めろんちゃんのうわさ3
ちっちゃい画像がプチプチあるので、ちょっと待ってからどうぞ。
「ちょっとーッ!多津丘出て来なさいよーッ!」
「呼んでも無駄アルぞ。多津丘ネットゲームで大変らしからな」
「うわぁー。出た、個人攻撃。これだから大人ってやだなーっ」
「まあまあ。めろんちゃんさんの話を聞きましょうよ」
「お前、まだめろんちゃんさん言うか。わっかんねえやろうだなあ」
「それにしても、宅間のお兄ちゃんだよ、は、ないよなあ」
「そうやって、今回も時事ネタとかでお茶を濁すんだね」
「なんだよう。アタシが不治の病であと何日かの命しかないってのに、無視かよーッ!」
「企画がそろそろ終わるということの、暗示的表現ですね」
「君…せめて<えっ、いきなりの急展開!大変だわ。どうしましょう>くらい言ったらどうだ」
「…先生。女言葉が微妙にぎごちないです。色んな意味で」
「…<ふじ>のやまい?それとも<ふち>のやまい?…ね、本当はどっちなの?」
「お前少し黙るヨロシ!」
「ペケって漫画で、そういう四コマがありましたよね。昔」
「あー。あったあった。でも、結局、どっちが正しいのかわからないんだよな」
「<ふち>ですよ」
「<ふじ>じゃないか?うちの田舎はみんな<ふじのやまい>って言うぞ」
「<ふち>ですって。大体その発言から、先生が静岡出身だっていいたいんでしょう?卑怯ですよ」
「ばかやろう!静岡の悪口を言うなッ!清水エスパルスはオーレーオーレーオレオレ、だぞッ!」
「貴様ら、その不毛な会話を直ちに止めるアル!さもないと殺してやるネ!」
「最終回までこんな感じかあ」
「ごめんなさいね、めろんちゃんさん。あなたを目立たせてあげたいとは思うのだけれど」
「いやあー。アタシだけ肌色塗ってある辺りで、十分目立ってると思うし、いいよいいよ」
「そういえば、わしら3色以上使われたためしがないな」
「作者がダメダメだからねえ」
「そうだ、とってつけたようでアレですけれど。葉書でも読む?人生相談。ありきたりでしょう?」
「投稿ボーイの相談なんて、全部、君ィ空手やりなさい!って言えばいいのよーっ!めんどくせーッ」
「…最終回だし、オチをつけようと思うが、ヨロシか?」
「エンディングは、アタシ、空の星になりたいなっ。で。孤児院の子達が拝むの。ハイル・めろんさまーって」
「孤児院という発想はどこから出てきたか」
「いいんだよー。そんな些細なとこ突っ込んだって面白くないんだよーっ。殺すなら殺せー」
「めろん閣下。きっと多津丘〆葉はなんだかんだ言って、結局めろん萌えですよ」
「先生。何か、フォローにも何にもなっていないような気がします」
「最終回なのに、また、やたら長かったね。長けりゃいいってもんでもないでしょっつー…の…」
「めろんちゃん、体が段々、透明に…!って、バックトゥザフューチャー1の終わりかただよ、これ!」
「めろんって、熟すと中身透明になるアルね。サイダーみたいな味」
「それをもってオチとするのはすこし乱暴じゃないかしら。ていうかこの場合めろんちゃん死ん…」
「ここは、めろんちゃんが熟しきったというオチで乗り切るんだ。罵声だとかに耳を貸しては、いかん」
「ソノオチ、オレサマ、イカリ、サイコウチョウ!」
夜中にたたき起こして電話した僕に、眠そうな声で
清水エスパルスの歌を教えてくれた友人にささげます。
おーれーおーれーおれおれー
(もはやオチなどどうでもいいのか)
たぶん最終回。