3月度前半分・まんがフィーヴァー




一日月曜日/かるくひまが
あのー、ですねー。
わたくしー、ですねー、そのー。
はっきりしない物言い、というかー、ですねー。
たまにー、こうー、人とかー、その、なんていうんですか、苛・々?とか?
させたりしちゃうみたいなんですけどー。
…。
かといってー、そのー、はっきり?
とか?
その、思ったことをー、そのままというかー、言葉選ばずに、というかー。
ともかく、そんな感じで言うとまたこれが、たつわけでー。
あ、えーと、立つって言うのは、その、アレです。なんだっけ。
アレだ、そうそう、カド、とか。そういう感じの。
えー。
だからー。

「…なんか鬱陶しいなあー」

「殴るか?」

「そだな」

(ごっ)

「痛っ、ちょっ、やっ、…って、あっ、血、血ー?」

「オラー、早く言えよー、言いたいことあるんでしょー?」

「あの、久々に漫画描いてみたので読んでみてください!あと感想とか下さい!」

「おっ、久しぶりね!漫画!」

「ついでに漫画のページを少しだけ見やすくすばやく改装しました!」

というわけで更新。まんが!まんが更新!


「veinte y nueve〜29〜」


9ページという、僕にしては長い漫画となりました。
しかも、内輪オチとかじゃなくて、ちゃんと独立して読める(っぽい)漫画。
29歳誕生日という軽い節目を迎えたOLの話です。

自分では割と面白いんじゃないかと思っているのですが、ともかく、楽しんでいただけると幸いです。
とりあえず、電話してるコマをたくさん描くのって、ちょっと大変だった。楽しかったけど。

まんがフィーヴァー。33333記念(だっけか)。
ともかく35000記念ということにもしよう。そうしよう(大人の汚さ)。

あのー木ー綿のーおー、ハンカチーフくーださいー。

聞いた話ですが、誕生日が2月29日の人も、法律的には前日の24:00丁度に年をとるというきまりらしいので、問題なく年を取れるようです。
うまく出来てるなあ。法律。

二日火曜日/マグロのロー。
本日は、鮪の解体ショーを見てきました。
やー、わたくし、大好きなんです。鮪の解体ショー。
巨大な魚を包丁一本で捌いてお刺身にするショーですよ。興奮せぬわけがありません。

ちゅーわけで物凄く張り切って出かけてみましたが、やっぱりおばちゃん達のパワーと殺気には勝てませんでした。一見静かで怒号とか飛び交わないところが、逆にマジこわい。
こわかったので後ろの方から背伸びして見物。

でも。
た、た、楽しかったー。
特に、さっきから手を上げてるのに全然こっち当ててくれないじゃないのよ、と店員に低い声でつっかかるおばちゃんとか、鮪の目玉が欲しかったのにどうして一人にしか売ってくれないのよとか言ってるおばちゃんとか、マジすごい。スペクタクル。ジハド。

わたくし肩身を狭くしながら、赤身を一柵だけ(それもおばちゃんたちがよそ見をした隙を盗んで)買って帰りました。

お昼ついでに軽くつまんでみると、もうそれはそれはうまかったです。魚ラブ。お刺身恋。

というわけでレポ−トまんが。


(20040302)


最近ずいぶん漫画づいてるなあ僕。

来週あたりには旅行に行きたいなあ、などと考えているのでリンクを追加。
うちのリンクページは、基本的に旅行先でのブックマーク的な感じなので、そういう機会がないとなかなか追加しませぬのです。ひえー。このサイトが私的なブツであることの証明ですね。ひえー。

というわけで、今回は「また君か」「@JOJO」「TBN」「長文書きの日記」の4サイトさんを追加させていただきました。
どちらのサイトさんもとてもよいのでぜひ。

三日水曜日/ゴーン ウィズ ザ 曙
本日は何を差し置いてもこれ!
これを紹介させていただきたい!

