1月度前半分




一日木曜日/あたらしきとしのはじめにおもふこと
あけましてこんにちは。ことしもぜひよろしく。

かれこれ考えてみると、もうこのサイトを始めてから三年。もうすぐ四年目になります。
「四年」、というとオリンピックとか一巡りするし、うるう年とかなんとかも一巡りするし、ひやー、なんか、飽き性の僕が随分長いことやってるなあ、という感じであります。
ちょっとした感慨ですね。

でも一番なによりすごいなあ、と思ったのは、webとか小説とかまんがとか絵とか、そういう諸々のことをきっかけにして、人と人は出会うこともあるし、知り合うこともできるんだ、と知ったことでした。人が人を知るというのは、実はたいへんなエネルギーが要ることでもあるし、同時にたいへんなエネルギーを生むことでもあると思うのです。
そう考えると、こりゃすごいなあ、とか。

などなどそんなことなどを考えたりしました。
でも考えてみたら、昨日、一年を振り返ったりとか全然しなかったなあ。

ともあれ今年が全ての人にとって幸福な年でありますように。

あと、昨日初めて、パソコンつけてちょっとしてブレーカー落ちる!という事態に遭遇しました。
マジびっくりした。ブレーカー落ちること自体久しぶりでほんとびっくりした。

シリーズ。年越しのわたくし。

今年は年越しの瞬間を静粛に迎えようと考えて、テレビを切って迎えました。
多分、テレビを切ったことで何かに集中しようかしらん、などと考え始め、書きかけていたお話の続きを書き始めたあたりで年越しだったと思います。
でも、パソコンの時計は少し遅れていたので正確なところはわかりません。

実際、年越し四分前あたりで時計を直そうとかなんとか考えて作業しかけたんですが、それをしていたら「新年は…時計を合わせようとしてたら…来てました…」などと暗い顔で言わねばならないところでした。
あぶないあぶない。

とか何とか言ってたら33333ヒットー!
正月に33333とはうれしいうれしい。
来訪多謝。ありがとうございます。またほんとこれからもよろしく。
さりげなくトップ絵更新と、日記ページの色とかも変えてみましたエヘヘ。

…なんつって見切りで書いてみたらちょうびっくり!
33334でした僕。あぶないことこのうえない。

ちゅーわけで今年の抱負をば。
今年の抱負は三つ。

・なるべく風邪引かない。
・飛行機は絶対操縦しない。
・幸福は還元する。

以上です。良い年にしようっと。

二日金曜日/おとした
本日は、えーと、割と酔っ払ってました。

懲りないとか言うな。

本家の方に顔を出して、新年会なのです。
だもので特筆すべきことなどとくにないのですが、とりあえずアレです。
お年玉貰っちゃったハァハァ。

脳が日記モードでなくなってきてます。

色々なことに影響を受けたり受けなかったりしつつ、書きたい欲が高まってます。
やる気と希望がムンムン湧いてきてます。
チキショー!やるぞーっ!ていうかやってるぞーっ!

覚書。オサッシシマス次回テーマ「密室」締め切りは二月第一土曜日。

三日土曜日/灰は灰に、ヴァーチャルマネーはヴァーチャルマネーに。
本日は、えーと、徹夜で麻雀してました。

懲りないとか言うな。
でも、正月からなにやってんだ、とは言っても構いません。
ていうか正月からなにやってんだ。

今日は短大生の人の新年会に招かれていたのです。
ですが、この新年会、ちょっと一味違う感じ。

具体的に言うと、ギャンブルきちがいが幾人か紛れ込んでるのですね。
そういうわけで程よく酔っ払ったところで麻雀という流れに。
しかもいわゆる三人麻雀です。そのうえ点ピン。
これはいわゆるインフレ麻雀ってやつで、ニ役縛りでそのうえヤキトリもトビのチップも入るため、一回負けると最低でも-60がつくという、割とげんなりするルールです。

僕は基本的に麻雀も賭け事も嫌いではないし、高いレートで戦うことに恐怖を覚える訳ではないのですけれど、場にギャンブルきちがいがいるとなると話は別です。

ちょっとドキドキしちゃいました。

シリーズ。戦績。
勝った端から、以前麻雀やった時短大生の人に借りていた分の-180をいちいちチマチマ返していたのでカッチリした戦績が実ははっきりしないのですが、帰りがけのお財布の中身などを考えるに、どうも30かもう少しくらい負けちゃったかも。

