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玉様のアイディア
オーナーちっきーの個人的欲望を集結させた、夢の何でも屋。店長は”玉様”と呼ばれる謎のご老体。1日中はたきで商品のほこりを払う。

すばらしき80's - それはアイディアとパワーが全てを制した、魅惑の時代

cover 80年代の玉様、いや王様といえば私の中ではこの Duran Duran をおいて他にはありません。”ブリティッシュ・インヴェイジョン(英国の侵略)”とアメリカをおののかせたのは、このDuran2 を始めとする、「ニュー・ロマンティックス」の面々。フリフリのブラウスに中性的な美青年達(昔は・・・ネ)がMTVを味方につけ、次々とセンセーショナル、かつお金のかかったビデオを世に打ち出して話題をかっさらっていました。
最初は5人組としてデビューをしましたが、このアルバム「DECADE」の頃には2人が脱退し、すでに3人になっています。
ヴォーカルの Simon Le Bon (ジャケット右端)の奥様はスーパーモデルのはしり、Yasmin Le Bon。ベースの John Taylor (ジャケット左端)はバンドきってのハンサム君でしたが、Brother Beyond の Nathan の元カノ、Amanda と結婚。キーボードの Nick Rhodes (ジャケット中央)の奥様も米国人モデル Julie Ann Freedman。その後離婚しています。

とかくルックスばかりが取りざたされ、またそのルックスゆえに注目された彼らですが、名作も数々残しています。このアルバムは初期の彼らの作品が多く収められていますが、何と言っても"Save a Prayer"が泣かせます。
街角で出会った男女の一夜の恋を描いた作品ですが、「みんなは一夜の戯れと言うけれど、僕らにとっては楽園そのものなんだ」と、いう大人にしか判らない世界を切ないメロディで歌い上げていて、いつ聞いてもジーンとくるものが・・・。
そして彼らはスターの証とも言える、007シリーズ第14作「美しき獲物たち」の主題歌も手掛けており、PVではグレイス・ジョーンズ(半端でない長身の黒人女性。顔は怖いが今で言うスーパーモデル。当時はトップモデルと呼ばれていました)が暴れまわっています。

しばらく3人で頑張ってきましたが、今年オリジナルメンバー5人での再結成!現在ニュー・アルバムを録音中との事です。


cover この人と将来結婚するかな、と思っていましたがそれはどうやら私の勘違いだったようです。私をそんな中学生にしたのは、Dr.Robert 率いる The Blow Monkeys です。
このアルバム「She Was Only a Grocer's Daughter(彼女はただの食料品屋の娘)」は当時イギリスの首相だったマーガレット・サッチャー女史を指したもの。ただの・・・といってるあたりからも察せられるかもしれませんが、このアルバムには特にこのサッチャー政権を痛烈に批判した(だけどめちゃくちゃダンサブルでカッコいい)曲"Day after you"が収められています。
バンド名の Blow Monkeys とは、Dr.Robert(ジャケの人)が住んでいたこともあるオーストラリアの先住民族から名づけられています。

大御所カーティス・メイフィールドとの共演、シングルのUSチャートヒットなど華々しい時代がありましたが、その後解散。ヴォーカルの Dr.Robert はソロとして作品を発表し続けてしますが、現在の作品はこのアルバムの頃とはまったく違った、アコースティックな路線。
この人の魅力は何と言ってもその声・・・セクシーというよりも、もはやいやらしい感じでウブな中学生当時は両親の前では飛ばさざるを得ない曲も幾つか・・・。"Out with her"などは大音量で聞くべきではないかもしれません。

