10月度前半分。ソニック年月。



一日火曜日 一言 「とじたくちのなかに」
 台風なので外に出ませんでした。
家の中のこまごまとしたことを片付けたり、プレステやったり、近くを流れる川の様子を眺めて、おおー、などと感心してみたり。
そんな静かな一日でした。
静かながらも、ぶんぶん言いながらすんごいスピードで流れる時間。
まさにソニック年月。もう十月です。

「みのもんたの人生相談デカ」

見ました。
ていうか、解決編のところの「おじょうさん、あなたが犯人ですね」が個人的にツボ。
みのは普段の思いっきり生電話とかと全然変わらない表情とか応対とか仕草とかでした。

それは裏を返せば、怒り顔とか、親身になる感じとか、そのへんは演技でどうとでもなるファクターだということで、ということはこのドラマを見てしまった人が今後の人生相談を見ながら常に「ああ、演技」と思ってしまうのではないだろうか。このドラマに出演したということがみのにとって大変マイナスになるのではないか。だとするとそれはみのにとっては由々しき事態なんじゃないか。

…ということを慌てながら母に話したところ。
「だって、テレビじゃん」
というありがたい返事を頂きました。ナイス水差し。

劇中のクライマックスに挟み込まれた、みのと浅野ゆう子の問答。
「あなたに大事な質問があります。次のうち、カルシウムを最も多く含む食品はどれ?」
「1の…シソ…」
「正解。では、カルシウムが大きな影響を与える病気とは?」
「…骨…そしょう症…」
「…正解。自首しなさい」

白日夢とかかと思ったアルよ。
二日水曜日 一言 「新装開店」
珍しく午前中に目が覚めたので、一日中、ぼけえ、と外を見ておりました。
それに飽きたら、プレステ。
ぼけえ。
プレステ。
ぼけえ。
ぼけえ。
プレステ。
ぼけえ。
…。

だ、だめだッ。
こんなことしてたら脳が錆びる!死ぬ!居れぬ!
なんて、そんなことを思い立ってもなにができるわけでもなく、持て余してちょっと自転車で辺りを散歩してみたり。
で、新装開店した近所のスーパーとか、肉屋さんとかを巡って帰宅。
スーパーでは頼まれ物を、肉屋では「ヴァイスヴルスト」という名のビールに合うソーセージを二本買って帰宅。

こういうのをドロップアウト組っていうんだろうなあ。
家に帰ってきてなんかやたら寂しくなってしまいました。
でもって買ってきたソーセージを食む食む。
そして折角なのにビール飲す飲す。

うめえ。ほろほろ。うめえ。ほろほろ。
切ないものです。一人昼飲酒。

でもソーセージ二本は多くて、少し余ったので、梅肉とあわせて炒飯を作って食す。
うめえ。ほろほろ。うめえ。ほろほろほろ。

食べるって幸福です。
幸福と切なさとどっちが強いのか、もう色々混ざって判らなくなってしまったのでとりあえずほうっておきます。

シリーズ。輝かしきわたくしの記録。

残念ながら僕の通知表などはほとんど散逸してしまって残っていないのですが、このたび見つけました。
高校一年三学期終了時点の通知表。通学記録です。
欠席:28日。遅刻:14日。早退:1日。ちなみに欠課時数は栄光の166時間でした。

…早退ってした覚えないんだけどなあ。
この通知表をもらった時に家族と、「これだけ欠席してると、一日くらい誤差があってもわかんないよね」とか話したのを思い出しました。

「こんな僕でも大学に行けたってことは、アレか」
「就職もどうにかなるってことかあ」(とも化)
「おー」(神楽化)

昨日、あなたの小説はガンダムのモビルスーツで例えると百歩譲ってジムキャノン、というような意味のことを言われました。
誉められているのか、けなされているのか謎です。
び、びみょおー。

シルエットが左右非対称、ってことかしら。中射程ってこと?(意味不明)

おまけ。
食欲増進企画。色々なソーセージ
三日木曜日 一言 「もつかれー」
おひさびさに学校へ行きました。

でもって、おしゃべり。
部室に行ってサークルの後輩や、研究室に行ってゼミの先生と、ひたすら、おしゃべり。
おしゃべり。

で、後輩の子に貸していたまんがが返って来まして、再読。
黒田硫黄の「黒船」なんですが。

改めて面白かったです。
なんていうか、その、ストーリーだけを追おうとするとどうだか判りませんが、その「あらすじ」に直される時には決して描かれない部分のディテールがもう、素敵というか、いとおしくなるというか、とにかく。
いいのでありますのよ。