つまりこのインフレ麻雀においてはいわゆる、「勝ちも負けもせず」という位置です。
負けてる人は-1000という大台を越えている人がいたりいなかったりしたわけですし。
いつもの麻雀で3000円も持っていかれると、割と帰りがけ悶々とするくらい悔しい筈なのですが、今回に限って言えば「微妙に釈然としない」くらいの感じでした。
負けてるというのに終わってみて、たいしたことなくてよかったねと自分を慰めてしまうのは、高レートに飲まれてる感じ。うーん。

もっと勝ちに執着していきたいものです。

と、いうわけで朝まで麻雀漬けでした。

つ、つかれたよ…。

でも逆に言えば麻雀しかしなかったのが心残りと言えば心残り。
もっと他の、他愛のない遊びというものをしたかった気がします。
僕は別に麻雀も嫌いじゃないし、不満に思ってたわけじゃあないけれど、三人麻雀とかインフレ麻雀とかが好きじゃないカイタルくんとかは参加できなくてつまらなかったんじゃないかなあ。
その場にいる人の中で、多数派の楽しみ方が優先されるのは確かに「仕方ない」のだろうけれど、それは「当然」のことではない筈なので、もっと他の遊び方が出来たんじゃなかろうかとか。
概して、低い賭け額で遊ぶのはつまらない、とか言い切ってしまう人にはその辺がでんぐり返ってることが多いのでちょっとだけ、いやんな感じかも。

で、思ったんですけど。
ギャンブルきちがいというのは、概して目的と手段がひっくりかえる人が多いと思うのですが、なんていうんだろう。
確かに、負けたら痛い目を見て、勝ったらいい目を見るというのは楽しいし、スリリングだとは思うのだけれど、やっぱり僕はお金についてもうちょっと重たく考えていて、なきゃ借りればいいや、というのはちょっと安易だというか、違うよなあと常々考えていて、本来で言えば、自分のお財布に入っていない額を要求される可能性のあるギャンブル自体があまり好きじゃないんです。

再来月になったらドカンと懐が潤うのであれば、再来月にギャンブルすればいいわけで、それを待てずに今借金するというのは、やっぱりそれは身の丈を超えた行為なんじゃないかなあ、とか思う。
身の丈を越えた行為に幸福を招くものはないと思うんです。
ちょっとわたくし、古風かもしれないですけど、そう思うんです。

お金の貸し借りについてこういうこと言うと「たかが金だろ」とか「返すんだからいいだろ」言われてしまいがちな傾向があるんだけど、でも、それでもやっぱ、そういうの違うと思うんだよなあ。
お金については「借りたけど返さない」という一点のみが罪悪だと思われるフシがあるのが、本当にモヤモヤします。
返済さえすれば全ての問題がクリアになるっていう考えは、なにか見落としている気がする。

いいけどさ。

四日日曜日/ワッタ・サベッジ・ファーストホリデイ
昨日徹夜の影響で、お昼ずうっと寝てました。
あああ、あああああむだにすごしてしまったうぐぐ。

で、えーと。フォローといえばフォローなんですけど、昨日の「ヴァーチャルマネーが行ったり来たり」という様子を横から見ているのは、なんていうかすごく単純な意味で面白かったです。

夢で見た牧場の牛を、どっちが四匹とるかで争っている人々を見ているようでした。

ふとテレビを見てたら、TVKで『キッズ・リターン』をやってました。
で、ぼーっと見てたんですけど。

こりゃ思ったよりけっこう面白かった気が。
なんちゅか、要するにダメがダメまっている若者たちが、ダメまった末に成功を掴みかけ、さらにダメになってさっぱりする、という、ダメ青春ムービー。
ボクシング、ヤクザ、芸人、会社員と、色々な人生の一場面がダメに描かれております。

ただ、ラストの切り方がちょっとサブカル的というか、よしもとよしとも的というか、平成的というか。
ボクシング映画について僕が思い入れをもっているだけなのかもしれないけれど、もうちょっとはっちゃけて欲しかったです。

こういうテーマだったら僕たぶん三時間でも四時間でも見てられるので、蛇足と言われようとなんと言われようと、皆の再起について描いていただきたかったものでありました。
充分面白かったんですけどね。うふふうふ。

