メイド日記八月後半分といいつつ本当はこれ、九月分だよ。
「先生さあ、テキトーなこと言うから誤解とかされちゃったじゃないよー」
「わし、何か言ったっけ」
「オタクを裏切るとか手の平返すとかさあ」
「そうだよ、ヲベロン、アクセスアップのために精一杯萌えっぽく絵を描いたんだから」
「そうですよ。お陰でアクセス数がくんと減りっぱなし。風邪も引いちゃったし」
「あら、本当ですか」
「いや、わかんないですけど。風邪も引いてたし」
「あんた、病弱キャラを前面に出してもモテようったって、そうはイカの金玉、ちょっとあざとすぎ」
「…いや、マジ辛いんです。風邪引いてて。わかってつかあさい」
「シャラップ。黙らないと尻が邪魔で歩けなくなるくらいまでその尻蹴っ飛ばすわよーっ」
「でも、めろん、オタク嫌いだったのこと違うアルか?」
「や、まあ、そりゃそうなんだけど、ちょっと見過ごせないアレが出来ちゃってさあ」
「2ちゃんねるのなりきりスレッドの中に<めろんでーす。帰れ帰れっ!part7>を発見したことですか」
「…えっ?」
「…は、初耳でござんす」
「すでにpart7という辺りがおそろしいですよね」
「まあそんな嘘はおいておいて。めろん、見過ごせないことってナニのことか」
「うん。まあ、コレ。…ドメインとられちゃったよー。サック!」
「…」
「…さて。ドメインのみの問題にてござろうか」
「このマウス追いかけてくる虫みたいの、気持ち悪いよ!ノー!ウェイ!」
「同感です」
「ところで幸せの精、久々にみたわね」
「お。なんだ。二日連続更新なんて珍しいな」
「まあ、ボクたちは更新頻度が命みたいなところあるからねっ」
「そうそう。更新頻度が下がると、HIT数も直結してDOWNアル」
「ナ、ナンカ、ナマナマシイ ハナシ シテル!」
「まーまーまーまー、いいから黙れ」
「どうしたんですか?」
「昨日のニュースよりさあ、断然ヤバい情報ゲットしちゃったのよー」
「と、おっしゃいますと」
「まあ見なさい」
「ぶっ」
「……」
「てゆーかさあ、てゆーかさあ、どうする?どうする?ヤバいよ?」
「ゴシュジン メジャーキャラノ ナカマイリ
スルノカ?」
「すこし違うな、こげぱん」
「本家が東京進出よ!ほ、ほ、本気のファンにぶつかる確率がばーんとォ!跳ね上がっっちゃったのよーっ」
「まあ、めろん閣下、落ち着きなされ」
「そうでござんすよ。まあ、お茶でも飲んで一息」
「これが落ち着いて、いらいでかーっ」
「しかしめろんちゃん、で検索をかけても紛れて、こんな辺境のページに人がたどり着くことなどないだろう」
「んだなや。大したことねえのす」
「あんたたち、あまいーっ!いいから見なさい!」
「……!」
「ど、どうしよう」
「仕方…ねえんじゃねえのかな…」
「どさくさに紛れて新キャラ出すなーっ!」
「というわけであたしはしばらく姿を消します。みんなと会えないのは寂しいけど、じゃあねーっ」
「次回!めろんちゃん、秋葉原に行く!お楽しみに!」
「やばい…世界があたしを罠にかけようとしてるわ…」
「ゴシュジン!スガタ カクス チガウカ?」
「秋葉原に行かれたんじゃござんせんか?」
「…いかねーよ、あんなとこ!ていうか最近右を向いてもめろん、左向いてもめろん。あたしどうすれば!?」
「改名」
「ソーネ!ソノトーリダワヨネ!」
「て、てめーボク娘ーっ!あと、鳥ーっ!まてーっ」
「あ、あの、最近色々リンク貼ってますけど、僕、悪意とかないですからね。ほんとですよ。ね」
「…へたれ」
「…ぐっ」
「ねえねえねえ、ヲベロン、また、まんが描くんでしょ?」
「らしゅうござんすね。ぶつぶつ言いながら部屋に引きこもっておいでです」
「今度のまんがはテーマ、NINJAでしょ?」
「今度、誰が出るのことアルか?」
「一つ言おう。お前らは、出ない!」
「ひえーっ」
「頼まれても私たち、出ないのこと!」
「今回はあたしも出ませーん」
「でも先生はまた出演なさるんですか?」
「まあな!」
「先生の顔は描きやすうございますからね」
「まあな!」