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電装系メンテナンス

※本内容は、素人によるメンテです。 チャレンジする場合は、自己責任にてお願いします。

  バッテリー充電対策(その1) バッテリー充電対策(その2) アーシング  
ヘッドライト バルブ交換    テールライト交換

メーター内ランプ交換(平成20年 1月 2日

 年末のナイター走行で、タコメーター内の左側のライトが切れていたので、交換しました。 

 部品リストによるとタコメータ内ランプは2種ありますが、サービスマニュアルの回路図を調べ、1.7W/12V仕様の物にしました。(部品は、部品情報参照)
 ヘッドライト、メーターブラット裏のナット3個を外し、メーターカバーのネジ2個を外します。 カバーを下にずらし、ランプを引き抜いて見ると、写真左のように黒く、切れていました。 電球は挿入してあるだけなので、引き抜くと外れます。
 新品交換後、点灯を確認してから、組み立てます。 完成後、メータ内が左右同じ明るさで点灯しているので、OKです。

バッテリー充電対策1(平成20年 2月 3日

 昨年バイクを引き取っ日に対策した内容ですが、ハッキリ言って車幅灯(ポジションランプ)は不要と考え、即配線を外しました。 5型は、キーをスタート位置にしただけで、ヘッドライトと、ポジションランプが点灯する仕様です。 走行中はヘッドライトを点ける上、直ぐ数cmの所に2灯で10Wも消費するウインカー内のポジションライトは不要で、それだけバッテリーの貴重な充電電流約1A弱が無駄となります。 通勤で毎日乗っているなら良いとしても、サンデードライバーな上、冬はバッテリーが低温の影響で弱っているのに、充電電流まで減らす事は、自称電気屋としては許せる事ではありません。 

 対策は、ウインカーから出ているHOT線2本のうち、写真の左右各1本(橙と空色)を外すだけです。 活線では無いので(電流が流れていない)、そのままテーピングもせず放置です。 ニッパーでカットした方がさらにGOODです。 

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バッテリー充電対策2(平成20年 2月 3日

 上記もしましたが、5型はキーをスタート位置にしただけで、エンジン始動前に、いきなりヘッドライトが点灯します。 普通に考えてもおかしな事で、車のエンジンを始動する前にヘッドライト点ける人は誰もいないと思いますが、5型は設計でそうなっています。 冬2週間も乗らず、低温でバッテリーが弱っている時も、キーをスタート位置にしただけでヘッドライトに、いきなり4.6Aも流れます。 セルモーター回転中は、消えるようなSWの接点の構造ですが、その前にこれだけ電流が流れ、バッテリーを消費する上、低温でエンジンオイルの粘度が固く、機械的負荷が大きいので、始動電流が夏以上必要です。 この対策として、4型以前同様の仕様になるように、ヘッドライトSWを付けました。 良く見ると5型でもSWが付けられるようにSWカバーの金型が共通なので、4型のSWをGETして付けました。 4型と5型のSW部の回路を比較すると、SW内部のハーネス(ピンアサイン)が大分違うので、一番楽なSWだけを後付けにしました。 

 写真は、ヤフオクでGETした4型のSWです。 1型のは、サイズの関係で使えませんでした。 SWを外す時の注意として、ツマミの中にφ2mm位のボールとバネが入っているので、無くさないように静かに外します。
 外したSWは、ヘッドライトとポジションの2回路4接点仕様ですが、ON/OFF電流が大きいので、接点の寿命改善で、写真のようにポジション用の接点も、ヘッドライトとして使いました。約50cmのリード線はチューブで覆い、先には、♂♀のギボシ端子を付けます。
 5型のSWは、写真左のように目隠し板が付いており、マイナスドライバーで簡単に外せ、外すと写真右のようになっています。
 SWを組み込む時は、SWカバーの下を緩める必要があり、アクセルワイヤーを外さないと、カバーが緩みません。 そこで、写真右のキャブレターの矢印で示したナットを緩め、ワイヤを片側だけ外し、下カバー緩めました。 写真右のように、無事SWを組み込み、外観は4型と同じような感じになりました。 但し、ヘッドライトのON/OFFだけなので、中央にシルバーでONの目印を付けました。 
 最後に配線ですが、簡単です。 ウインカーSWのハーネスから来ている、写真左矢印の青/白線だけギボシ端子になっている♂♀の接続部を外します。 写真右の黄色矢印のように、今回作ったハーネスの♂♀をそのまま差し込めばOKです。 この青/白線は、ヘッドライト(Hi/Low)の共通な12Vのラインなので、ハイビーム設定でも同様に切り替えできます。 市販のライトSWを買った場合も、ここをON/OFFすればOKです。