続いて『猿の惑星』も見ましたコレ。

もう何度も何度も見ていますが、昔のこの、特殊メイクのうつくしさってないなあ。猿の唇の端なんかにほんとうに職人技を感じます。試行錯誤して作ったんだろうなあ。

この映画については断然吹き替えの方が面白くて、あと、出来るならばお昼過ぎのだるい時間なんかに、炒飯作りながら見るくらいのスタンスで見るのが面白いということはやはり、『モロー博士の島』とか『ダークマン』とか、そういうカテゴリ。

この、無駄に煽り立てないラストシーンの静謐さというのは、何度見ても美しいんだけどやっぱ昼下がり向き。

…って、これ申年だから猿の惑星ってことか!?
今気付いてびっくり!

そうそう。
一昨日昨日わたくし、バーゲン行きました。
和柄の絣をもっと細かくしたような紺に、紅い縁取りの、ちょっと素敵な感じのマフラー買いました。

…買ったものといえば以上、というのが嬉しくもあり、せつなくもあるような。

五日月曜日/極厚将門煎餅(技の名前みたいだ)
本日はー。
仕事はじめー。

「おっ、ヲベロンもついに資本主義社会の犬ね。ワンとか鳴きなさいよー」

「わんわん」

「ゴシュジン、イヌゴッコ ソイツト アソブ ズルイ!オレサマモ スルーッ!」

「 こ の ケ ダ モ ノ め ! 」

「アオッ、アッ、アオーッ」

「あいつ、実はちょっと変態のこと違うか」

「ちょっと怪しいよねー」

「アオーッ、オッ、オッ、アオーッ」

というわけで、午後から社長につれられて、きょーびの娘と三人で神田明神に初詣ー。

のち、飲酒。

割と酔っ払ってしまいました。
空腹だったせいもあるのだろうけれど、なんちゅーか、飲みすぎた感じ。
僕はアルバイトの身分なので、出社がお昼からで、そういう頭もあって飲んだのだろうけれど、これが次の日朝から会社、となるとさすがにもうこういう飲み方は出来ないなあ、と。

このところ、お酒を飲ませてもらえる場に行ってしまうとついつい飲みすぎてしまう傾向にあるようです。
お風呂入らないで寝るなんて我ながら信じられない。
「♪朝寝朝酒朝風呂大好きで、父ちゃん会社をつーぶした♪」という歌が座右の銘という僕としては、朝シャワーでどこかに出かけるなんて、かなりゴクとか潰してる感じ。
うぬぬ。

もうしない。

六日火曜日/かみはいまし、うちにほうそくのいまし
社長はかつて、徒歩でお遍路をまわった人でありまして、昨日、その時の話などを聞いたんです。

酔った頭でそれを聞きながらも色々思うところあって、今朝からずっと、いわゆる「神」について書かねばなあと考えていたんです。
僕は、やっぱり神というものはいると思うんです。
でも、僕の思う「神」というのは人格があったり、人の願い事を叶えてくれたり天罰を落としたりする超越者のことではなくて、もっと、言ってみれば自然法則のような、そういうものだと思うんです。

まだうまく言えないのだけれど、「神とともに歩く」とかそういうのは、超自然的なものの力にすがってなんとかしてもらうということではなく、正しい法則にしたがって行動する、というか。
そういう感じなんじゃないかなあ、と思うんです。

いわゆる「神」というものの実体のなさと、物理法則の実体のなさは、名前があるのに触れない、というあたりが常々似ているなあと思っていて、いつかそのことを書こうと思っていて。

こういう連想は、楽しいだけではなくて、案外本質を突いているのではないかなあと思ったり思わなかったり。

本日は二日酔いぎみで出社でした。

ふらつくのが空腹なのか二日酔いなのか判別しがたい中でフラフラ仕事して帰りました。
夜には町田での新年会(?)にお呼ばれしたのですが、体調とかお財布事情などの関係でなくなくパス。
ううっ、あんまりよろしくない滑り出しだなあ2004年。

覚書。

どこかのブクオフかまんが喫茶でバキを一気読みすること。

七日水曜日/いつもなんどでもどこまででもいくとこまで(億康と京兆の神隠し)
ふと読み返してみると昨日の、神についての言及は言葉があまりにも足らない感じ。
しかし、もはや言うべき瞬間、考えて到達すべき瞬間を逃したような感じがするので、またいつか機が熟した時にもっとゆっくり考えて記述してみようと思います。

