砂浜で両手を空に広げたら クルクルまわせ 地球をまわせ

 

トンネルのたびに向こうにはいつも海がひらけている気がします

 

永遠の時間は狭い 啓けたるほどに淋しき砂の野にゆく

 

たぶん君は誰にも言えないことがある月の砂漠をはるばる行けど

 

ゆるやかな坂の向こうに埋めてきたHeineken砂地を冷やしつつ

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Photograph by Emi Komagata

Tanka by Toshiaki Azuma, Yukinori Ikeda, Rin Ekuni, Rie Satoh, Masami Sawamura, respectively.