シリーズ。ぼくのせんせい。

「スペインに旅行中、一日に三回強盗においかけられた」

そんな先生は、フランスはサガンがお気に入りだそうでした。
曰く「この年になると、もうあと何回御飯が食べられるか、とか考えて、もうそしたら美味しいもの食べようと思って」
さらには、フランスは治安もいいし、食事も安いし、一日一万円あったら宿もコミですばらしい暮らしが出来ます、とかおっしゃっておいででした。
素敵です。
ていうか一日一万円あれば、日本でも素敵な暮らしができる気がしますが、その辺は、まあ。

僕も外国、行きたいなあ。(思うだけですが)
翻訳コンニャク欲しいなあ。切実。

部室で見かけた不思議玩具。

ドラえもんとドラミちゃんのボクシングゲーム。
平和的な兄妹だと思っていたら、こいつらこんなことを。びっくり。

「お兄ちゃんみたいな出来損ないを兄と呼ぶのにいい加減疲れたのよ!」
「上等だこのスクラップ、重油ぶちまけて倒れて死ぬがいい!」

…がいーん。
四日金曜日 一言 「とじたくちをあけて」
くだらない事ばかり考えてしまうのは、くだらないことを考える暇があるからで、かといってくだらないことを考える暇を無くせばそれが完全な生き方かというと、そういうわけでもなくて、結局、わからないというのが出た答え。

すばらしい。
ソクラテスと同じ答えが出ました。
わからない。素晴らしい答え。
世の中はわからないことだらけで、でも、だからといってわからないことがわかるようになってからじゃないと喋ってはいけないなんてことはないのでしょう。

だから僕らは喋るし書くし、そうやっているうちに何か判るかもしれないとか、思ってゆくんでしょう。

なんか、いつか、答えみたいのが出るといいなあ。
五日土曜日 一言 「ざらら」
気持ちがざわついた時は、不思議な生き物の事を考えよう。

色々な生き物がいるということを考えよう。
たとえばこちら
KGBかあ。ぜひいちど見てみたい。

ニュースにも載せた世界一笑えるジョークですが、どうやら英語で読まないと面白くないらしいです。
なんでも「確かめる」という言い回しが、「確実に〜する」みたいな意味にも取れるので、ということらしいです。
make sure of deathとか、そんな言い回しだとか。
日本語で言う「息を止める」と「息の根を止める」みたいな感じかしら。

しかし、相変わらずネット世界でのニュースの速さは凄いですね。
まさに時代の流行の先端を追ってる感じ。
でも、先端過ぎて一晩で古くなって食べられなくなってしまう情報たち。
なんかすごい。
途方もないようで、すごく身近なようで。

…と、なんだかもっと前に抱いていなければならない感想などをこんな時にぽろり。

何もかも投げ捨ててどこか遠くに行ってしまいたい、というのは別に何かがうまく行かないからそうなわけではなくて、たぶん、ある種の人間に最初から備わっている本能みたいなものだと思うのです。

ああ、どこか遠くに行きたいなあ。
なんて窓も見ずに呟いて、気持ちだけでも遠くに行ったということにして、どうにかやり過ごすのだけれど。

気分が紛れないので小さく料理など。
ニンニクの芽とエリンギをバターで炒めて食べてみました。夕食前の一品。
ビール飲みながら、ほてほて。

近所に出来たスーパー「VENGA VENGA」にて、ケトルチップスが売っているのを発見。
うわー!うわー!
優れぬ気分も吹き飛ぶ素敵情報です。
何かって言うと、これ、外国のポテトチップスなんですが、おいしいのです。
世界で一番ウマイと僕は勝手に思っているんですが、ともかく、輸入食品なのであまり滅多なところでは手に入らないアレで、ええと。とにかく。
Sea Salt and Vinegarが好き。愛してる。
(ちなみにパッケージはこんな感じ

しばらく幸せで暮らせるようです。単純イズ最良。
六日日曜日 一言 「あいかわらず」
とは言ったものの、目が覚めてみるとさみしくなってしまうくらいに不調。

体調は下降線を描くものの歩けないほどでなく、その癖天気はぐずぐずしていて歩きたい気分にさせるには遠く。
音楽は耳を打つけれど歌えず、文字は滲み出すものの喋れず、時間はあるものの何ができるというわけでもなく。
遠くに住む人の顔は思い出すけれど会えるわけでもなく、迂闊に会えませんかなんて呟いて相手に迷惑をかけるのも面倒くさい話で。