しかし、眠気に任せて書くとまとまりがないなあ。
それはそれで、いいのかもしれないけど。

なんつってさてさて。
むずかしいことめんどくさいことを言ってばっかりいるのもアレなのですが、最近ちょいちょいキリキリマイです。

忙しいわけじゃないのだけれど、色々不規則というか予定が立てられない感じ。
毎度毎度のことながら、僕は本当にひとつのことしか出来ません。
したいこと、しなきゃいけないこと各ひとつづつくらいしか装備できません。
しなきゃいけないことの隙間を縫って、したいことを一つ仕上げるくらいのペースが一番いいんです。
現在はしたいことが多すぎて動けない感じ。

えーとあれだ。
来週明けあたりに色々します。する予定。

ホットケーキ食べたい。鬼のように貪り食いたい。今のところの最優先事項。

八日木曜日/「男つらいわよ 寅二郎涙の性転換」(もうフーテンどころじゃない)
本日は、日頃の努力の甲斐あって早くに目覚まし。

といっても別に大した事をするわけでもなく、いつもどおりの暮しです。

で。
漢ことyoung師が出張で東京に来ているというので、以前頼んでいた「クリスマスの約束」のDVDビデオを頂くついでに夕食などを一緒に。

秋葉原の中華料理などを食べたんですが、喰い放題にしなくてホント良かった。
意外と量があったので、定食だけでおなかいっぱい。ってな感じ。



…。タル。
…タルい日記は見すごせません!上野桜カモメでーす!
なによ最近の日記!
今日あったこと列記してるだけじゃない!しかも一日遅れ!なんなの!どーゆーことよ!

「大丈夫。単行本になったら判らないって」

だまれーっ!単行本にはならないし、その人をナメた態度が気に食わねーっつーのー!
もーわたしが来たからには、あることないことバンバン書きまくってー、否が応でも一日の締めくくりを静かには終わらせないわよー!

ちゅってさてさて。
最近上野桜も「グラップラー刃牙」を読んでみました。つってまだ独歩先生と勇次郎が戦ったところあたりまでしか読んでないんですけど。
しっかし、バキ、面白ーい!

なんちゅーかこりゃ、ロマーン!明らかにロマーン!
特に、独歩先生の「なんかわかんないけど避けられない拳」というのに上野桜激萌え!
技の名前がついてないところあたりが、逆になんか胡散臭くて素敵なのよね!
わた、わた、わたしも一日千回素振りしたらあんな風になれるかな!

しかし、そんな感じでおおハマりする寸前にいるわたし上野桜とヲベロンさんなのですが、帰りの電車の中でふと思いついたの!
勇次郎のパンチ(すごいやつ)って、千鳥(雷切)に似てないっ!?

「その心は?」

「どちらも、ただの突き」…なんちゃって!

……。
な、なによその顔!うるさいなー!いいのよ!オチとかなくたって!無理してヒネらないの!
っちゅか、「!」をたくさん書けばそれがわたしたちのオチなの!
そゆわけで、ではまた!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

九日金曜日/徐庶の奇妙な冒険(赤壁の戦い)
ほぇーほぇーほぇー(でかぱんボタンで3ほぇー)。

という冗談を考えたのだけれど、どうも口頭では誰も判ってくれなそうなので断念。

明日は、本当は詩の集まりに出席したかったのですが、母方の祖母が77歳になるジャスト誕生日でありまして。
冗談のようですがこれが本当の話。
というわけでプレゼントもって一族で祝ったりします。

ので週末はお留守留守。

おしらせ。本日九日深夜にテレ東とテレ朝で面白映画がやるんです。
「史上最悪のボートレース ウハウハザブーン」と、「ナッシング トゥ ルーズ」のガチンコ対決。

どちらもわたくし、一度見たことがありまして、どちらをビデオに撮ろうか悩んでるんですけど、まったくもってどうしよう。
正統派バカ吹き替え映画としてかなり面白かった覚えのあるウハウハザブーンと、ちゃんとした意味でいい映画だったナッシングトゥルーズ。

悩みますがここはあれかな。
ビデオとかDVDとかで探すのが困難っぽいウハウハザブーンかな。
ウハザブの方は色々B級ですが、面白い人には面白いので、暇なら見るといいと思います。

十日土曜日/スターウォーズエピソード4、新たなるキー坊(タフ)
オンエアバトルで、「ハレルヤ」の主任コントが結構面白くてびっくり。
オチが弱かったけども、あれでオチがちゃんとオチたら凄いかも。
オンエアバトルで面白いのって久しぶり。ちょっと得した気分。

「わたおに」って言ったらピン子と春江でしょーっ!?

