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エンジン関係 4U5編(RX50)

※本内容は、素人によるメンテです。 チャレンジする場合は、自己責任にてお願いします。

エンジン改造    ボアアップ     パワーフィルター 

スプロケ交換   クラッチ交換      シリンダーヘッドナット交換 

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  2A4,1K9の6psパワーは、平坦路では85km/h程度出て、あまり不満はありませんが、良く走る柳沢峠など峠走行では、制限速かそれ以下までパワーダウンして辛く、一度8ps程度にしてみたいと思ってました。 出来るだけ外見はノーマルに拘りたく、満タン走行で150km程度走らないと、GSの少ない峠走行は厳しいので、パワー&外見&燃費の3拍子が揃う、RX50の7psエンジンをボアアップして、8ps近くにして見ようと思いました。 50ccのままで60km程テスト走行すると、50km/h程度までの加速は調整不足でイマイチですが、60km/h以上の高回転領域は7psパワー炸裂で、振動が2A4より少なく、青梅→五日市の二ッ塚峠では、+10km/h速く登れ、いい感じでした。 

 エンジン改造(平成22日8月15日)

  ヤフオクでGETしたRX50エンジン。 ハーネスや電気パーツ(矢印の左からCDI、レギレータ、イグニッションコイル)も付いてました。 ホーン、レクチャーファイヤー、ウインカーリレーはスペア保管です。
 ピストンには傷が無く、綺麗でした。 シリンダーを外す際、スタッドボルトの錆びがシリンダーと固着していて大変でした。 
 エンジンは、マニアが弄った痕が無く、数千キロ走って、車体に着いたまま長期保管していた物のようです。 クランクケースは、パーツクリーナーで磨いただけで、綺麗になりました。
 Fスプロケはノーマルの12丁で、 殆ど減って無く綺麗で、暫くこのまま使います。
 シリンダーは、クロスハッチがクッキリ残っていて、あまり走ってないようです。 排気口側は、黒いスジ状のラインが有るだけで、抱き付きのような傷が無く、吸気口側も傷が無く、良品でした。
 各ポートは2A4より広く、限界まで開いている感じで、ハイパワーエンジン設計という感じです。
 リードバルブは4枚で、隙間も無く良品でした。 ここも限界まで広く、ハイパワー設計という感じです。
 シリンダーヘッドは、ノーマルマフラーと干渉する部分をグラインダーでカットし、シリンダーもカットです。 マフラーの膨張室がかなり有り、予想以上カットが必要で、1日かかってしまいました。
 シリンダーガスケットが接着剤で張り付いているように固着し、カッターでも取れず、Web情報で知ったペイント剥離剤を染込ませると、容易に取れました。
 シリンダーをヤスリなどで錆び取りして磨き、耐熱塗装で仕上げました。 写真のようにかなりの範囲をカットして、やっとマフラーとのクリアランスが10mm程確保できました。 ミニパワーフィルターを何とか付けてみると、上手く調整できず、今のところ網だけのフィルターにしています。 
 CDI用のイグニッションコイルは、2A4のポイント仕様より太いので、右のようにブラケットを両刃グラインダーで大きく削りました。 
 CDIとレギレータは、写真のように、RX50と同じようなところに付けました。 写真は仮配線の状態ですが、エンジンからの6Pコネクターの配線は、短いので一旦カットして、IGコイル、CDIなどへギボシ端子で直接接続しました。 メインハーネスの6Pコネクターは必要最小限の3本だけです。回路図は、こちらからどうぞ。

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ボアアップ(平成22日9月12日)

 先週goroさんのショップで、φ43mmのピストンをGETできたので、シリンダーをその日に井上さんのボーリング工場へ送り、特急でボーリングしてもらい、約57ccにボアアップできました。 これで、イエローナンバーで安心して走れます。