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アーシング(平成20年 2月 3日

 クラブマンの回路図を見ていたら、アースが弱い設計な事が解り、強化(アーシング)しました。 下の回路図は、スパークプラグのアース関係の部分だけを、回路図から拾った図です。 プラグのアースは、シリンダーヘッドとなりますが、ガスケットで絶縁され、ボルトだけで、間接的にエンジン腰下と導通が取れ、腰下は、フレームとの間に振動対策でパッキンが有り絶縁され、エンジン固定ネジの接触だけで導通してるようです。 ジェネレータのアース線が唯一、電線として繋がっているだけですが、シリンダーヘッドとの間には抵抗を持っています。 自称電気屋として気になる点は、数万Vのスパークプラグの電流値は、数十mA程度ですが、数MHzの高周波電流なので、テスターで測るアースのDC抵抗では無く、高周波のインピーダンスを小さくする必要があり、鉄板や数本の銅線の束では、インピ−ダンスが小さくなりません(良い火花が飛びません)。 回路図を見ると、イグニッションコイルの2次側(高圧側)のGNDが無く、1次側(低圧の入力側)に1本共通GNDが有り、おまけに4Pコネクターを通して抵抗を増やして接続しています。 ミニトレの同コイルは、取り付けブラットがGNDになっていて問題有りませんが、予想外の事にクラブマンのコイルは、取り付けネジがアースと浮いていました。 この為入力の低圧側のGNDに高圧側の高周波電流が流れるしかありません。 おまけに、接触不良の多いファストン端子で接続してあり、ゆるゆるだったので、ペンチで凹側を絞めて、固くしました。 
 対策内容は、回路図の赤太線のように、シリンダーヘッドに固定しているネジと、イグニッションコイルのGNDを、特製ケーブルで直結し、2次の高圧電流が最短のループで流れるようにしました。 今回は、この対策をして、昨日テスト走行したところ、始動が約1秒は早くなlり、ノッキング回数が大きく減り、静かにゆっくり加速した時、一時的に回転が落ちる事がありましたが、アーシング以降は一度も無いといった所が、気が付いた点です。

  高周波のインピーダンスを下げる為、幅10mmの網線を写真左のように、端子に固定しました。 長さは、30cmです。 雨水での錆び防止で、その上からチューブで覆っています。車のアーシングでも良く使っている線です。
 写真のように、両極共にゆるゆるのファストン端子で、接続してあるだけでした。 凹側をペンチで絞めて、固くしました。 赤矢印のコイル固定ネジは、アース(写真青矢印のGND緑端子)と浮いています。 
  写真左の緑線(GND線)×部をカットして、特製ケーブルとカシメて、共締めします。 雨水で錆びないように、黒テープで覆いました。
 赤矢印がIGコイルです。 黄色がプラグとしますと、 プラスは、オレンジの点線の経路で流れ、 マイナスは、特製ケーブルを伝わり緑の点線のように流れます。 特製ケーブルは、シリンダーヘッドの、キャブレターインシュレター固定ネジを、六角の25mmのSUSネジに変え、共締めしました。 参考にIGコイルのGND端子と、プラグ近くのシリンダーヘッドのDC抵抗値は、テスターで測ると対策前が、0.5Ω(回路図参照)で、対策後は0.1Ωです。 インピーダンスメータがあれば、かなりの違いになったはずです。 今回手持ちパーツだけでできたので、対策費0円でした。

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ヘッドライト バルブ交換(平成20年 2月11日

 ヘッドライトが暗く、予備のバルブも無かったので、PIAA H4と交換しました。 今までのは、予備バルブとして、シート下の収納BOXへ保管です。 これで近日予定のロングツーリングで何時切れても安心です。

 写真のPIAA MB1に交換しました。 クラブマン標準仕様のH4タイプ12V55/60Wは車用と同じなので、2輪専用、振動に強く(クラブマン必須)、110Wと同じ明るさという事で、写真の物をセレクトしました。(部品情報参照)  交換後は、明るくなり、照らしている部分のカットラインが綺麗になりました。 5型のプラスチックレンズ対応です。 写真右下の赤ラベルに、停止中は熱対策で、ライトを消すように注意書きがありますが、5型だけ付いて無いライトSWは、この点でも必須です。

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テールライト交換(平成20年 4月19日

 テールライトを以前息子からもらった物に交換しました。 なかなかレトロチックなデザインでお気に入りです。 これで、明日予定の桜の里ロングツーリングは、お洒落に行けそうです。

 写真の左は、標準の角型仕様で、右が交換したレトロ仕様品です。 交換で一番面倒だった所は、取り付け用のネジを根元ギリギリまでカットする部分で、両刃のグラインダーを使って、慎重に削り、無事取り付けました。 ブレーキランプを点灯すると標準仕様より明るく見易いので、安全面でもGOODです。

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