こんなわたおに認めない!メラメラメラ!

本日提出する筈だった詩を、折角なので公開。

女ともだちの恋人がひどいやつなので軽くもめて、少しぶんなぐってみると倒れて起きてこない。
見ると口から何か出ている。
昼食でも吐いたのか、それとも折れた歯かと思ったらどちらでもなくて、男は、
「すべての恋に未練があるんだ」とかなんとか呟いているのであった。

だけど、そんなことは折れた歯のかけらより役に立たないものじゃないか。つなぎなおしてもう一度、歯になるわけでもないし、こぼれたっきりそのままにしておくほかに、どうしようもないじゃないか。

ようやく立ち上がった男の、うらみがましい目のすぐ横でこめかみがはがれた。
ひび割れからうすく光がさしこむそこは、空洞で、けむりのようなものがしずかに渦を巻いていた。

「あんな中身のないやつはやめておきなよ」と、
女ともだちに言おうとも思ったのだけれど、
女に忠告をするのは、歯を折ったり折られたりするより、骨の折れるはなし。

なんとなく、「詩」というものについての思索を続けている今日この頃なのだけれど、少し判ったような気もします。

別に、一語一語改行して綺麗な言葉を続けていくから詩なのだというわけではなくて、とりたてて長く書くようなことではないこと、長く書いたらその意味が変わってしまうようなことを書くのが、とりあえずの第一歩なんじゃないかなあ。

どうも、形態としての「詩」というのは、厳密にカテゴライズできないような気がします。
こりゃ、「詩を書く」ということについて最初に思った、「備忘録や連絡メモ、日記以外に、何か文章を書く」というのが案外近いのかも。
それを、自発的にする人のことを、詩人とかなんとか呼ぶんじゃないかなあ。

以前、俳句の先生の話を聞いたことがあって、それによると、俳句は字数が決まっているから如何に文字を省き、省くことでの表現効果を探して句作するから、俳句を作る脳になるともう二度と小説とかは書けなくなるんだ、とかなんとか。

そのときはすごく納得して話を聞いたわけなのですが、うーん。
今もその話について、俳句に身を捧げた人の意見としてしっかりしたものだとは思うのだけれど、現在の僕の身体にはしっくりこない感じ。

色んなカテゴライズの境界線が、僕の中で揺らいでいます。かなり過渡期。

っちゅわけでまだ午後一番ですが、喜寿のお祝いにいってきまーす。

ついでに畑にうわってる大根などを愛でてきますゆえ、帰宅は月曜日ー。

十一日日曜日/慈恵医大のエレベーター(ヒッチコック)
昨日は祖母の喜寿のお祝いで集合写真など撮ったりしてました。

やー、集合写真撮るのなんて久しぶり。
そして会食。
のち、祖父母を送りがてら本家に泊まったりしていました。

で、今朝目覚めて、のんびりと過ごして暮らす一日。
布団など干して、その横に椅子を出してきて、毛布かけてひなたぼっこ昼寝など。

昼寝して目覚めると、京都のマラソンが終わっておりました。
それにしても、いやあ、いい時間の使い方でありました。
やっぱり太陽はいいなあ。

あの、瞼をすかして見えるオレンジ色は、幸福を体現するような素敵な色であります。
睡眠たっぷりとって、健康回復。意気高揚。

先日、ぼうっと話を聞いていたら、「話(物語)はつくるものではなく、ひねり出すものだ」というトピックに遭遇。割とほうぼうでよく聞くこのフレーズ、実際のところはどうなんだろうとか考えていました。
その場で聞いてみればよかったのだけれど、別に創作談義ではなくて別の話題だったので無理に聞けず、話題が途切れる頃にはすでに掘り返し困難な彼方のトピックでして。ええ。

僕は、実は、自分が「ひねり出して搾り出してものを書いた!」と実感したことが一度もなくて、だからその、「ひねり出した!」という実感はどこで、どういう風にわきあがるものなんだろうか、ということに非常に興味があるのです。
それはやっていて楽しいのかとか、そうやって出来たものについて自分の評価は、そうでないものと比べてどうなのかとか、本当に色々興味があるのですね。