沈み込むように眠りたいと思っても、充分すぎるくらいに怠惰な眠りを貪ったあとのからだは眠ることすら拒絶。

せめてひどい目に遭えば元気が出るかもしれない、なんて考えて、昼食も取らず傘も持たずに外出してみるけれど、きっとそんな自分の上に雨粒は落ちてこないのでしょう。

…とか思ったら本当に一切落ちてこないでやんの。

多摩川を何時間か、随分長いこと自転車で走っていました。
ずうっと道なりに走っているうちに、おなかが空いたという単純な事実に気付いてふとおかしくなったりしてました。

そういえば朝から何も食べてないや。

そんで疲れたので自転車止めて道端に座って、空から食べ物が降ってこないかなあと空を見上げていると、通りがかったオバさんに「端っこ行きなさいよ」と叱られたりするのが愉快でした。
充分端っこだったんだけど。
とか思いつつも大人しくごめんなさいしてさらに端っこに座りなおしてみたらば何か良いことがあるかと空を見上げなおすもしかし、食べ物は依然降って来ず。

仕方がないので帰りました。

帰りがけに、家のすぐ傍にあるにもかかわらず、一度もくぐった覚えもみた覚えもない踏み切りをくぐりました。
ていうかそれまで存在すらしらなかった謎の踏み切り。
佇まいは随分古い形なので、最近出来たとかそういうオチはないはずなのですが、とにかく。

川を巻いている霧と相まって、少し幻想的な感じ。

くぐってよいものか否か。
少し悩んだけれど結局くぐることにしました。
この踏切をくぐったら何か良いことがあるかと空を見上げなおすもしかし、食べ物は依然振ってきませんでした。

せめて、後日再び件の踏切を見に行けどもヲベロンは二度と再びそれを見つけなおすことなど出来ないのであった、というエピソードでも付けば面白いのですが。

仕方のない一日。
七日月曜日 一言 「生活パターン青」
仕方ない日は続く。

つーわけで本日もなんとなく下降線。
でもって自分のバイオリズムを三角関数に例えてみようかなんて考えてみるけれど、とりあえずタンジェントのリズムばかりが頭に浮かんだりして。
…タンジェントθのバイオリズムっていやだなあ。

まあとにかく。

何か起爆剤のようなものが欲しいと思いながら、街を歩く、歩く、歩く。
で。こんなの見つけました。



廃線になったモノレールが端っこから折り取られていっているのです。撤去中。
なんだか不思議な光景でした。
半分ないモノレールの線なんて、もう一生見ることがないんだろうなあ、なんて考えるとなんだか不思議でした。
もちろん、たいしたことじゃないんだけど。

ついでに買い物など。


こんな感じのタイ製のお菓子を買いました。赤ん坊気分でアホ面さらして食べようかと思って。
「BIG BABY POP!」が商品名です。

ていうか、この上の緑のおしゃぶり状の部分、飴でやんの。
で、キャップまわして取り外して、下部容器に入った薄緑の粉をつけて食え、ということらしいのですが、どうなの。

とりあえず面白いけど、味と構造部分に問題が大ありです。

調子が悪いと写メール日記のようになっている罠。

で、帰ってきてNHK教育「でこぼこフレンズ」のくだらなさに癒される時。
なんだ、たまご王子って。顔がたまごでたまご王子って。
怒るとゆでたまごになって、言った言葉が「失礼しました」って。
もう。
おかしいなあ。うふふ、うふふふふ。

辛くとも笑顔です。そう生きよう。
八日火曜日 一言 「はださむくて」
はだざむい、と濁るよりも、はださむい、と濁らないような寒さ。

生活パターンを変えようと思い立ったら案外すぐに変わりました。今朝から七時起き。
昼寝もせず。
昼向きの生活をするよ、するよ、するよー!