Happy Tree Friends

ハードコアFLASHアニメ!かわいらしい動物たちが、かなり無駄にスプラッタを繰り広げる話です。
特に、ベトナム戦争帰りの熊(戦争のフラッシュバックが起きるとき以外は凄くいいやつ)とかヤバイ。みんな、そんなやつと遊ぶなよー!みたいな突っ込みをものともしないこの力技。
すごい。

公式サイトは英語なので、そこでいきなり拒否しちゃう人もいるかもしれませんが、本編はセリフとかありません故、安心して見られたい。
安心…。
いや、なんつうか、根底には、陽ではありますがかなり純正の悪意があるので、そのあたり「陽の悪意」と「負の悪意」の区別をしない人には面白くないかもしれません。人それぞれかなあ。嫌いな人は嫌いかも。でもモンティパイソンとかサウスパークとか好きだったらきっと!おそらく!

とりあえずのところ、保管サイト(非公式・日本語)はこちら
とりあえずはこちらからチェックする方がいいと思います。

ちなみに、これ、ムービーになってHMVでも売ってます
買いそう。っていうか次に小金が入ったら買っちゃおうかな…。

今日はサンガツミッカ。耳の日です。シュール君に乾杯(しつこい)。

そして、ここんとこ、ホントに漫画づいております。また漫画やっております。
というか折角たくさん暇があるので、まとめてガーっとやらねば出来ないことなどをしようかな、と思っております。

などと言ってもちょっといまひとつ、そういう感じだと後々になって首が絞まる予感。
これからするべきことリストを作ったら少し青くなりました。ちょとやばいKE・HA・I。

最近、気になるCMがありまして、何かっていうとエイブルのCMなんです。
「ミキちゃん、二番目に欲しいものって何?」ってやつ。
アレアレ。

あれはさー。
「君の一番欲しいものは分かっている、そしてそれは金では買えない。だから、誕生日には二番目に欲しいものをプレゼントしてあげようか」
みたいな?
みたいな?
そういうのを言外に感じて欲しかった…。
というか、さっき某所にて「一番欲しいものは人から貰いたくないって人もいるよねー」というような主旨の発言を発見。すごく頷いたついでに書き残しておこうと思って。

と。
それはそれとしてCMの女の子ちょうかわいい。(ピンと来ない人はこちらの真中辺を参照)
ていうかvodafoneのCMにも出てたんだー。

四日木曜日/今日はチョウジの日だ!
本日は雨。
なんか久々の雨のような気がします。

でもって、アイシールド21とNARUTOのコミックスを買いついでに近所のスーパーにちょっとお買い物、のち図書館へゴー。
それ以外はダラダラしてました。

それにしても、刑事コロンボは相変わらず面白いなあ。
もうハンパなく楽しい。このマジシャンのやつはもう何度目かになるんですが、見る回数を増すごとに面白さが増している気がします。

恋も二度目なら。映画は二度目(吹き替え)なら。

しかし、それにしてもチョウジ、イイ!
いいなあチョウジ!ああ!チョウジいい!

わたくし、期待されない子が頑張る話って大好きなんです。
あと、期待されすぎた子が頑張る話も大好きなんです。
「まわりの見る自分と、自分の見る自分の違い」って、ちょっとなんていうか弱いんですね僕。
まわりの目と自分の目って、どうしても常にずれてしまうものだし、そのズレは悪意から発生してるわけじゃないのに人を傷付けることがあったり、とても難しいものだと思います。
そして、それに打ちのめされたり、うまくかわしたり、萎縮したり、利用したり、立ち向かったり、色々、本当に色々な手段で人が、オノレの実像と虚像を近付けようとする姿って、とっても元気付けられるように思います。みんな頑張ってるんだ、って思うんです。すごく勇気を貰うみたい。

というか、チョウジにはぜひとも生還していただきたい。

あと、「みてたよ」とか言ってたネジに萌え。あの微妙にゾンザイな背中のフォルムがたまりません。
新しい魅力開眼。

今さっき不意に紹介されたんですが、こいつもとにかく応援したい

上野桜さんもたぶんそう言うと思います。なまはげラブ。なまはげのアイデンティティを最も体現しているようで最も遠いところにいるようなこのロボ。世界のロボ化の波はけっこうこの辺まで来てます。