でも実はこれを尋ねるのが実は非常に至難の業なのです。
大概、そういうことを言う人に尋ねてみると、「やったことのない人にはわからないよ」とか「やってみればいいじゃないか」とか、そんな返事が返ってくるわけで。
そーゆーのって、僕が聞きたかったこととはちょっと違うわけで。

僕は、基本的には幸福のために書きたいわけで、常々身の程を越えた先に幸福はない(身の程を越えるということと無理をするということは同義ではないとして)、ということを考えているわけで、ひねり出すという表現はどうも身の程を越えているような気がして、でも別にだからといって質問するのはひねり出すタイプの人たちが幸福から遠いということを証明したいのではなくて、ひねり出すという行為が僕の想像のつかない「幸福へ至る道」かもしれないということを思うわけで、そのあたりについて聞きたいのに、こう。

「やったことない人にはわからないよ」

とか言われちゃうとなんちゅーんだろ。げんなりというか。
言語化できないくらい凄い体験なのかー、という風には思えない感じなのです。特に分野自体が言語についての分野なのだからと思うと、説明を放棄された!説明しても判らないバカだと思われてる!みたいな歯がゆさがあって。
や、別にバカだと思われるのは構わないんですが、そうなると僕は基本的にいやな人間ですから、説明を放棄することによって「なんだただの、俺にしか出来ないことを頑張ってる自慢だったのか」などと思ってもう厭になってしまうんです。

…。
えーと、大分話が逸れて、しかもちょっと長くなったのでまた後日。

十ニ日月曜日/男は、釣りゃあいいよ(主演:西田敏行・三國連太郎)
地味に最近、毎日一本映画のタイトルで駄洒落してます。

駄洒落ブーム到来か。

シリーズ。無駄サバイバル知識。

道に迷い、方向がわからなくなったら、大根を抜くといい。大根のヒゲのつき方で、方角が判る。
(ぜひ、遭難しかけた時などに役立ててください)

成人式の話は、まーなんちゅーかそにょー。
先日のお祝い会に出たままの、ちょっときっちりした格好をして帰ったもので、バス内や電車内で、新成人を見るような目で見られて切なかったです。
何あの荷物、成人式行くにしちゃ多くない?みたいな視線が刺さった。

ま。
各地で暴れてるのは風物詩ですのでまあ、まあ。
今年の中ではマイクで「おま…」まで叫んでマイクの音切られた子が一等賞だと思いました。
全国放送されちゃってむしろ微笑ましいですウフフ。

なんつってさてさて。

本日は『乱歩R』です。わたくしも、乱歩カードダスを集めていたカイタルくんほどではないにせよ、それなりに乱歩とか好きですから注目してたんですね。
でもって見てたんですが、なんちゅーか、明智の三代目とか、年老いた小林少年などが出演しているにしては、ケレンミっちゅーやつが今ひとつのように思いましたがまあこれはこれで。
公式サイトを見る限り何も書いていないのが逆に怪しい二十面相の子孫。
結局、岸部一徳か本上まなみは二十面相ゆかりの人物とか、そういうことになるのかなあ。
でも夢幻紳士とかひのまる劇場なんかのパターンで言うと、本上まなみはただ謎なだけという方が伝統的なスタイルかもしれないので、ここは岸部一徳本命で一つ。

「武田鉄矢が乙葉で作る人間椅子」などというサブタイトルだけ見てうふうふ笑っているのもひとつの楽しみ方かもしれません。

それより、いつもいつも書こう書こうと思いながら書けないでいた『十二国記』のアニメの話。
つっても誰萌えとかそういうんじゃなくて、単に面白いなあこれ、と、それだけなんですけども。
NHKが結構マメに総集編とかなんとかをやってまして、それさえ押さえておけば途中から見ても割とちゃんと楽しめるというところに、アニメってこういう風にプロデュースされた方が見やすいなあ、などと思った次第。

飛び飛びで見てもどこかでリカバーできるっていうのは、割とどんな番組も根詰めて見ることの少ない不真面目な僕なんかには非常にありがたい仕組みだと思います。
あと、登場人物の外見とかカットとかアングルとか、媚びてない風のとこがいい。