少しづつ首を上向けています。
そんな今日聞いているのはbonnie pinkの「Evil And Flowers」(bonnie's kitchen #2より)

ああ、いい歌だなあ。

大体割とおしなべて世の中のほとんどなんにでも好意的な評価ができるところが長所の僕ですが、押尾学のいいところが見つからない。

菅野美穂が出てるから見てる。

のですが、あれ、サイエンスフィクションことSFだってキャプションには恐れ入った。
そうか、そうなのか。
…うーん(なんとなく釈然としない)。

とりあえず、@ローンのCMはよした方がいいんじゃないかと思った。
九日水曜日 一言 「肥後象眼」
ふるさとの匠、という番組を見ました。NHK教育。
肥後象眼を作っている人のインタビューが、すごくて、思わず泣きそうになりました。

「気に入ってもらえたら、嬉しいでしょ。気に入って、使ってますよ、って言われたら、嬉しいでしょ」

それって、すごく嬉しいと思う。

夜、人と会って、小料理なんか食べながら小説の話をしていたら、うっかりと失言してしまいました。
うっかりと言うには少し、厳しい失言です。
人に見せるレベルのものがまだ書けないから書かないなんて言わないでよ、という意味のことを、少しきつい言葉で言ってしまったのです。

なんていうか、ここ最近僕も甘えているというか、言葉に気を使っていないというか。
自分のことで一杯一杯なのだか、なんなのだか。

難しいなあ。
落ち込みます。
ここ、見てるかどうか分からないけれど、見てたらごめんよ。
あれは、ただ、頑張って書いてよ、って言いたかっただけなんだ。

最近、リアルでもネットでも、自分が一人きりで書いているような気分になってしまうことがあるのです。
それはそれである意味上等なんですけれど、それでも寂しい気がするときは、あるもので。

不運にも、今晩がそれに重なってしまったのです。
言い訳するにも、しようがないけれど。
しばらく、小説のこととか、黙って暮らそうと思います。

自分の中で消化できていないことを人に話してもとろくなことがないもの。

そんなこんなで落ち込みつつ、コンビニにふら寄りしたら「赤毛のアン」が売り切れでした。終わった。青春。

で、迂闊にもこんなものを購入。
なんか、買い物せずには居られない心持だったのですが、それにしても迂闊。
単価300円は、コンプリするには遠いー。
十日木曜日 一言 「だめだ。だめだったらだめだ」
昨日、鞭打つ意味で自分の書いたものを片っ端から読み返していました。
で。
賞に応募したのを読み返してみて。

自分では相変わらず評価がしにくい出来なのですが、なんていうんだろう。
今の精神状態も影響しているのかもしれないけれど、粗を探そうとすれば面白いほど見つかってしまって。

なんていうか。

長いものを書いて応募したことくらいで前に進んだ気になって、あまつさえ自分だけが頑張っている気になって寂しがるなんて、もう、ばからしいなあ、と思いました。

ひとのこと言う前に、もっと完璧に面白いものを書けよ、僕。ばか。

で。
悩んでても仕方ないので学校に行きました。
学校に行って、上映会を少しだけ覗いて、その後は八ミリフィルムで撮った自分の昔の作品を手動テレシネとかしてました。
手動テレシネ、すなわち映写してるのをDVで撮影。原始的なメディア変換法。

で、作業工程で、というかその一環で昔に自分が撮った映画とか、見直してました。
この映画なんですけれど
すこしアンニュイに、肘をついて、ぼうっと光るスクリーンと、時々ピントがずれるDVのファインダーを交互に、眺めるのです。

昨晩からの流れで、死にたくなるかと思いきや、案外なんだか、素敵で。
自分で言うのもなんですが、稚拙なのだけれど、素敵で。
若い自分だとか、若い友達だとか、もう今は何をしているのかわからない友達だとか。
なんだか、言葉に出来ないような、懐かしさみたいな、変な感情が湧いてきてしまって。

困ってしまったなあ。

で。
手動テレシネを終えたあとは後輩の子と、飯田橋で夕飯など。
彼女は上映会の運営とかで疲れていたのかもっと根本的な原因か、店にはいる前に僕が「ここのラーメンだけは頼んじゃダメだ」と散々忠告したにもかかわらず、味噌ラーメンを注文なさって、案の定食べ残してました。
そのお店の麺類は、あんましおいしくない上に量が悪魔のように多いのです。

