カワサキ ケッチ KH−125のメンテページ
※本内容は、素人によるメンテです。 チャレンジする場合は、自己責任にてお願いします。
ケッチは、標準でヘルメットホルダーが無いので、オプションのキャリア取り付け孔と思われる部分を利用して、写真の指で持っているブラットを黒塗装して、φ8mmのネジで固定しました。 ライコなどでメットホツダーを探したところ、高額な割に取り付けの制約があるので、キーは付いていませんが、手持ち部品で代用しました。 ヘルメットが比較的低価格品なので、盗難の心配は不要ですが、ミラーに置くだけでは、いたずらが心配なので、ホルダーを付けてみました。 ホルダー手前の穴を利用して、カギを付ける事もできます。 |
ツーリングから夜帰宅してバイクをしまう際、防寒用ナイロン製ズボンがマフラーに触れ、溶けて焦げ跡が付きましたが、何とか取れましたので紹介します。
翌朝見た状態で、見事な焦げ跡が付いていました。 | |
高速走行で30分位走った直後の温度を測ったところ、焦げた部分の放射温度が200℃近くありました。 溶けるのも納得です。 メッキ部の温度は、太陽光が反射した赤外線を測ってしまうので、正しく測定できません。 最初1200Wのドライヤーで20分くらい熱しましたが、全く温度が上がらず、また、バーナーなど直火ではメッキが変色すると思い、やはり走るのがベストのようです。 | |
ライコ、DSで入手できる各社メッキクリーナーなどのケミカル類を、常温で試したところ、全く効果無しでした。 そこで、写真のマフラー上に置いてある木片を使い、高温状態で、擦り落としました。 但し、高温なので両手に軍手を付け、火傷に注意して作業を行います。 Web情報でスプーンを使って落とした例が有りましたが、金属どうしではマフラーに傷が付くので止めた方がベターです。 木片で荒落とし後、スジ状のラインが残りますが、高温状態のまま写真のドリル用バフ布で、擦り取ります。 これで、9割綺麗になりましたが、仕上げでボンスター(石鹸付き)を使い擦ったところ、100℃程度の高温状態では石鹸が曇って残ったので、石鹸無しの方がベターです。 ボンスターは、常温では、全く効果無しでした。 | |
仕上げは、ピカールで磨きました。 写真には、曇り部分が残っていますが、ピカールで、何度も磨くと少しづつ綺麗になりました。 |
購入時よりケッチのクラッチレバーは、ミニトレの数倍重く、10kg以上はありました。 先日の伊香保ツーリングでは気温の低下も加わりさらに重くなり、帰りの熊谷付近では、指が痛くてレバーが握れず、手のひらでレバー操作して帰りました。 薬指の先の一部が紫色になり、4日間は曲げると痛みが残りました。 その対策で以下のトライをして、約20kmテスト走行したところ、ミニトレ並の軽さまで改善しました。 これで安心して、400km超えのツーリングが出来そうです。
まずは、クラッチワイヤーに注油しようという事で、DSでケーブルインジェクター860円とワイヤーグリーススプレー1,200円を購入しました。 ワイヤーグリーススプレーは数種ありましたが、やはりヤマハをチョイスしました。 | |
ケーブルインジェクターをケーブルに付ける為、ロックネジを回し、切りかき部を写真のように直線に揃えます。 次にレバーをハンドルから外し、ケーブルのタイコをレバーから外します。 | |
キャブレターカバーを外しておきます。 インジェクターをケーブルに挿入して、ネジをロックして、給油口よりグリーススプレーを、クラッチワイヤーの先から、写真右のようにグリスが出てくるまで、スプレーします。 注油では、あまり改善せず、次の手を考えました。 |
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写真左のように、レバーがハンドルと離れているので、握り始める位置が指先のため、負担が大きいと考え、写真右のように、パワークラッチレバーのように、半クラッチ付近の位置を、初期状態にすれば、握り易くなり、結果的に軽くなるのではと考えました。 | |
クラッチレバーを外し、写真矢印の所に、M3×10の六角サスネジを着け、レバーの当たり止めにしました。 ネジの長さで初期位置を調整します。 経済的に余裕がある場合は、パワーレバーに変えれば、この加工は不要と思います。 | |
写真左のクラッチ中継調整ネジを1cm位のところに仮設定しておきます。 写真右のクラッチのロックナットを緩め、レリーズをマイナスドライバーで回し、重くなった所(クラッチが切れ始める所)に合わせ、ロックナットをロックします。 キャブレターカバーを閉め、エンジンを始動して、走行させクラッチレバーの切れ位置が丁度良くなるように、写真左の調整ネジを微調整します。 最後にクラッチレバーワイヤ部のロックネジを締め完成です。 走行して暖まり、切れ位置が変化する場合は、微調整を繰り返します。 |
マフラーの排気音が、叩くような感じで以前から気になっていたところ、部品リストのバッフル(サイレンサー)にグラスウールが無い事が解り、汚れ具合のチェックも兼ねて、分解・実装にトライしました。 約30分程度で出来、その後約10kmテスト走行したところ、排気音の甲高い周波数成分の音が減り、全体的に太く静かな感じになり、パワーダウンは無く、消音効果がありました。
まずサイレンサーの取り外しは、写真左の矢印のネジを外します。 写真右は、バッフルチューブホルダーを外したところです。 |
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ベンチでサイレンサーを挟んで引き抜きます。写真右は引き抜いたサイレンサーです。 ミニトレのような、湿ったようなススの付着が殆ど無く、乾いていて綺麗でした。 やはり高温になっているせでしょうか? | |
ミニトレで使い残っていた写真右のグラスウールを、写真左のところに巻き、アルミの針金で固定しました。 グラスウールを巻いた部分は、ミニトレと同様に排気の通路では無く、袋小路状の構造となっている消音の為の穴でしたので、排気効率には影響しないと思われます。 テスト走行でもパワーダウンが無く、問題ありませんでした。 |