10日の夕方、川越の井上さんの工場へ、約4年振りに引き取りに行って来ました。
 今回もプラトーホーニング加工をお願いし、指定クリアランスはSM許容範囲のセンター40μmです。 添付の検査成績書では、凹凸が4μm程度と、ノーマルよりかなり小さくなってます。
 今回は面取りもお願いしました。+2,000円(税別)ですが、やはりプロ仕上げは凄いです。指でエッジを触ると、自分で加工した時と比べ、その差歴然です。 
 ディスコンとなったキタコのφ44mmは、4mm削るので残り部分が少なく、強度的に心配なんてインプレがありましたが、φ43mmなので、写真のように肉が充分残って安心です。
 ピストンリングの合口隙間の許容差は3.5μmとSMにありましたが、シクネスゲージが無いので、一応シリンダーに入ったので、目測OKという事で。 2A4はエッジから5mmですが、4U5はSMに10mm位置と有りましたが、かなり硬いので、今回約5mmでチェックです。
 φ40mmとφ43mmピストンの比較。 +3mmでも結構大きく見えます。
 ピストンピンの長さは同じでした。
 ピストンピンの肉厚は、φ43mm品が倍近く有り、丈夫そうです。
 ピストンリング厚は、純正49cc仕様が1.0mmで、φ43mmは1.3mmで丈夫そうです。 ノックピンの位置も同じです。
吸気口の穴が広く、パワーUPを期待できそう。
 サークリップは上向きに。 ピストン付属のクリップはちゃんと挟む部分が有りGOODです。 ご覧のようにピストンリングがかなり出て、バネが硬いので、シリンダーにセットするのに、2A4は2分くらいでしたが、30分も掛かりました。最初は入らないのか?と思いヒヤヒヤでした^^;。 2ndリング用のエキスパンダはメイヨでした。
 約90kmの均し走行後、圧縮を測ると何と10.6kg/cmも有りました。 ピストンの頭が純正品49ccは平らで、新ピストンはドームのような感じで、燃焼室の容積が減り、圧縮が高くなったかもしれません。 軽い抱き付き後で、これだけあります。

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パワーフィルター(平成22日9月12日・12月19日平成23年4月16日)

 ボアアップ前は写真のような網だけの物で、騒音大でした。 goroさんショップでも、この音はちょっと・・・のコメントでした。 この網の位置では、雨が降れば、しぶきが直接入ります。
 VM20への取り付けサイズはφ43mmなので、キタコのエルボをGET。
 先端部に網を付け、強力ガムテープで固定。
 ギリギリで付いて、約10kmテスト走行すると、金属音が少し減り、何とか我慢できそうな感じです。 網がこの位置なら、雨も直接入らないのでGOOD。 これで暫く、走ろうと思います。

  パワーフィルター付け  11月のSR400里帰りツーのフリマでパワフィルGET   2010.12.19追記

 右がフリマでGETしたパワフィル。 ゴムダクトのテーパー中間でカット。
 左は、今までのダクトを赤線でカット。
 テーパーのお陰で、ストレートダクトの内側にもぐり込ませ、上からバンドで強力に押さえ、固定。 
ギリギリで、取り付けOk。 MJを可変して試乗中
 #300 加速がパワフルで、抱き付きそう?
 #330 80km/hまで抱き付き無し、でもパワフル感が強く、抱き付きの可能性有り
 #340 少し加速・トルクダウン気味 #330がベスト?
 #350 加速ダウン、R299鬼門OK。
 #330 鬼門R299 2010.12.23テストOK! 
パワーフィルター交換2  キジマのパワーフィルに交換   2011.4.16追記
キジマのWebカタログで、近いサイズの物を偶然見つけGET。 部品情報参照 
長さが5mm短いだけであとは同じ。 最大φ61mm、短側φ50mm、長さ50mm、

左は、クリーニング後でも太陽光が内側から見えないくらい、密度が高く、吸気量が少なめ。
キジマ製は、太陽光が見え、容積が小さくても吸気量は多い。

5mm短いだけで、余裕で取り付けOk。 MJを可変して試乗中
 #320 従来のまま試走。
      今までのフルスロットルでのカブリが無く、加速がパワフルで、抱き付きそう?
 #350 2011.4.16鬼門R299 テストOK!#320よりかなりトルク感が弱い。
 #340 加速、パワーも合格点。 もう少しパワフル感が欲しい(贅沢)
  #330 加速、パワー最高。 鬼門テストも合格(2011.4.24テスト)。