店を出て彼女曰く「そういえば道すがら何回も言ってましたね。ダメだ、って」

…うん。言ったよ。

そして驚愕情報ですが、アト吉くんは高校時代モテモテだったそうです。
本当だろうか。
というかその事実を受け入れられない僕。

う、嘘だー!
十一日金曜日 一言 「合同上映会」
外に出たから今日の日記は、長いよ。

今日は今日とて、アトくんが早稲田の子たちと合作した映画の再編集版が上映されるというので学校に。
行きましたよ。
いきました。

で、彼の映画が流れるまで、よそのサークルの映画をほてほて観ていたのですけれど。
キツい。
キツすぎました。まさに苦行。
思うに自主映画って、「作者を知っていると作品を見たくなる」というのがメインだと思うんです。基本的に内輪の世界なんですね。
そこは否定できないと思うんです。

学生映画を知らない人にとってはあまりピンと来ない話かもしれませんが、かつて主流を誇った8ミリフィルムによる映画は機材の衰退とともにすっかり息を潜め、デジタルビデオによる作品が現在は主流になっています。
かつて8ミリフィルムによる映画作成の手間は撮影・編集・録音・予算その他、気が遠くなるほど膨大で、気軽に映画を撮る、というスタンスの作り手からはどちらかというと敬遠されてきました。
そこへ来てデジタルビデオの隆盛が学生映画の間口を広くしたというのは喜ばしいことなのですが、「間口が広がる=敷居が浅くなる」というのは困った弊害です。

具体的に言うと、おざなりの編集をやかましい音楽で塗り固めて二分くらいでまとめて最後に「今回編集が間に合いませんでした。学祭の時に本編を上映します」なんてテロップを貼り付けたようなモノを<予告編>とかいうタイトルで見せられるとは思いませんでした。
つらかった。
それを「作品」と呼ばざるを得ない(のかなあ)時代。
寒い時代です。

無論、内輪で楽しむのが楽しいというのも学生映画のすばらしい長所のひとつなんですけれど。
それにしても。

ねえ。

その中でも「Hello Gitty」と「ムラセカラノバネフィルム」「人畜」「スーパーコスモスヒーローズ」の四本は非常に面白かったです。
身悶えするくらい面白かった。

で、最近思うのだけれど、人の日記を読むときに、二番目に面白いのは「自分の見た映画とか自分の読んだ本とか自分も知っている人とかについて、その人がどう思ったか」ってのを覗き見られるってことだと思うの。
僕はこう思ったけれどあの人はこう思ったんだ、とか、そういうのがすごく楽しいと思うんです。

「自分の知りえない分野、見たこともないことについてその人がどう思ったか」知れるのも三番目くらいに楽しい。
だから、レビューしちゃう。
たぶん、このうすら片隅のサイトを見ている人で、上記の作品を観た人なんて死ぬほど少ない上にそれほど興味をもたれないにちがいないのだけれど。
しちゃうのです。

「Hello Gitty」:モンティ・パイソンみたいなノリの、コント集のような感じ。五本くらいべつべつのネタがうまく配置されているのですが、途中、シャベルとツルハシを持って山に穴を掘りに行くだけとかそういうあまりおもしろくないネタが混じる辺りが逆に素敵。その、真顔でボケてるのが楽しいんですね。
たぶん、監督・主演の女の子がものすげえ楽しそうにやっているのが伝わってくるからなんでしょうね。
ペンキを何色も頭からひっかぶって絶叫しながらキャンバスの上でのたうちまわるとか、「だってやってみたかったんだもん!」で済ませられるのが素敵です。
あと、スタッフの笑い声が全く混じっていないのがほんとうに素敵。

「ムラセカラノバネフィルム」:話の筋はありません。
でも、腹筋がよじれて死ぬかと思うくらい笑っちまいました。面白かった。
具体的にいうと、最初のうちは画面に赤いエフェクトがかかっていて何をしているかわからないのですが、部室がある建物の屋上で二人の男がファイトをしているのです。
それだけならいいのですが、かたっぽは全裸。ちんちんほりだしてます。もうつまびらかに。公にしているわけです。
自身のおそらくは最もプライベートなBOSS(突起物)を。
画面上で、おそらくはかなり高等な編集技術でそれを芸術っぽく表現しているのが逆にアイロニカルで。
だって、かたっぽ全裸ですよ。ゼン・ラ。野外で。
人が来たら言い訳が出来ない、っていうか隣のビルから確実に目視できる範囲でそんな撮影していいのかとか色々な疑問が頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え。
後半で不意に画面がクリアになって完全に克明に映写されたりして。
思い出してもアホ(誉め言葉)で笑えます。
若さ。パワー。そういうものを全てほんとうに間違った方向に突き上げてます。
素敵。