実は、地味に昨日更新してます。看板娘

五日金曜日/週刊コスプレランド
本日は、日頃お世話になっております鷹村先輩のお引越しの手伝いに、微力ながらお手伝いに行ったりしてました。

おりしもこの日の東京はよい天気!とてもよい天気!
なんというか、引越し日よりというのはこういう天気のことを言うんだなあとか思ったりしてました。
結局、朝から集まったのは、家主含めて四人。四人でこまごまと荷物を運んだり整理したりしておりました。

引越しも終了間際になると、先輩の人徳のお陰かぽつぽつ人も増えて加速度的に引越し終了。
三時とか四時とか、同じ敷地内の別の部屋へのお引越しだったというのもあるんでしょうが、日がかげる頃には終わってました。

というか、引越しっていうのは確かにスペクタクルなイベントだと思いました。
こりゃドラマだ。
そりゃ過去も引っ張り出されるし、捨てるものや持って行くものもあるし、うーん。
ドラマ。
引っ張り出してはいけない過去を引っ張り出してしまったのもまたドラマ。大人。ビター。

でもって、途中に差し入れに来てくれた方に紹介して頂いたのですが、その際に「これは小説家志望の子です」などと紹介されてじいさんニ度びっくり。

っちゅかよ、あのよ、お尻に「家」とかつく職業はよ、まっとうじゃねえっつうか要するにヤクザだからよ、あのよ。

というかその紹介を覆そうにも、オノレが何をしている人間なのか客観的にあらわす術がなかったのでひたすら狼狽する罠。そして狼狽している様子を見てアワレに感じたのか、今年の芥川賞の話題とかを振って頂けるも、「すいません…読んでないんです…」などと小さくなるしかない罠。あ、でもでもでもスプリットタンと言えば殺し屋イチでナニを割いてましたけれどアレって構造的には三つにまでは割けるんですよね(時間をかければ)、などと言いそうになって寸前で止める罠。

あと、誰も助けてくれない罠。
自分の身は自分で守ろうというか、わたしは××です、と言えるカッコたるものをぜひ作成したい。

でも、その紹介を受けて「ああ、だから首に何か巻いてるんだ」とか言われたのは面白かったです。
そういう人って、皆首に何か巻いてるようなイメージなんだろか。

ちゅーて夜は夜とて、引っ越し祝いパーティー。具体的に言うと鍋。

ご馳走になってきました。美味しかった。ちょううまかった。本気うまかった。むせび泣いた。

メモ。Nゲージ鉄道模型の「N」はnineの「N」。線路の幅が9mmなんだそうです。マメ知識。

六日土曜日/失敬をば
そして昨日はお引越し祝いでお酒など飲みつつ、家主さまのご好意に甘えて泊めていただいたりしておりました。
学生でもないのに翌日暇人でごめんなさい。そしてありがとうございました。恩返しに行ったつもりがまた恩が増えてます。ふ、複利!

そういうわけで昨晩は酔っ払いつつ、他に残った多津丘の人と、鷹村先輩と、おさべり。

益体もない、というのはこういうことを言うのかもなあ、というくらい、個人的なことをつぷつぷと喋ってしまったりした覚えがあります。
なんというか、その、僕は酔っ払うといつもそうなので申し訳ない限りなんですが、ええ。

よい人間についてのトピックはしばらく考えることにします。
漠然と考えるけれど、ここに、つっと簡単に書けることではない気がします。

やっぱり、そういうことを考えるために、そういうことを確かめるために小説とか書いてるんだ、って思います。書かなくちゃいられないこと以外は書きたくないのです。だから、職業にするのとか、無・理(昨日のことを根に持ってる)。
書かなくてよいことや、なんとなく思いついたことを書くのは片手間ですので問題ないのですが、『ねぎま!』風ラブコメ書いたらきっと勉強になるよ、と言われても難しいヨ!

