10月後半分メイド日記。
「…ですから、そのようにですね」
「にゃるほど。それは興味深い問題にて候」
「ひとつよろしくお願いしますよ。ね」
「ふむ。大船に乗った心持で待つが吉也」
「あ、ヲベロン、お前記憶喪失の設定のこと違うアルか」
「しかも何?猫又と密談?」
「陰謀の香りがぷんぷんしますね」
「俺…知ってるぜ…。でも…言わない…」
「んだなや。言わねえのす」
「…」
「何を隠しておるのだろうな」
「そのうち判るんじゃん?」
「芸術の秋と申しますけれど、皆様においてはいかがお過ごしですか」
「わしは、毎晩エロ動画を落としまくってウハウハの日々であるよ」
「本日のメイド日記、なんとなくげきなよ風味です。懐かしいですね」
「今日は良い知らせと悪い知らせがひとつづつあるのだな」
「では悪い知らせから聞きましょう」
「メイド日記、今日で最終回だ」
「…はい?」
「では次に良い知らせを」
「さっきのは、うそだ」
「…恥ずかしげもなく、よくも」
「たた、たいへんだーっ!見て!見て!見て見てっつうか見ろーっ!」
「一大事、一大事のことアル!アイヤー!」
「どうしましたか」
「うるさーい!いいから見ろ見ろー!」
「何を?」
「ここ!リンクコーナー!」
「…ぶっ」
「あらまあ」
「めろん閣下!わしは、わしはどうしたら!」
「シッタ・ファッキン・ドンウォーリー、先生!オロオロしちゃダメ!ここはでーんと構えて!」
「でーん」
「…でも、お二人とも、どうやって発見したんですか?」
「んー。あたしもポニーテールもヲベロンのやつも、アクセス解析とかよくわかんないから、検索エンジンに片っ端からここのサイト名打ち込んでー」
「このサイトにリンクしてくれてるページを探してたアルね」
「なかなかないのよ!このサイトにリンク貼ってくれる人なんて!華やかに見えて、このサイト、案外地味なんだから!」
「ここが…華やか…なんて冗談を言うのは…どの口だ…糞…」
「バナナ、あんた黙んないとへし折ってやるわよーっ」
「まあ、ともかく。しかし、面白い、なんて言われるとは思ってもみませんでした。ずいぶん嬉しいものですね」
「一時はどうしようかと思ったけどねっ」
「杉宮太子さんも、一言声をかけてくださればよかったのに」
「ともあれ、けしかりません、だとかって怒られなくて、ようござんした」
「私たち、これからも頑張るのことアル!」
「さて、じゃあ次回、最終回!<メイド日記ファイナル!暁にメイド死す!>お楽しみにー!」
「……」
「バイバーイ!」
「…えっ?」
「アイヤー、白い!これはどうしたことアルか!」
「18500ヒット記念にレイアウトを変更してみたらしいですよ」
「18500…って何か、キリのよい数字のことか?」
「いえ、全然」
「ヲベロンも頭悪いネ!20000HITするまで待てばよかったアル!」
「まあ…あの人も意外と出し惜しみの出来ない人ですから」
「しかし随分、白いな」
「文句言わないでくださいよ。新レイアウト。結構綺麗じゃないですか。自画自賛ですけど」
「うむ。今度のテーマは自画自賛なのだな」
「そこは、ほうっておけ」
「で、今日は本当に最終回のことアルか?」
「…さあ?」
「はあ、はあ、間に合ったー」
「どっとはらい」
「んだなす。まったくもってそのとおりだなす」
「?…??」
「めろん殿、残念なれど貴殿は少々遅かりし也」
「はあ?」
「あ、めろん閣下、残念でしたな。前回でメイド日記は終わってしまったようであります」
「あんたバカァ?」
「おっ、似てる似てる」
「うるせーっ!」
「痛だッ」
「ばか!メイド日記なんてどうでもいいのよ!そんなことよりボブ・サップ!」
「?」
「今日の徹子の部屋にボブ・サップが出てるって噂が!噂が!」
「今度の対戦相手は料理に例えると合鴨のじぶ煮!だよ!ゲボハハハ!ダーイ!」
「お、金沢地方の郷土料理でござんすね。さすがサップさん、日本通」
「…の、のおーっ!だ、騙されたったら騙されたーっ!ガセだ!ガセじゃんかーっ!」
「嘘に決まってるじゃないですか」
「ちきしょーっ!」
「ザルデュシュト2にお越しの皆様、ごきげんよう。本日もメイド日記の時間がやってまいりました」
「…」
「あら、続くんでございますか」
「メイド日記は最終回して、今度はメイド曰記だ!とか言おうかと思ったんだが、寒いんで止めた!」
「…はあ」
「やっぱりとかゆーな!」
「いえ、申しておりませんが」
「や、あのですね止むに止まれぬ事情があったんです」
「これはヲベロン、久しき。して、事情とはいかに」
「ええ。今から呼びますね。キル沢小町さんです。あ、小町さんどうぞ」
「え、えと、こんにちは。連吹時間から来ました。キル沢です。よ、よろしく」
「オマエ 私たち シマ 荒らす、ヨクナイのことネ。私たち
シマ 荒らすやつ、オール・キル ネ、オーケー?」
「急にカタコトになったりしないでくださいよ、あと、めろんさんも威嚇、ダメ!」
「しゃー」
「やあお嬢さん、既婚ですか未婚ですか。そしてご趣味は」
「み、みみみみ未婚です。あ、あと趣味は、あの、その、昆虫採集で」
「よいご趣味ですな」
「は、はははい!む、虫のことなら何でも聞いてください!ヒメハナカミキリの平均体長は約五ミリ!」
「ともあれ、よくお越しくださいました。遠いところからはるばる、お疲…」
「すいっちょん、すいっちょん」
「あ、珍しい虫!キリギリスの新種かしら?待て待てー」
「……また、こういう方なんでござんすか」
「ごめん」