「人畜」:パペットアニメ。
話の筋自体はまたもや、言いたいことがはっきりあるようで、あまりないようで、難しいところなのですが、驚くべきはその執念。
パペットアニメの撮影法とかは、まあ、ひとコマひとコマ根気よく積み重ねてゆく以外にないのですが、それを本当におそろしい量、撮影しているわけです。
パペットが本当に生きているように動く動く。
たぶん、あれは8ミリフィルムをきちんと業者にテレシネしてもらったりして作ったのだと思うのですけれど、本当に圧巻。
「ムラセカラノバネフィルム」と同じ監督が作っているというあたり、鬼気迫ってます。
すごいよ。

「スーパーコスモスヒーローズ」:これも前二作と同じ監督。三部作ですね。
これは路線としてはパペットアニメに近いのですが、どちらかというと話術で面白がらせる感じ。
切り抜きのキャラクターがわやわやと色々言うのですが、ナレーション・キャラクター・効果音・その他すべてのエフェクトを監督が一人芝居でやっているところが特色。
しかも、微妙にやる気なさげ。
ナレーションの途中で鼻をすすったり、時々噛んだり。
面白フラッシュを見るみたいな感じですよ。話の内容もアホ(誉め言葉)だし。
ていうか「魔王の魔の手」ってなんか面白かった。
ちょっと、言語化しにくいおかしさがありました。

アトくんの「Chaosmos」についてレビューは、また別の場所で。

でもって上映会打ち上げやって、夜は皆で部室に泊まりました。珍しいことにアト吉くんも泊まってました。珍しすぎ。
でもってなぜか部員以外も来て、十人くらいで夜明かし。
十二日土曜日 一言 「種を撒くのが好き」
僕は、種を撒くのが好きなんです。
種を撒いて芽が出てくるのはもっと好き。

だから、ゲームでもなんでも、種を撒いて、種を撒く手間に見合った芽が出てくるのを見るのは本当に好きです。
基本的に農耕民族なんですね。
ぜったい水不足にならないシムシティーとかがやりたい。

種を蒔く以上、芽を出したいなあ。

昨晩、自分の撮った映画「ギャングエイジブラボー」を後輩に見られました。
もとい。観てもらいました。

僕、誉められるのは大好きなのですが苦手です。
ねじれて死ぬかと思いました。
もっときちんとテレシネしておけばよかったー。

シリーズ。麻雀で勝った分で本を買おう。

今回は事情によりこのシリーズはお休みです。理由:生活費に充てます。すいません。
切迫する台所事情。
ていうか六千円分も本買ったら、今の危うい経済バランスが一遍に浪費に傾いて死にます。

だが、しかし。
だがしかし(不安)。

シリーズ。うっかり。

一昨日の夜から何も食べてなかった。
ので、その胃袋に昨晩の上映会打ち上げで発泡酒とサワーとビールだけを流し込み、徹夜で麻雀とかやってたら、そりゃ心臓もすんごく早く打つっつうの。

というわけで白湯からチャレンジです。
固形物は、今のからだにはちょっと刺激が強すぎたようです。
たとえそれがうどんだったとしても。だとしてもです。

生まれて初めて後輩達にごはんを奢りました。
と言っても麻雀で勝ったバブルマニーで、ですが。
と言っても所詮なか卯の朝ご飯を、ですが。

これ、そこ!みみちー、とか言わない。
十三日日曜日 一言 「調布花火」
銀河鉄道999が読みたくて仕方ありません。
漫画喫茶行きたや。見たや。
一気読みしたいリストに「銀河鉄道999」を追加。
でも、どちらかというとアニメを見たい。

現在のリスト:
「はじめの一歩」「エリートヤンキー三郎」「うずまき」「ゲゲゲの鬼太郎」「デイモスの花嫁」「銀河鉄道999」
これだけあれば一日つぶせるでしょう。

た、楽しみだなあー(よだれを拭きながら)
といいつつ、なんとなく気が引けて一人で漫画喫茶にいくことが出来ないヲベロン、もう23さい。

で、今晩は調布で花火大会です。
家にいながらにして見られる花火。
十月の花火。
はださむい空に咲く花火。
とても美しかったです。
美しいと思ったことを記録するために僕というシステムは存在しているのだ、と、強く感じました。
ほんとうに綺麗だったんです。

「あいつらは、爆弾を作れても、花火は作れない」

爆弾作るより花火作るほうがエラい。

何故か矢立たまらなくなってしまいました、レンタルビデオ屋に走る走るです。
999観たい。999観たい。観たいったら見たいの!ああもう!