というか真面目な話、僕は小説技術とか構成論とかあんまり興味ないんです。

例えば、木の上に住んでる人は毎日木登りを「仕方ないからしている」わけで、でもそれを傍から見ているひとは「ひょいひょい登っててすげえ」とか思うわけで、でも住人からしてみれば、毎日家から出入りするだけの木登りテクニックしかいらないわけで。
そしてその人が住んでいる木が日ごとに成長して大きくなれば、より高く、より効率的にのぼれるようにそれだけテクニックも向上させなければならなくなるわけで、そのための努力ならばきっとできるだろうけれど、それは別に傍から見ている人を満足させようとかそういう努力ではないと思うのです。

だから、「きっとビルのぼりを一度やってみたら、木登りの技に新しい視点でできるかもしれないよ」と言われても困るわけです。だってビルとか登らないんだもの。
そりゃ、僕の住んでる木がいきなり表面ツルツルになったり、木登りするよりも隣のビル登って飛び移った方が楽だと気付いたら別ですけど。

もしも僕に「色々なものにのぼれる」という素養があったとしても、僕は自分の住んでる木さえ登れればいいです。

才能というか素質というか、そういうアプリオリのものがあるとしたら、それはきっと浪費するのがカッコいいんです!「やればできるのに勿体ない!」というのは、「やればできたのに勿体ない!」とは天と地だと思います。後者は死んで後悔するけれど、前者はむしろ誉め言葉だぜ。

…嘘です。僕木登りで精一杯なのでそんなことしてる余裕がないだけです。

「能書きはいいからさっさとやれってことですよ」

わたくしこれから麻雀!あさすずめ!短大生と、A女史と、高校の頃の友達と、あさすずめ!
とくにA女史と会うのは久々なので楽しみであります。

そして明日の朝帰宅して、夜には今度は四国に旅行ゴー!
日曜の夜の夜行で出発して、月曜の朝に四国到着、そでもって木曜日あたりに帰宅の途につく予定。帰りがけ、大阪などに立ち寄ろうかとも思っております。

っちゅわけでお暇な方は相手などしてして!

オレオレ詐欺は、確実に進化している…ッ!

七日日曜日/サンボの力は引く力ッ!
かっ、勝ちました(鼻息を荒くして)。
半荘八回やって+230!
そのうち、一度のトップは3コロして+115!
最高記録に近いやも。終了時に八万点くらい持ってた気配。

なにか不幸なことが起こらないかどうか心配です。

やっぱり、勝敗を分けるのは二位と三位の差だということを再認識。一度トップを取るより、二度二位を取る方が実は簡単で、そして実利は同じだという罠。

昨晩は、でも、僕とA女史以外は死ぬほど引きが悪いというか、短大生に至っては始めの半荘二回か三回、全局通して、捨て牌全部集めなおしてもテンパイすら出来ないという絶不調ぶりだったので、実戦サンプルとしては不適当かもしれません。

という中にも、最終半荘でリーチ合戦になり、「サンボの力は引く力、チップ取りに行くってことがどういうことか教えてやるっちゅの!」などと威勢のいいことをぶっ放してみたけど受けが間五万じゃ引けるわけなーい!という一発芸をしてみたら本当に一発で引いてきたのが凄かった。

あんなこと多分もう二度と出来ない。

ナードコア、と言ったらハードオタのことなんですが、意外と綴りを知らなかったりします。
「nerd」が正しいつづりなのね。

本日の晩から、木曜の晩あたりまで四国は香川県に遊びに行ってきます。
四国もいい加減くそ田舎ですが、図書館までゆけばネット環境があるので巡回とか掲示板チェックなどはできる予定。
帰りがけに大阪とか京都とか、寄ろうかどうかちょっと考えております。ついさっき、「冬のオペラ」を読み終えたばかりなので、かなり京都行きたい気配(ミーハー)。
ともあれ、関西在住の皆様は、暇だから遊ぼうぜのお誘いなどあったら携帯メアドとか電話でひとつ。

