メイド日記


「くすん。くすん」

「どうしたの、めろんちゃん、なんで泣いてるの?」

「ルー・テーズが、ルー・テーズが死んじゃったの」

「……て、鉄人も死ぬんだね」

「うん」


「あーあ、なんかいいことないかなあ」

「マニカパーッ!」

「だ、誰?」

「幸せの精!だよ!サックインターネット!」


「アイイイーガーアー」

「お、イウォークの真似か。なかなか似ておるな」

「チャク!チャグチャ ギ!」

「あたしレイア姫の役とっぴーっ!」

「なら、わしは是非ジャバザハットの役をやらせていただきたい」

「…先生、その格好でハットがやりたいなんて、少々無理があるんじゃござんせんか」

「クリリンがヤムチャの役をやりたいというようなものアル」

「まあまあ。そんなことは置いておいて。めろん閣下、是非この首輪と鎖と異様に少ない布地の服を」

「…」

「身に付けていただけませんか。さあ、生着替え、ここで、さあ」

「やれ、こげぱん」

「アイイイーガーアー!」

「ぎゃあーっ」

「でもさあ、スターウォーズって吹き替えの方が面白いよねー」

「うかつにそういうことを言うと、干されますよ。ヲベロンに」

「ぎゃーあーっ、死ぬ、スピーダーバイクに網を投げつけられて死ぬーっ」


「さて」

「裏切り者の裁判を始めようかしら?」

「…ボク、ですか」

「とぼけても無駄ネ。お前がこっそり銀天盤の仕事をしたことは、皆知ってるアル」

「ロクマンヒット!ロクマンヒット!」

「つーかさ、つーかさ、付き合いの深さから言ったら、あそこにいるべきはあたしじゃないのっ?」

「あー。めろん閣下、あちらの企画出身でしたな」

「確かに多津丘もすこし薄情アルな。忘れたい過去とはいえ、少しひどいアル」

「ちょっとあんた今、なんて言った。何て言ったーっ!」

「で。ボク娘さんの話ですが」

「見逃してようー。ちょっとしたボランティアのつもりだったんだよう。チョボラだよう」

「いいんだよもうそんなこと、それよりそこのポニーテール!あんた今なんて、」

「物真似したら許してやるというのはどうか」

「あら。いいですねそれ」

「あー、うやー」

「バカモノ。そんなに両手を振り回したらベッドの脇にいる人に当たるじゃないかッ」

「かっ…ぺッ(怒)」

「ウワ!ツバガ トンデキタ!」

「ふんちゃけー、ふんちゃけー♪」

「…かまとおばあちゃん(120歳)の真似…」

「なるほど」

「悔しいけど、似てるわ…」


「ははーん。そう来たかあー」

「今度はねえ、ちゃんと報酬もらったよ。多津丘さん貧乏だからって、飴。ほら」

「捨てろ、そんな飴」

「でもさあ、ヲベロンだって出てるじゃんか。あっちの方が問題じゃないの?」

「んなこたぁどうでもいいのよ。あいつ、どうしてもあたしを出演させない気ねーっ」

「ゴシュジン!ソンナニ デタイカ?」

「この企画、後日になったらまったく意味が判らない企画になる気配アルな」

「まあ、気にするな。毎日更新とはそういうものだ」

「ワタクシ、思うんでございますが、銀天盤のお客さんの何割がこちらをみてるんでしょ」

「いいか、そういうのは、気にしたら負けだ」

「そういうもんでござんすか」

「そうだ。負けだ」

「せめてこっちで、銀天盤トップページのミラーでも残しておくとか」

「ノー。それじゃ負けだ」


「あれ?」

「なんで今日は私たち、顔がないのかしら」

「アレよアレ。銀天盤へのあてつけに、向こうの形式を真似してやろってことよ。ね、ヒラサカ」

「ヒラサカって誰アルか」

「ああ、ええとポニーテールさんは誰だか判るとして、最初に<あれ?>って発言したのはどなた?」

「ワタクシじゃござんせんよ」

「なんだよーっ!せっかくあっちのキャラパクってみたのに、あっさり流すなよーっ」

「私、真っ暗なところ苦手アルよ」

「いや、ここはべつに暗いからこうだというわけではなくてだな」

「オレサマモ クライトコロ ニガテ!」

「だから、<あれ?>って発言したの誰なんですか」

「僕じゃないですよ」

「あっ、ヲベロン。ひさしぶりー」

「あ、おひさしぶりです。…ってあなた誰ですか」

「だから声で理解してよっ」

「無茶言わないでくださいよ。ええと、ちょっと待ってください。整理して思い出すから」

「暗い!怖い!ああっ、息が詰まるアル!こんな企画早く終わらすヨロシ!」

「二番目に発言したのが、おねえさんですよね」

「オレサマモ カエリタイ!イエデ ゴハン タベタイ!」

「少し黙れ、この畜生」

「ワタクシ、停電なんてもう何年ぶりでござんしょか」

「だから停電とかじゃないんだってー」

「で、めろんちゃん、ポニーテール、おねえさん、メイド、めろんちゃん、ええとそれから…僕に話し掛けたの、誰?」

「ボク娘さん、ひょっとして二人いたりしないかしら?」

「めろんちゃんも、二人くらいいたりしない?」

「バカな!あたしが二人もいるわけないでしょーっ!」

「おーい、ボク娘ーっ」

「じゃーん、私が新キャラ、関西弁やでえーっ」

「うわあ」

「なーんて言ってみちったりしてー。えへー」

「だから誰なんですかあなた」

「ごめんごめん、ボク娘でした。たまにはちょっと場を混乱させて見るのもいいかな、とか思って」

「殴れ」

「あーっ、痛だっ痛痛痛!」

「ところで多津丘〆葉!いい加減日記更新しないと、キンタマ、食いちぎってやるぜ、メーン!」

「あっ、幸せの精…!」

「ワタクシ、幸せの精、初めて拝見致しました。これでワタクシも幸せになれるんでございましょか」

「無理!だよ!ファッキン!」

次ログ

トップへ