててゆく。はじめにあった深い青は、とうとう追い詰められて頭上一点に収縮した。 そして、 ある一瞬その青が「落ちてきた」のだ。 青はひょいと僕の中に落っこち、夜は明けきったのであった。 翌昼、迎えの舟の中で老漁師が僕に尋ねる。 「センセイ、何か見えなすったか」 ええまあおかげさまで、とハキのない返事をして、僕は遠くに目をやった。 「ところで、あそこに見える三角形は、ありゃ山ですか、それとも島ですかね」 尋ねた拍子に舟が揺れてしゃっくりがひとつ。たしかに空の青は落ちてきていた。 * 以上、詩の集まりに提出した詩です。 いわゆる「ワークショップ」というやつで、参加者が持ち寄った詩をお互いに批評したり、講師の方から講評してもらう、というような会です。 正直なところ、僕は詩とかあんまりよくわからなくて、今もっていろいろわからないんですが、とりあえず作ってみたものであります。 初参加ということで気を遣っていただいたのか、幾つか意見などをもらえました。 興味深かったのは、いくつか「映画(映像)的」という意見をもらったことです。これは正直に嬉しいなあというか、そういう感じでありました。 あとは、途中「何も言ってない」部分(具体的に言うと後から三番目の連)があるんじゃないか、という意見について、自分では気付かなかったことだったので、なるほど、と。 いわゆる前と後の場つなぎ的というか一息置く、みたいにな感じで書いた部分でありましたゆえ、確かにいらないと言えばいらないのです。 で、そうかと思えばその「間」みたいなものを、もう少し別のところに挟み込んだらまた別の感じなんじゃないか、とか。 とかとか。 多分、こういう会というのは、それぞれにいろんな可能性があることを確認したり、気付いたり、閃いたりするためにあるんじゃないかと思いました。 こりゃ悪くない。 * で、実はこれ、創作でありまして、僕は瀬戸内海の島とか、実際に行ったことはないのです。 空の青が落ちてくる、というのは実際に経験したことはあるんですが。ええ。 案外、これは気付かれたり気付かれなかったりで、色々考えました。 創作だからできることと、創作ではできないこととか、その辺りを。 * その後の打ち上げレポなどしてみたいのですが、それはまた気力があったら、ということでひとつ。 |
八日日曜日/ひがな |
つって昨日書こう書こうと思っていて忘れてたんだけども、昨日、アレです。 とおりがかりでふらあっと立ち寄って、見たんです。 「家庭福祉員の会」の写真展。 「家庭福祉員」というのは耳慣れない言葉で、僕も昨日初めて知ったのですが、つまりどういうことかというと、保育園に入れなかった子供を有志の方が預かってくれる、という制度のようです。 という僕もまだあまりすごくきちっと調べたわけではないので、すごくおおざっぱな言い方でごめんなさい。間違ってたら御免。 で、今回はその家庭福祉員の方が撮られた子供の写真の展示なのですね。 これがまたなんていうか、かわいらしくて、この、なんていうか。 子供っていい! 子供最高! とかそういう気持ちにさせてくれる写真展でありました。 やっぱり写真も何も、被写体への愛なんだな! みたいな! * でも、入場する時に「子供と写真とどっちに興味がおありですか」とか聞かれてうろたえてしまったのは秘密です。 「わたくし実は子供に興味が!(目を光らせて)」とか、言いにくい世の中になりましたのがせつねいですね。目を光らせるのがいかんのですか。そうですか。 まあ、子供好きなんです、とは言いましたが。 * つって昨日の打ち上げのレポはすごく簡潔に箇条書き。 ・隣の人が割とちゃんとマゾの人で、じいっと考え込んでは「こんなことされたい!」とか言ってたのがものすごい面白かった(ちなみに理想の女王様は乙葉ちゃんらしい)。 ・「詩に頂点なんてない!糞だ!」と叫んだ人に、では底辺は、と尋ねたところ「俺の詩だ!」という返事が返ってきて、そこで初めて、この人は泥酔しているのだなあと気付いたりした。 ・女性に対して「北千住の香りがする」というのはやはり誉め言葉ではなかった。 総評して、案外陽気な人が多いんだなあというのが思ったことでした。 つってそれは、ワークショップとかに出てくるような人だから、もともと陽気な素質があるってことなのかもしれませんけど。 |