いってきまあす。

ちゅわけで今週は更新ござんせん。出掛けの更新をきちんとしている暇もございません。
くっ、くうっ。
ともあれ、また来週お越しください。びーぐるー。

八日月曜日/あさはやくとうちゃく
朝はやく夜行バスは僕を吐き出して去ってゆくのでありました。
時刻は七時少し前、朝もやの中、僕は焼きたてのパンなどを買い、食し、はぐはぐと迎えがくるのを待つのでありました。

つうて、迎えてもらってしばし休憩。
仕事に行く人を見送って、お昼寝などしてました。

最初は四国の空気に体を慣らすような感じで、あたりを散歩したりなんかやと。



五百羅漢、だと思われます多分。どの方もこの方も素敵な表情でうふうふふ。

晩御飯には、カンパチの柵を買ってきて、お刺身。そんでもって活きあさりのよさそうなやつがあったので、純和風な感じでお味噌汁。

すげえ勢いで主婦してます。

九日火曜日/見ているなッ!
お昼から本格的に散歩などしてました。
昨日に引き続き善通寺周辺をふらふら、ぶらぶら。

夕御飯は「となりのインド人」という、けったいな名前のお店でカレーを。
ジョーシというインド人の人がやっているお店だそうです。
そんな僕が頼んだカレーは「ジョーシスペシャルラムヴィンアル」。
ひやあ、すげー、スゲー名前だ。
などと思っていたんですがその内容が意外や意外。ナンとか石で焼いてるし、ヴィンアルことヴィネガーポテトも美味しいし、こりゃ意外な名店かもしれませんでした。おいしかった。
また今度行きたいなあ。

夜はなんともなしに占いの雑誌などを衝動買い。
二人して眺めてへらへらしておりました。鬼谷算命術。

それによりますとわたくしは「花」タイプでありまして、堅実な人生を送るもようです。
あと、色々花開くのは2010年なんですってー。

ホントかよっていうか色々遠い。

あと、向いている職業一覧に気になる職業が…。



メイドって、一般的な単語なんですかっていうかそもそもそれホントに職業なのかオイ。

十日水曜日/こんぴらフネフネ
本日は家主の帰りが遅くなるということなので、温泉に一人で行ってまいりました。
一人旅風。

裏参道は階段ではないもののそれなりに続く長い坂で、息が切れ、わたしは途中の広場のベンチで座って休んでいた。
暇なのでノートを出して神馬などをスケッチしていると、子供がかけてきて前に止まったのであった。
目が合うと、彼はにっと笑った。つられてわたしも笑ってしまう。
子供は親しげに隣に座り、話し掛けてきた。

「なに描きよるん?」
 …え?あっこの馬。
「何で描きよるん?」
 ええー、むずかしいなあ。珍しい馬だから、かなあ。29歳なんだよ、あの馬。すごい。
「ほしたら、次、何描きよるん?」
 うえー?うーん、じゃあ、鳥とかにしようかなあ。

子供たちは広場をかけまわっている。わたしと同年代くらいの保母さんがそれをなだめたり、まとわられたり、忙しそうにしている。ああ、まるで休みの日の午後。

「あんな、ぼくの名前な、なかにしたくや、な」
 ほう、よい名前だね。
「そしたらそこ、書いとって」
 あは、うん。な、か、に、し、た、く、や。はいよ、書いたよ。
「うん」
 なかにしたくやはどこから来ましたか?
「高松」
 ほう、それは遠いところから来たのであるね。
「高松からな、電車乗ってな、2番線乗ってな、降りて、歩いて来たん」
 そうかあ、2番線かあ。
「そや、2番線」
 ふっふ、うふふふふ。

子供のひとりが、鴨の夫婦が泳ぐ池に石を投げたと告げ口されて、叱られている。
―そしたら、きょうくんのおうちに先生も石投げるよ?嫌やろ?
なかなかに力強い論法だと思いながらわたしは少し、すわりを直した。

 なかにしたくやは何歳ですか?
「6歳!あんな、今年からな、小学生やん」
 ほう、それは楽しみだね。
「へへへ」
 もうお弁当は食べた?
「うん、着いてお弁当食べて、おやつたべてん」
 そうかあ。
「あげるよ」
 え?