結果:ない。

死亡。(午後九時現在)

何かが体の奥でくすぶっていてやばいので、もしかしたらこれから漫画喫茶に行くかも知れません。
初めて。
一人で。
漫画喫茶に。

うおおー。
十四日月曜日 一言 「きがくるう」
昨晩、漫画喫茶、行ってました。
初一人漫画喫茶。

で、カウンターのおねえさんに「銀河鉄道999はありますか」つって入店前に聞いて(真剣)、無かったら帰りますオーラを発散させたら棚の位置まで教えてもらったりして、人の親切が心に染みました。

で。
銀河鉄道999。
途中何度か涙ぐんだりして。
「蛍の街」とか、「泥のメーテル」とか、「第四畳半惑星」とか、マジ泣きそうでした。やばい。999。

と。
五巻を読み終えるか終えないかという辺りで電話が鳴りました。

hitomi ツアーズからのお誘いです。
ていうか二十三時半に自宅そばで車で拾われて、零時前に東京タワーを見ることができるとは思いもしませんでした。
まったくもってゴー・イーストですね。
で。
ロマンティックなスポットこと若者のチェルノブイリ、お台場に連れてってもらったのですが、色々ロマンティックでないイベントに遭遇したりして面白かったです。
具体的にいうと、海に靴を落とした若者が、パンツいっちょになって泳いで取りに行くのをみました。
刻の涙とおなじくらい貴重なものを目撃したと思いました。
まったくもってくそ寒いのによくやります。
素敵。
拍手しちった。

帰りの道では婦女子のいない職場にお勤め(らしい)のどなたかがおそろしくねたましそうに「女子と食事するなんて!」と理不尽にも僕を非難してましたが、ええと。

そんな、非難されても。

ていうか千万分の一でももしかしたらそれが本気だったかもしれないと思うとおそろしいです。

「努力しなきゃ何も出来ないんですよ!ここでできないことはよそでもできないんですよ!」と熱く拳を突き上げてみたのは純粋にモロさっき読んだばかりの999の「大四畳半惑星」の影響だったんですが。

とりあえず影響受けるに違いないようなものを観たり読んだりした後に人と出会うのは危険だと思いました。

本気で気分を害されていたらごめんなさい。
でも「そうだよねえ、努力しないと女子と夕食なんて無理だよねえ」なんて、乱反射も甚だしいです。
泣きますよ。そうやって困らせてばかりいると。僕が。ハンカチとか噛みながら。

ドライバーのhitomiさんが家に帰り着くのが午前四時、というのは流石におそろしかったです。
ていうかバドミントン大会に参加されるとかおっしゃってまして驚愕でした。

でもって明けて月曜日祝日。

夕方からサークルの友達とお酒のみのみ吉祥寺。
漫画喫茶とお台場と吉祥寺で、麻雀に勝ったお金なんてとぽーんだ。
まさにバブルマニー。

泥の中が好きな人の/
そこが一番住みやすいと思っている人の心など/
地上の人にはわからない
(銀河鉄道999/「泥のメーテル」より)

ああ、なんていい言葉なんだろう。
十五日火曜日 一言 「さっぷさっぷー」
昨晩は深夜番組でボブ・サップ尽くし。

サップってほんと面白い。
あのたどたどしい「アリガト」とかがマジプリティ。
K−1GP、第一回戦でセイム・シュルトと対戦らしいです。
がんばれサップ。いけいけサップ。
メンマは割り箸を五年醤油に漬け込んで作るってのは嘘だよ!(意味不明)

随分前から、前サーバに置いてたデータが全部死んでます。
だからどうしたって訳でもないですけど。

あと、昨日楳図かずお先生を目撃しました吉祥寺。
なんかすげえ普通でした。

まさにひょい、って感じで道を歩いてらしてびっくり。

「オーシャンズ11」をDVDにて鑑賞。

や、面白いじゃん。シンプルで。
とか思ってたんですが、どうも聞くところによると世間的には不評らしいですね。
なぜだろう。

個人的にはブラピが登場するシーンで、ほぼいつも何か食ってるとことかも面白かったです。
スーツ姿で立ち食いって、かっこいいなあ。

なんだか夕方、すんごい雨。
雷ごんごん雨ざあざあ。

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