メイド日記発端
「みなさんこんばんは。またもやキリ番のシーズンがやってきました」
「ありがたいことに、とうとう一万ヒットだね」
「来場者一人にあたって一億円貰っていたら、と仮定すると、この時点で一兆円か」
「そう考えると一億と一兆の違いって、すごい大きいアルな」
「ゼットンが吐く火の玉の温度が、確か一兆℃だったよねー」
「さすがめろん閣下、博識でありますな!」
「まあ、この際です。関係のない感慨は置いておきましょう」
「そういや、ヲベロンの留守中に、何か届いていたらしいアルな」
「ああ、そういえば」
「あっ、あきうせいさんからだね。なになに?なんだったの?」
「そのことでちょっと」
「うわっ、だ、誰!?」
「名乗るほどのもんじゃござんせんが、ひとつ、メイドとお見知りおきください」
「ヒトリダケ センノ カンジガ チガウ!」
「まあ、ワタクシ、マウス描きじゃござんせんから」
「貴様、お休み中トップ絵のメイド!…くっ、とうとうやつらの侵略が始まったのか!」
「あら、初めまして、メイドさん。こちらこそよろしくね」
「馬鹿、貴様、わしの前フリをあっさり無視するな!」
「まあまあ、侵略なんてそんな物騒なもんじゃないですから、ひとつ、安心しておくんなまし」
「こいつ誰だよー。サイトにメイドは二人もいらねんだよー」
「そうだそうだ!ここはマウス絵キャラクターの聖域ズラ!よそ者はかえれ!かっえっれっ!」
「そうだそうだー」
「で、お前何の用事で出てきたアルか?」
「いやね、ちょっと告知をさせていただかなきゃならない用事ができましてね」
「告知ってなんだ!」
「近い将来このザルデュシュト2、メイドサイトになるってえ話でございます」
「はあ?」
「お前、もしかして頭おかしいアルか?」
「方舟をつくったノアも最初は、頭がおかしいと罵られたもんですよ」
「…その話、詳しく聞いてみたいわね」
「昔々、あるところにノアという信心深い男がありました。ある日神様が」
「そっちの話じゃなくて、メイドサイトの話だっつーのっ」
「ゴシュジン!ソイツノ コトバニ ミミ カスノ
ダメ!」
「ふふ、こげぱん、あたしたちの時代が、ようやく来るかもしれないのよ?」
「ダケド、オレサマ、メイドサイト イヤ…」
「あんたの出番も増えるかもしんないじゃない。所詮この世は長いものに巻かれろ、よ」
「…グウ、デバン…オレサマ、ナヤム」
「黙れこげぱん!己の身の可愛さに、二人目のメイドを許容すると言うか!」
「どうも、事態を判ってらっしゃらない方が多いみたいで…。ま、こちらの看板をご覧くださいまし」
「な、ななななにこのプレート」
「ふうん。…ま。悪くないんじゃない?」
「お前、なに後ろでちゃっかり写りこんでるアルか!」
「オレサマ ウツリソコネタ!」
「まさか、これがあきうせい神から贈られたという例の」
「そう。メイドサイトの看板でございますよ」
「と、いうことは、これで天下公認のメイドサイトに…?」
「いや、あの」
「というわけで、メイドサイトになります」
「よろしく」
「よろしく」
捨てギャグのつもりだったのにもう随分続いてます。
あとは久しぶりに見たらメイドのキャラがつよいなあ。