9月13日
無駄後書編
えー。
なんだか最近自分の作ったものに自信が持てないわけじゃないんですが、
僕以外の人が読んで面白いのかどうか謎だ、と思うことがしばしばありまして。
というかそういうことばっかりでして。
特に、七月末の締め切りで仕上げた小説なんかがその最たるものなんですが、とにかく。
この主人公の女の子が生きている世界はたぶん、
僕らが住んでいる世界よりもちょっと未来で、ちょっとだけパラレルなのだと思います。
温暖化とかそういうので、大田区とかベネツィアとか、海抜低い辺りは軒並み水没していて、
そろそろ世界は終わる感じ。
どっかでは学者団体が「世界はあと数年で滅びます多分」ってアナウンスをしてたりとか。
そういう静かに滅んでく感じ。
隣町の隣町の隣町の隣町は滅んだ、とか。
ちょっとふわふわしてて、それでも静かに忍び寄る崩壊の世界。
そんな中でのんびりしている女の子たちを描いてみました。
なんて。
その辺の世界設定は、今適当に作りましたので、読んでくだすったあなたが想像した世界が
それと違うのも無理はありません。
ていうか、そういう背景、作品中に書いた方がよかったのかなあ。
解説編
えー。
大学のサークルの後輩のアトくんと合作で映画を作ろうなんて言って、書いたものです。
あと、姑息にも昔のキリ番企画であきうせいさんから貰っていた「桜」というお題にも乗せてます。
あまつさえ末路のテーマ、「まつり」にも乗せてます。
と、汚い大人のやり口はさておいて。
最初の打ち合わせでは主人公は「イマニモ」という妖怪で、
もっとハートフルで起承転結のはっきりしたものになるはずだったのですが、
いつのまにかこうなりました。
でも、ろくすっぽ出てこない妖怪の名前がタイトル、というのはかっこよくて気に入ってます。
なかなか。
それにしても僕が書くものは起承転結がない。