九日月曜日/北千住のかおり。 |
本日は、北千住ツアー!大はし肉どうふツアー! つって、いきなりジミーカイタル欠席ー!A女史あらかじめ欠席ー! とかなんとか、そういうわけで、きょーびの娘と二人きりで北千住ツアーを敢行してまいりました。 しかし、肉どうふとか実際、うまいですな!美味ですな!滋味ですな! もう一年ぶりくらいに喰らわってきました。肉どうふ。ていうか、アジの南蛮漬けがちょっとスケイルフロムマイオウンアイズでした。 なるほど、ちっちゃいアジでやればいいのか。いつも巨大なアジでやってました我が家。 * つって、きょーびの娘と二人で飲むのなんて初めて、というわけでもないんですが、でもまあ割と珍しいことですので、なんやかやと色々話してました。 特に先日の詩の集まりについての話題は、やはり登場人物を知る(しかも性格の根底に悪意のある)人物でないと盛り上がれない部分などもあり、こう、なんというか、楽しい飲酒でありました。 * でも、向いに座った女子二人連れが、となりに座った見知らぬオッサンに「いいちこ」とかものすごい注がれてる姿とか、見たら、見た瞬間に教えてくれるのがいいと思いました。 二軒目に移動してから教えてくれても面白がれないヨ! 僕の目とかは節穴なんだからその辺察ししてヨ! というか素で見たかった。 * 先日、web上の記録に残らない領域で発足した、海の泡のような現象があります。 それは歴史に残らず、人と人の隙間を縫い、はじけて消える電子の火花の中でのみ存在する倶楽部。 その名を、「放課後塗絵倶楽部」もしくは「放課後☆ぬりえくらぶ」(おこのみでお好きな呼称をどうぞ)と申します。 活動内容は、持ち寄った線画をただ塗りあうという、非生産的なんだか生産的なんだか判らぬ倶楽部です。むしろ部活動。早速入部してきました。構成員は秘密。 しかし、人の書いた絵に色を塗るのはなかなか楽しいです。さらに、描いたけど色とか塗るのめんどくさーいなあー、みたいなものを塗っていただけるのが一石二鳥。 なんつってこんな邪なわたくしは除名される日も遠くございませんか。うわーん。でも楽しいよーう。 ただ、忙しくてなかなか時間を割けないのが残念至極。 再来週になれば!再来週になればー! * さらに先日、熱に浮かされたような調子で「代理日記!代理日記!」などと焦点の定まらぬ眼でモニターを眺めていたわたくしですが、ちょっと面白い感じの展開になってまいりました。 具体的に言うと、「本末転倒」とでも言うべき感じなのですが、乞う御期待であります。 というよりも素で僕ってばパラノイアなのかもしれない。 |
十日火曜日/さようなら二十世紀。さようなら肉。 |
今日で吉野家の牛丼が終わるそうです。 というニュースを昨日見ていまして、そのときは別に食べたいともなんとも思わなかったんですが、バイト先の社長が「カレー丼はあまりおいしくない」という風なことを言っていて、それを聞いたらなんだか唐突に牛丼が食べたくなったので、帰りがけにゴー。 てゆーかめちゃくちゃ混んでるんです。まさに客がびっしり。子供の歯と同じくらいびっしりカウンターに客がおられまして、もうそれにびっくりしたっていうかさらに中では店員が七人フル回転、というのがまたもう驚いたの驚かないの。 おまえらな、BSEぐらいで普段来ない吉野家なんかきてるんじゃねえぞ、とかなんとかブツブツ呟いている人もいなかったりいたりで。 なんとなく、消費税が上がる前に買い溜めツアーとか、そういうのに似てました。印象が。 でも、ひとつの時代が終わるような実感はなくて(単に、そのうち再開されるだろう、とか思ってるからだけれども)、でも、もし万が一これから先の日本で牛丼が鯨料理のような位置に追いやられるとしたら、まあ、なんというか、今日こうやって感慨がなかったことに感慨を覚えるのだろうなあ、などと考えてみたりしました。複雑。 ともかく流行に乗って、食べてきました牛丼。 うまかった。うしまけた(どうだうまいこと言ったろう、といわんばかりの得意げなツラで)。 * 先日の日記に補足。 「性格の根底に悪意がある」というのはもちろん誉め言葉です。 九死に一生スペシャルを見ながら「ぜってー死んだ、アハハハ」と笑えるゆかり先生のような人のことです。 悪意の「く」をとると愛。 * 代理殺人、つうのはまあ、意味は判る。 要するに殺し屋とかなんとか、アレな訳です。 交換殺人、つうのもまあ、やったことがあるとかないとかは別にして、意味は判る。 お互いに殺したい相手を取替えっこして、動機の出所をわかりにくくするってことだと思います。 でもそれが組み合わさって、交換代理殺人とか、代理交換殺人とかってなるとその意味を正確に把握することが出来る人間がはたして、何人くらいいるものでありましょうか。 僕がこれからしようとしているのは、そういう類のことです。 これは、僕が歩き出す物語だ。青春から大人へ、という意味で…。(スティール・ボール・ラン風に) |
十一日水曜日/タビックス ア ゴーゴー |
一語100%、ダイナミックエントリー中。 * 先日、わたくしのところの母とかが買うてきました「足の指が一本一本つくられている靴下」をちょいと失敬して、というかくすねてはいております。 しかし、これがまた面白えー!というか、なんというか面妖な心持です。 足元に目をやるとなんだか笑いがこみ上げてきます。この気持ちをどう表現してよいものやら判らないんですが、具体的に言うと、なんかマヌケなんです。 こう、猿が白い手袋つけてるみたいな。 なんというんだろう。 不器用な手が手袋をはめている、というのはなんだかおかしみがこみ上げてきます。つってこれ足なんだけど。でもなんかおかしい。 * あとそうそう。いつも言おう言おうと思って忘れるんだけど、ジャンプの「銀魂」はなかなか面白いと思います。 なんというか、この、いつも言おうと思って忘れるんだけどきっちり面白い、という位置がなにより面白いと思う。あと、同じ位置で「ごっちゃんです」も面白いし、考えてみるとジャンプって割と面白い漫画増えてるのかも。面白い漫画が増えてるというか、方向性が違う漫画が増えたというか。 割と間口が広い感じ。 * こいがしたい と こしがいたい は にている と いうかいちじちがい * 「…なんですか、今の」 「詩?」 「そんなばかな」 「あいだみつを風だよ」 「黙れ黙れー、ファッキン!」 |
十二日木曜日/交換代理日記 |
ザルデシュト2を御訪問の皆様、はじめまして! 『MHR+』管理人の神津まひろと申します。 この度は縁あって、こちらの管理人様であるヲベロンさんと、相互代理日記を企画実行することになりました。 実質交換日記と言っても良い気がしますが、あくまで第三者であるところの皆様に見て頂くことが目的であり、交換日記という単語に本来含まれるべき甘酸っぱい要素は微塵もなく、ただそこにあるのは「あー。誰か代わりに日記書いてくんないかなー」という自堕落な精神のみであります。 そう、つまり相互代理日記とは、代理日記を強行しようとするあまりその本意を見失った、典型的「手段と目的取り違えちゃってる」企画なのです! さあ、それはさておき、早速今回のお題の発表です。 無題では書きにくかろうということで、お互いのサイトに共通するようなテーマを設けました。 題して『わたしとラブコメ』。 こんな直球で意外と奥が深そうなテーマを選ぶなんて、ますます本末転倒首締め上等!といった感じですが、しばしの間お付き合い頂けましたら幸いです。 『わたしとラブコメ』 まず、ラブコメの定義ですが……これは難しいですね。 あまり知識のない分際であれこれ蘊蓄たれるのもどうかと思うので、あくまで個人的見解と言うことで。 ラブコメというと私は、主人公とその他不定数の人物達がくっついたりはなれたりくっつきそうでくっつかなかったりイチャイチャヤキモキする恋愛作品のことを連想します。 『ラブコメ』と言うくらいですから、主体はやはりラブなのでしょう。 しかし互いを想う者達が結ばれてハッピーエンドになったり、悲しい別れのバッドエンドになったりするだけでは、ラブコメとは言えません。 それは、ラブストーリーの域だと思うのです。 