子供がどこかへ走っていって、何かをもって走って帰ってきた。
見ると、ハッピーターン。
いらないと言うのも悪いので、ありがたくいただいて、もにょもにょと礼を言う。

 じゃあ、なかにしたくやにはお礼にチョコをあげましょう。
「んー、先生に怒られるからいい」
 そ、そうなのかあ。
「あんな、もう一枚いる?」
 や、悪いからいいよ。
「はい、あげる」
 あ、ごちそうになります。押忍。

子供は愉快そうに笑い、わたしはなんとなく面妖な気持ちになる。

 なかにしたくやは気前がいいね。
「ふへっへっへっへ」

子供もまんざらではないようで、楽しそうに笑っている。
わたしは軽く山の下界に目をやり、山の、過ぎてゆく午後をゆるやかに味わっている。

 よい小学生になりたまえよ、なかにしたくや。
「うん!」

元気よく返事をして子供はかけて行った。
わたしは話をしながら馬の絵を描き終え、次は、約束どおり鳥のスケッチにとりかかるのであった。

なんつってたいへん有意義な午後でした。
子供の息遣いって、いいなあ!(目を光らせながら)

というか、この昨今の子供を取り巻く状況では、こんな風に子供とお喋りできたというのはちょっとすごいことだったんじゃないかなあ。ちゅーか自分がまだまだ歳下にモテるということを再認識。
得意げになってました。天狗天狗。

で、午後は子供とわかれて、奥の神社までのぼってゆきました。
ふもとから1368段、海抜421m。
つ、つかれたー。

で午後二番くらいに下りはじめて、ふもとの温泉郷にて日帰り温泉につかって、リフレーッシュ。
リフレエーッシュ。

すばらしい水曜日。

十一日木曜日/帰宅予定だったんですよね
本当は今日の晩の夜行で帰って、明日、頼まれ仕事をやっつける予定だったのだけれど、予定が変わって明日がまるまる空くことに。

どうしようっかなー。
つって週末も暇だということが判ったので、逗留をのばすことに。
夜行バスのキャンセルって、当日でもキャンセル料かからないんですなー。いっこ賢くなりましたよ。

家主は帰ってきたらちゃんと御飯が出来ている、ということのありがたさを今ひとつ判っていないようだと思いましたが、ストライキすることもなく、ちゃんと御飯とか作っておりました。

…。
つって、電気コンロでは仕方ないので今日は豚汁。
電気って、煮物、汁物はうまくできる(むしろ楽かも)のだけど、焼き物が難しいです。ていうか無理。

さてさて。
このところ、半分屋外の端末からwebに繋いでおる次第なのですが、そうするとあまりディープな話題とか、じっくり読むトピックとか、難しいんですよね。
そういう時は、少ない量の更新の、それでも毎日更新してあるサイトとかが凄く嬉しかったりして、こう、力の抜き具合、というわけではないのかもしれないけれど、日々のちょっとしたアクセントとしてwebと関わるというスタンスも世の中にはあるんだなあ、とか思ったりしておりました。
そして、それが逆に嬉しいということもあるんだなあ、とか。

ヘビーユーザーというか、ハードネットワーカーのためのサイトは数多いけれど、これから忙しくなる予定の身としては色々思うところであります。はい。
3月10日にまた君かさんで言われているところの、webとそれ以外というような感じも、最近とみに思うところであります。

自分とwebの関わり方を一度、再定義できるところまで定義した方がいいところに来ているような。

夜は雨。

十二日金曜日/うどんすごい
お昼は「麺通団」にも取り上げられているという「清水屋」さんにうどんを食べに行きました。

つって、これ、ものすごく美味しいな。しかも、お値段250円。
さぬきうどんって、値段と味の関係が比例でないのが凄いところです。
高いからうまい、というわけではなく、もう値段は眼中においてはいけない感じ。店構えも派手かどうかとか、そういうのは参考にならない感じ。
じゃあ何を手がかりにうまいうどん屋を見るのか、というと、これはもう、食べてみるしかないかも。