・・・今は全然へ・イ・キ♪


cover そして彼らも忘れるわけにはいきません。これが最初で最後のアルバムとなったしまった Johnny Hates Jazz 。メンバーの知り合いに Johnny という男性がいて、彼は大のジャズ嫌い。これを言葉として発すると何だかゴロがいい・・・という事で決められたバンド名。
メンバーはヴォーカルの Clark Datcheler (ジャケット最前)、ベースの Calvin Hayz (右後ろで座ってる)、ギターの Mike Nocito (残った人)の3人。クラークがソングライティングをほぼ全て手掛けているせいか態度も一番デカく、デビュー当初からあんまりうまくいってる雰囲気は無かったような気が・・・。

そんな態度のデカい(もう決めつけてる)クラークでしたが、ソングライティングの腕は一流で、特にこのアルバム「Turn back the clock」に収録された"Shattered Dreams"は80年代の名曲の一つに数えられると思います。何故かコンピレーションアルバムに収録される事は無いようですが、その方が良い。この曲が好きな人なら一生このアルバムを持ちつづけているだろうし、覚えている人は覚えている。それでいい気がするのです。
現在はオランダ人のTVタレントと結婚して、オランダに住んでいるらしいクラーク。ソロアルバムを出していた時期もありましたが、今は音沙汰ありません。



そしてこんな素晴らしき面々も・・・
cover
911 - There It Is

この人達は80年代ではなく、90年代の英国産バンドなのですが、このアルバムには70、80年代の主にディスコカバーが満載!オリジナルは古くさ過ぎてちょっと・・・という人にはかなりお薦めの1枚。リック・アストリーなんてついこの間だと思っていたのに・・・ここでカバーされちゃっています。 特にビージーズの "More than a woman"は秀逸の出来と思われます。他に私が好きなのは"Little bit more"。オリジナルは誰が歌っているのか覚えてませんが、聞いた事のある馴染みやすい1曲です。

・・・ただしこのアルバム、国内盤は多分もう廃盤です。
何故かAmazon.co.jpにはまだリンクが残っていますが、新品で手に入る事はもう無いと思います。気になる方は、中古屋さんで探すか、輸入盤でチェックしてみてくださいね。
cover
Jason Donovan - The Best

出ました!これぞティーンエイジャーの恋人。当時は好きでした〜。オーストラリアのドラマ"Neighbours"で、最近奇跡の復活を果たした Kylie Minogue の恋人役を務めていました。先にカイリーが英国に渡りデビューした後、このジェイソンも英国でデビュー。白いシャツに洗いざらしのジーンズが当時彼のトレードマークでした。ですから吉田栄作を初めて見た時、彼はジェイソンをパクったのかと・・・。
気になる曲調はカイリーと同じくポップス路線。日本で知られるビッグヒットはないものの、英国内ではNo1を獲得した曲もある多い気楽に楽しめる1枚です。
私生活でもカイリーと付き合っていたようですが、別離後ドラッグ中毒に・・・。最近は結婚して子供も生まれたようで、地元オーストラリアのTVに出たりしているようです。

時の流れを感じざるを得ないのは、今やジャケット写真の半分ほどと思われる毛髪・・・。

ああ〜、ジェイソ〜ン!
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Spandau Ballet - GOLD

Duran2 と同じく「ニューロマ」路線で活躍していたのがこの Spandau Ballet です。世界中で大ヒットを記録した
"True"は、きっと一度は耳にした事があると思います。ゲイリーとマーティンというケンプ兄弟が中心となっていたバンドですが、他の面々と同じく解散と相成ります。

バンド解散後、マーティン・ケンプは英国の「渡る世間は鬼ばかり」とも言えそうな長寿ドラマ「East Enders」で活躍。
グループ解散・ドラマ出演、というあたり少年隊のカッちゃん(解散してないけど)を思わせますが、実際の風貌はニコラス・ケイジに近いようです。

兄のゲイリーはどうしているのか知りませんが、彼の元妻は現在女優&デザイナーでジュード・ロウ夫人のセイディ・フロスト。ゲイリーと出会った当時は、スパンダウバレエの1グルーピーに過ぎなかったようですが、ゲイリーとの間に生まれた子供は、現在ジュードの子供として育っているそうです。


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