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スプロケ交換(平成22日9月25日)

 ノーマルの12丁では、70km/h位で最高回転付近(約9,000rpm)で走りずらく、フロントを13丁に変えたところ、80km/h以上までの繋がりがスムーズで、ベストマッチでした。

スプロケ交換には、サークリップが必要。(部品情報参照)
1丁増えただけで、外形がかなり大きくなった感じです。
 チェーンの長さもそのままで済み、お手軽交換できました。
 余談ですが、写真のプシュロッドのバネは、2A4からの伝統のオイルシール外れ防止。

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クラッチ交換(平成22日10月10日)

 先週の150km程のテスト走行で、3回ギヤチェンジ直後にクラッチの滑りのような症状が出て、やはりボアアップエンジンに純正の2枚のクラッチ板では、厳しいのかな?という事で.RX80と同じ3枚仕様にしました。

ヤフオクでGT50の腰下部品取り品を500円でGETでき、この3枚クラッチASSYを使いました。 勿論バネとラバー類は新品を使います。 クラッチ板は0.1mmも消耗して無く、歪みも無く、プレートも歪みが規格内で、そのまま使用。 ドリブンギヤコンプリートの段付き磨耗も少なく良品を格安でGETできました。
 RX50(4U5)のクラッチカバーを外したところで、内部と初対面です。 
 クラッチ板はノーマルの2枚仕様でした。 バネ固定のネジは、明らかに締め付けトルク最大0.8kg・m以上で締めた状態で、やっと外しました。 クラッチレバーが重い原因が解りました。
 左はプッシャープレートを外したところで、クラッチ板とラバーとご対面。
 右は、クラッチ板とラバーを外して、クラッチプレートとご対面。 寂しい事に1枚しか有りません。

  

 左はクラッチ板とラバーを外した所で、ナットとご対面。
 右は、プシュロッド1を外す途中です。 
 アマゾンでGETしたホールディングTOOL(1980円)を使い、レンチでナットを外しました。万一GB250クラブマンの時のように、硬くて緩まない時に備えて、先日ベッセルのインパクトドライバーを準備してましたが、不要でした。 TOOL固定にタンデムステップが役立ちました。
 ナットを外し、ワッシャーを見ると、テーパー状になっているので、向きを記憶しておき、取り付ける時に注意します。
 ドリブンギヤコンプリートをゆっくり外します。
 4U5のクラッチASSYが無事外れました。
 2A3と比較すると3枚の分だけ長くなっています。
 同じく長いです。
 プレッシャープレートは、左の4U5は中央付近にオフセットした感じで、トータルの長さが同じになるような設計で、1枚増えてもクラッチカバーに干渉無く交換できました。 
 取り付けは、取り外しの逆に行い、ラバーは新品交換で、左が新品で、幅が変わってます。(部品情報参照)
 左が4U5で、右は2A3の新品。 自由長が32mm有り、新品と同じでした。 
 見落とすような所に付いているOリングも交換です。 
 トルクレンチで0.8kg・mで締め付け、クラッチレバーが重くならないようにします。 締め付けトルクが小さいと滑る可能性があり、許容範囲の最大で締めました。 クラッチの回り止めは、ウエスでキヤを挿んでロックしました。
 組み上がったら、クラッチレバーを握り、3枚の隙間がちゃんと動き、レバーの重さも適正か?も確認します。これはSMには書いて無く、カバーを閉じて、オイルを入れ、調整をした後、不具合(ボールが入って無いなど)が有ると、また分解する必要があり、ここでの確認をお勧めです。

 翌日富士山まで255kmテスト走行すると、滑りも無く、クラッチも軽くなり(正常になり)これでロングツーも安心です^^。

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シリンダヘッドナット交換(平成23日4月16日)

シリンダヘッドナットは、ロングナットを使ってましたが、以前専用のナットをGETしていたので、アーシング以外の物を交換。

ロングナットは溝が有り、雨水侵入が心配でした。
右が専用ナット。
 規定トルクで締め付け。 これは、ガスケットの山を潰して、密着性を保つので、重要です。
 専用ナットはGOOD!

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