ということは、ラブコメをラブコメたらしめているのは、コメの部分だということになります。 コメとは、コメディのことです。 この場合のコメディとは、作品を見てる人が思わずクスリと笑えるような遊びのある、または余裕のあるものを指すのだと思います。 だから別に笑いだけが全てなのではなく、時には切なくなったりすることも、充分ラブコメの範疇なのです。 こう考えてみると、ラブコメとは意外に広義であるのだなあと。 かと言って、受けを狙ってそれに傾倒した作品は、私の理想とするラブコメではありません。 なぜならラブコメの真髄は、あくまでもラブだからです。 私たちは、作品の主人公達のラブに絡んだとんでもない行動や勘違い、すれ違い等々に萌えたり笑ったり切なくなったりするわけですが、作品に出てくる当事者達は自分の心のモヤモヤでいっぱいいっぱいで、読み手の受けなんて考えている余裕はありません。 創られたものである以上、作り手の作為というのは確かに存在しますが、基本的には登場人物達はみな真面目でなければ面白くはないし、ラブコメとも言えないと思うのです。 これは細かいことのように思えますが、実は重要だと信じたい。 何に真面目かと言えば、それは勿論ラブに対してです。 普段、私たちは大体、愛に関して鈍感です。 鈍感というよりも、意識しない。 けれども何かのきっかけで、そういう感情に気付いてしまうとき、もしくは向かい合わなければならなくなった時。 それこそが、ラブコメの生まれる瞬間なのだと思います。 甘酸っぱい喜び、必要以上にナイーブになる心、それは今まで知ることの無かった新しい自分の発見でもあります。 普段クールなキャラが見せるお茶目な一面だとか、逆に、普段おちゃらけたキャラが見せる真面目な一面とか。 それらを私たちは「萌え」と称される、言葉通り萌え立つような甘酸っぱい好意を以て受け取るわけです。 その時感じるトキメキこそが、ラブコメにおいて最も重要な要素だと思います。 ではそれさえあれば、どんな作品もラブコメと言えるのか。 言える、と私は言いたい。 でもそれだと、最初に述べたラブストーリーとの境目が曖昧になるという矛盾が出てきてしまいます。 そこで訂正です。 ラブコメとは、ラブストーリーの中の一分野、あるいは一要素、もっと言ってしまえば一時的状態であると。 言葉にしてみると当たり前な響きですが……。 しかしこうして改めて位置づけてみると、それはそれで新鮮な気がします。 私は今自サイトで、NARUTOのネジとヒナタの駄小説を書き散らかしていますが、今まで意識していなかったのですが、それも立派なラブコメなのだと気付きました。 ラブコメは素敵です。平和を感じます。 今回こうしてラブコメ論を展開したことは、これからの自分の創作活動において有益であったと思います。 「やって良かった、代理日記!」 というわけで、当初やる気満々だったネジヒナ論まで及ばなかったのが残念無念ですが、あまり長々と続けてもと思うので、今回はこれにてお開きとさせて頂きます。 好き勝手講じましたが、最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました! |
十三日金曜日/いってきまあす |
昨日の交換代理日記をお願いしたまひろさんのラブコメ論がとても興味深かったです。 おりしも僕が現在ラブコメ企画に参加していることもあり、色々と思うところがありました。 やっぱり世界は愛でまわっておるのだなあ、とか、そういう感じで。ええ。 やー、しかしそれにしてもまひろさん、どうもこんなキチガイのような代理更新につきあっていただいてありがとうございました。 いつか恩返しします押忍。 * そして、まだ全部読めていないのだけれど、一語100%で、正直あたくしではかないません!みたいなステキラブコメをいくつか発見したのでレビュー。 (各作品への直リンクは貼ってありませんので、あちらの更新フォームからどうぞ!) まずはなんといっても作品ナンバー13番の長文書きの日記さん。さわやかというか、まったくもって素敵。 10日のログの話とか、マジ最高。いっぺんにファンです。うわー。 