葉っぱの色は鉱物の色いつか笑顔で教えてくれた

 

もう二度と謝らないで 陽炎の群がる日々をしずめておりぬ

 

世界という庭にときどき咲く花を恋と呼ぶなら恋かもしれない

 

草叢の向こうで駆けていた迷子伸び来る影が爪の先まで

 

君の声・髪・指・仕草 吾(あ)の中で音楽となり響きだすもの

<< back | index | next >>


Photograph by Emi Komagata

Tanka by Yukinori Ikeda, Rin Ekuni, Rie Satoh, Masami Sawamura, Akemi Nakamura, respectively.