このところ、お昼はいつも一人なのでうどんめぐりなどしております。

お陰で、手打ちか機械製麺かとか、うまいか普通かとか、その辺、判るようになってきました。
地元民の味の基準が判ってきた感じ。

で、変わった味のたこ焼き屋などに寄って、晩御飯の買い物を済ませ、帰宅。

広がってゆく感じである「ネット」の対義語を、一方向へ進む「ライン」とするのはどうかと思いつつ、それじゃオンラインオフラインという既存の言葉といきなりぶつかってダメなので思案中。
でも方向性は間違ってないような気も。

「麺通団のタオさんがね」というような言い回しを四国の人がしているので、こう、気になって聞き返してみました。

「タオさんって、どこの人?中国?」
「はあ?日本人でしょ?」

僕は「道(タオ)」だと思ってたんですが、「田尾(タオ)」さんだったモヨン。
考えてみりゃそりゃそうだよなあ。タオ先生の必殺うどんキョンシーとか、ないよなあ。

十三日土曜日/ようしょくのしか
土曜日なので車で何処かにつれてゆけつれてゆけとせがんで、というか、家主が高松に用があるというそのついでに車に便乗して、市街地へ。

久々に見る高松の町はなんというか、大きかったです。
アーケードの補修をしている風景などを眺めつつ、昼でも暗い場所について思いを馳せたりしておりました。

でもって、用事が済んだのちは栗林公園へ。

目当ては木蓮の花でしたが生憎いまだつぼみ。いまだ咲かず。咲いたらさぞかし立派な木蓮だろうなあとは思うのですがまったく残念。
かわりに梅などを眺めつつ散歩。

なんというか。

その。

安上がりだと自分でも思いますが充分満足して帰宅。
日本庭園っていいなあ。

帰りがけ、ちょっと帰ってから夕飯の支度をするのも面倒だったのでどこかで外食をしようということになりまして、肉がいいの魚がいいのとすったもんだしておったわけですが、思いついたように四国の人の口から衝撃の一言が。

「じゃあ、しかにしよう」

僕一瞬聞き違えたのかと思って、鹿?と聞き返してみましたらば、うん、とこともなげに肯定。
そしてハンドル握ったまま、続けて「あ、でもシカ、ようしょくだからなあ」などと。

もうスンゲーびっくりしたけれどこんな異国の地で養殖の鹿などという奇天烈なものを食すもまた一興、とて覚悟括ってお店にたどり着いてみたらこれが。

「SHIKA」という店名の、洋食屋さんでした。

ウィーン風料理らしいです。食事するところとは別に、かなり広い売り場にケーキとか置いてあります。もう、脱力しちゃって。せっかく決めた覚悟も覚悟損ってなもんです。
こんちきしょう。
で、まあ、ともかくなかなかおいしい洋食をすませて、ついでに浮かれてケーキなども買って、さあ帰りましょうと外に出がけたら、そこでまた衝撃発言。

「あ、せっかくだから鹿見てく?」

もう騙されないぞ、と身構えてついていったら、店の隣にマジで鹿がいました。
なんか脳の中が歪みました。別にどうってことはないのに、思い込みのせいで事態が二転三転した感じ。軽い脳内ミステリ。

夜は一人で少し夜更かしなどしてました。

十四日日曜日/ガンモー
今日の夜行バスを予約しようと思ったらいきなり満席。
仕方ないので新幹線で帰ることに予定を変更。
おかげで帰る時間がぐうっと早まってしまったのですが、相手は名残惜しいという様子を微塵も出しません。情のないやつです。

それでもって、おまえはなんて情のないやつなんだもうあきれたずっと一人で暮らせバカ、と泣きながら罵ってみたら少しだけ構ってくれました。

が。

余は不満です。不満ですがどこがどう不満なのかうまく説明できないので余計不満です。
たぶん、僕が思うよりも相手の方が、東京と四国の間の距離を近く考えているんだと思います。付き合ってきた年月についても、僕よりも軽めにカウントしているんだと思います。多分それだけだと思うのですがその辺の齟齬って、難しい、とか思いました。