それから作品ナンバー43のbidaさん。「宇宙の外にふたりきり」。なんというか、終わりの数行がとても心地よいです。すごくポップ。こういうラブコメもあるんだ!みたいな感じで素敵でした。タイトルも好き。 あとは作品ナンバー6のダダさんの「夕焼け色の高台で」も、ありきたりから一歩踏み出したオシャレ感が僕とても好きです。かわいい。 つーてもしかし、どのラブコメもすごい素敵だなあ。 ラブコメを機に誰かと仲良く慣れたりしたらすごく素敵だと思いました。 そういうわけでどうよ!垂流館の人だけでなく、あなたやあなたも!どうよ! バレンタイン暇なら!ぜひ! * さて。 わたくし常々、スキーというスポーツのどこが面白いかわからずにおりました。 あんなの高いところに上って降りるだけじゃん、と。 あまつさえ、どうせ降りるなら登るなよ、とか思っておりました。 ですが。 ですが。 なんだろうこの湧き上がる気持ち。 た、た、楽しみだ!高いところ上りたい!登りまくり降りまくってみたい! というわけでスキーに行ってきます!日曜帰宅予定。エヘヘ。楽しみだ楽しみだー! * 「ちゅーわけでこんばんはー!上野桜カモメでーす!みなさん元気してた? ファミコンばっかやってない?もしかして厄年?来年のお正月休みはまだまだずうっと先だゾ! つって、わたし?ばかな!厄年の筈ないじゃんよ、もー! つって、いくつになったのかって? いやん、もう、レディに年を聞くなんて野暮野暮野暮ー! 永遠のピーターパンなんだから年なんてとらねーの!卒業もしねーの!相原勇なの! で、さてさてさて。 突然なんですがヲベロンさんがバレンタインに雪山へ行くとのことで、上野桜ちょっと考えてみました。 若者が雪山で遭遇するものといえば雪ん子怪獣ウー!赤カブト!ピアース・ブロスナン!織田裕二(ホワイトアウト)!でっかい安藤さん(刃牙)! そして新しい恋! トーストくわえて滑り降りてくるスキーヤー(ドジっ子)と壮絶な正面衝突! …をしたあげく、ぶつかった拍子に壮絶なキス! いわゆる鉄板に銃弾があたったような音がしてわたしとあなたの恋が始まるの! いわゆるズキュゥゥゥゥゥゥン!波紋が通った!くそったれの唇に、波紋がブチ流れた音がしたぜッ! って、そんなわけねー! ばかか!ばかなのか!そろいもそろってIQ40以下なのか! バレンタインの毒がじわじわとわたし上野桜の脳をも蝕んでおります。 っちゅーわけでバレンタインもインターネットのオメーラにチョコ風味だ! うけとれ!とどけ!うけとってくだされ!わたしの思い!カカオ色の波紋疾走! …。 これ実際よく考えるとさみしいなとか言うなコノヤロ! * ついでに、こっちもバレンタイン用にどうにかしようと思ってたんだけど色塗るの大変そうで挫折した一枚。せっかくだからというか、今アップしないと永遠にお蔵入りだなと思うので軽くアップ。 ミヤコさんとスズイチくんを後から見守る路瑠さんです。 路瑠さんかわいい。 よかったら「ほうかご☆どきどきぬりえ倶楽部」の供物にでもしてください。DLフリー。 |
十四日土曜日/直滑降の巣の下で |
つーわけで昨日の晩から夜行のバスで、斑尾スキー場に行ってました。 総勢12人の大所帯です。 当初は部屋割りなどに軽く心配を抱いていたのですが、行ってみると予定より一部屋多く確保されていて、男女の棲み分けもできるし人数もばらけるしでベネ。 * で、ゲレンデに行ってみたらばこれがまたスゲーよい天気でした。 たまらぬ。 雪山初体験の人などにそれなりに教えつつ、適当に夕方まで滑って終了。 少しすべり足りない気もしましたが、まあ、別にスキー部の合宿というわけではないのでまあこれはこれで。 とりあえず一番印象に残ったのは、幾ら晴れてるからって昼食を屋外で食べちゃいかんということでしょうか。 雪山なめてるとスキー鬼が来て、さらっていかれます。 ていうか寒かった。スプーン持つ手が震えた。 * で、夜は無理言って持って来てもらった「カタンの開拓者」で熱い戦いを繰り広げたりしてました。 カタン面白い。やばい。あとアルゴもやばい。対人戦ってアホほど燃えます。 アルゴ、もう一回やりたいなあ。 * でもって明日も滑るので二時かそこらには解散・就寝。 大人の選択です。大人の選択というかもはや若者ではない人が多数ゆえの必然。 徹夜で運動とか無理です、みたいな。 |