っけ。

で、午後はうどんを食い納めしに、有名な「がもううどん」まで連れてってもらいました。
立地はなんというか、すごく田園の、すごく家々の中でした。ていうかあの道バスとか通れない。
で。
たどり着いてみたらば「日曜定休日」。

「わー、ごめん、そういや日曜定休だったっけ」
「…まあ、この展開も慣れたよ」
「何微笑んでんの?」
「いやね、ははは、まあ、どんとこい門前払い」
「?」

ぜーんぜんショックじゃありませんよ。鍛えてますからね。心とか。はっはっは。

でもってお土産買いに屋島は四国村へ。頼まれていたうどんを買う旅です。午後も午後だったので、製麺所とかちょっと巡れなくて、こう、確実にありそうなところということで四国村を選択。

香川県横断。

で、お土産買って引き返したら丁度新幹線の時間だなあ、などと思いつつも、ダメ元でもう一度夜行バスのキャンセルとか出てないかなあと調べてみると、運良く空席があるとのこと。

どうせなら、ということで帰る方法を夜行バスにとっかえることにしました。なんか予定が二転三転して落ち着かない感じですが、うーん。

で、急遽伸びた滞在時間を使って四国村見物などして、夕食は隠れ家的な居酒屋などに連れて行かれもして、旅行はひとまずおしまい。

四国村には「かづら」で作ったつり橋があって、下に防護ネットとかなくて、落ちたら池ダイレクトという立地が物凄くスリリングでした。
もう一切合切が昔の製法そのまんま、という橋らしいです。足下とかすっかすか。
とてもじゃないけど走ってなんか渡れないっていうか重い荷物とか持ってわたるのもすでに躊躇われる感じ。でもまた渡りたい。

十五日月曜日/帰京っ子倶楽部
夜行バスは朝早く新宿に着いて、そのままフツーに帰ってフツーに寝ました。

ちゅーか、今回の旅行は途中で予定がぐにゃぐにゃ変わるという、僕自身にとっても回りの方々にとっても微妙な感じでありました。
その予定の変遷に僕の脳が着いてゆけてないというのがちょっとアイタタタでした。ハイ。最初から成り行き任せの旅だと決めていたのなら良かったのですが、本来木曜日にはキッチリ帰ってる予定だったので、その後、金、土、日とオマケの日程を過ごす方法が構築出来なかった感じ。オマケの日程とはいえ三日間もあるというのがまたうまい具合に判断力を狂わせておりました。

帰りがけに関西在住のお友達などと遊びたいなあ、などと欲が出てみたりして、相手の都合とか聞いている途中で、不意に「火曜日に仕事がある」ということと「火曜日は月曜日の次の日である」ということが初めて繋がったりして、その節はマジでご迷惑おかけしましたせっかく構ってくれたのにコショ君ごめんー(私信)。

ともあれ来月からはまとまった休みなどが、あまりとれない職につきますゆえ、とりあえずは旅納め。
しばらく根を張って地道に生きてゆく所存であります。

ていうか、旅行ってむずかしい。

シリーズ。今週のジャンプ。

つの丸…ッ!!

ていうかごっちゃんせっかく面白かったのに本当に残念です。チキショー。せつねえ。
次につの丸先生の連載を見かけたら、きっとアンケートハガキ送ります。
声なき声では届かないんだなあということがようやく判りました。ぐす。ぐす。

そして、次は銀魂の首が切られるという予感がわたくしを苛んでおります。
だって、最近ページ割、いっつも後ろの方なんだもんよー!ていうか今週ごっちゃんの前じゃんかよ!ラス2じゃんかよ!
アレも面白い漫画なのでこの入れ替え、ぜひ居残って欲しい感じ。

来週はその結果を見て大いに発奮する予定。
とりあえず今回は折角三白眼が眩しいシカマルがカッコよく大活躍なのに、ごっちゃん打ち切りのショックでとほほであります。とほほ。

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