十五日日曜日/ダブルインパクション |
で、本日は関東から来ている数人が、帰りのバスの都合で先に帰るので切ない感じでありました。 しかし、せっかく来たんだし、とばかり急遽スノーボード部を結成してスノボなども。 ギリギリまで滑って、どうにかバスの時間に間に合って帰宅。 * バスの時間ギリギリに間に合わせるために宿へ急いでいたら、凍った路面で両手に荷物持った状態で仰向けに倒れました。 氷の上で受身も取れず後頭部強打。 なんかくびがいたいです。 * で、頭スゲー打って、ぴょこんと、この二日僕がしていたことの中に幸福から遠ざかる行為があったことに気付きました。 別にもはや脳内で解決済みなのでこれはそれほど愚痴とかじゃないのですが、つまりなんというか。 端的に言うと、ちょっとした大人数でしたゆえうまく統率がとれなくて、初日の出発とかも、出発時間とかが割とグダグダになってしまってたのです。 で、こういう様子じゃいかんなあ、などと思いつつ色々面倒で黙っていたのですが、二日目の朝になって、どういうわけか口を出してしまったのですね。口を出すならもっと早めに口を出せばいいのに、と今となっては思いますが、ええ。途中から仕切り始めてもうまくいくわきゃないのです。あたりまえです。 なのに挙句自分で行動しておいて、あまりのうまくいかなさに自分で苛々する始末。 いけません。 こういう時に口を出すのは本来、「早く行動したい」という自分の私欲のためなのだから、皆がゴタゴタしてバスの時間も二回乗り過ごしている時に一人だけゲーセンでゲームやりはじめた結果仕度が一番遅くなったような人がいたって心が折れたりしていてはいけないと思う訳です。 たかだかその程度のことで心が折れて何もする気にならなくなってしまったのは、多分「みんなのため」とか思ってたせいなんだなあ、と道路で頭打って気付きました。 実際僕だって最初は、頭から仕切り出すと無責任に全部仕事を被せられそうだとか思っていたわけで、ここはひとつ幹事にまかせてもなんとかなるだろう、みたいな良くない思考があったのに、二日目になって突然「みんなのために」とかそういう錦の御旗が脳内から湧いてしまったこと自体、ちょっと自身に疑いを持つべきだったのだと思うんです。 せめてそこは、幹事がやたら大変そうだから手伝うべえ、程度にしておくべきだったのです。「みんな」という対象は僕の身の丈を超えている感じ。 だから、なんか勝手している人を見てしまった時点で気持ちがげんなりしたんですね。それは僕が身の丈を超えたことをしていたからなのです。たぶん。きっと。ほんとうに立派な人はその程度のことでは揺るがないに違いない。 僕は、立派な人ではないのだから、基本的には私欲のために行動すべきで、そんな僕が私欲を超えた部分で何かするとすれば、それは余剰したエネルギーでするべきで、実際今のところ何をするにしても僕のエネルギーの原動力は「感謝」とか「愛」とか「友情」とかそういうものなので、それでカバーできる人とかものというのは限られていて当たり前なのです。 カバーできないものに対してやさしくする能力がないのなら、「無・理」という判断をもっと冷静にすべきなんです。 結局ひとりでジタバタして勝手に疲れるってのは、どうにも無駄が多すぎる感じ。エネルギーが無駄に空中に散って非生産的です。いくない。なによりもまず、身の丈に合ってない。 もっと立派な人になりたい。 もしくはもっと冷静な判断力を持った人間になりたい。 * 「僕が僕だけの幸福のために行動した結果の副産物が、他人にとって恩恵を与える」というのが僕のような中途半端に我欲のある人間にとっては一番素敵な形態のように思います。 そういう意味では、今のスタンスでもって小説を書くのはかなりそれに見合っている感じ。 副産物が人の役に立つというのは、キャパシティの少ない僕にとって一つの完成形です。 * あ。 誤解されると切ないから言っておきますけど、スゲー楽しかったですよ。スキー。 ぜひまた行きたいものです。 |