ミーハーついでに鋼の錬金術師の話などもしようとか思うのですがそれはまた明日。

十三日火曜日/奥様は芭蕉(流浪の旅に…)
そうそう。
イトコから借りて読んだ鋼の錬金術師の話。(と、珍しく昨日書こうと予定したことを書いてみます)

つってもアームストロング少佐萌えとかメガネ中佐萌えとかそういう話じゃなくて、なんちゅーか。
これは、サイボーグもの(脳が人間か、人間を人間たらしめるのは何か)などと同じテーマなのだなあ、と思ったのが発見っぽい、という話なんですけど。

僕は割と、ものの構成要素について考えをめぐらせるのが好きで、社会現象でも概念でも生物でも感情でも、どこまでなら分解できるのか、実際には分解できないところをさらに分解してみせるのが想像力の本懐だなあと思っていて、そうやって無理な分解をしてみることによって「分解できないもの」がくっきり浮きあがった瞬間を目にした感動などが、僕を僕たらしめている原動力のような気がするものであります(わかりにくい)。

ま、要するに、肉体が自分なのか、精神が自分なのか、という問題についてはたいへん興味深いところであるわけなのですというだけの話です。この問題、立場と趣向の違いでまったく正反対の見解になっても、喧嘩のしようがないところなども素敵ですね。

で。
この漫画にも、かなりそういう香りが、するのであります。
端的に言えばアルの存在自体がかなり直球でそれ。あとは、「等価交換」というルールの持つ、いろいろな可能性などです。
最初は、ただのバトルまんがだと思って読んでいたら、「等価交換」というキーワードが割とうまく機能しているように思いまして、一度そう思ったらその後は「きちんと話がつくってゆかれるだろう」という安心感でもって、ちゃんと読める漫画でした。

あと、ヒューズ中佐のメガネキャラぶりが、僕の中に新しいメガネ観を作りました。

嫌なやつじゃないのに素敵なメガネってのも、いるもんだね!

何か眠いのに夜更かし気味。
よくない傾向です。

十四日水曜日/茄子に向かって撃て!(横島軍曹は子供舌)
寒い、寒いようなどと呟きつつ、新宿の町を徘徊していたら、歩き始めた時には持ってなかった袋をいつのまにか持っている自分を発見。
閉店セールとか、そういうのを見つけて軽く散財しちゃいました。

あああ参ったなあ。給料日までまだ十日もあるよ…。

報恩企画第一段。
ZAL2占い、作ってみました。また微妙に調整する可能性もありますが、とりあえず公開ー。

楽しんでいただけると幸いです。ちなみに僕はおねえさんタイプでした。
自分でやっておいて微妙な位置です。
結果に出るキャラクターを割とたくさん作ったのですが、労力の割にしょぼいなあ。

せめて色くらい塗ればよかったかなあ…。

さて、つぎは漫画描くぞ描くぞ。
と、オサッシシマスの原稿もあるし、気付いたらファントムブレイブの発売も近付いてきてるし、うおー。
考えてみたら忙しいのかも。

十五日木曜日/ドクター・ど・リトル(ミクロの決死圏)
本日は割と仕事も忙しく、残業などこなしつつ、こなしているうちに七時近くになりましたゆえ、鈴虫の人に連絡して、御茶ノ水居酒屋ツアーなど。

うあー、久しぶりの熱燗、うめかったー。
というか、二人で三合ずつくらい飲んで、食後にラーメンまで食べて三千円しないって、すごい。

次第に、行儀のよい飲み方というものを手に入れ始めている気がします。大人への階段上がってます。うふふうふ。

『キコニア・ボイキアナ』以降、まだ長編を書きあげていないのですが、昨日ふと、飲みながらそろそろヲベロンの書いた次の長編が読みたい、などと言ってもらえたのがうれしうございました。

試行錯誤しながら今書いているものがありまして、といってもまだ原稿用紙にすれば30枚かそこらしか進んでいないのだけれど、こう、着実に人間が年を取るように、書くものも少しづつ変わっているという実感みたいなものがあります。
やっぱり、できなかったことができるように、判らなかったりこわかったりして書けなかったことが書けるようになるというのは生きていてこそ、だと思います。
これからも僕は生きてゆきます。

生きてるって、すばらしいなあ。

と。

ZAL2占い、割と好評のようで嬉しいです。
アレでしょうか。一覧とか作った方がいいかしら?また今度作ります。

で、気をよくして色々な占いを試してみました。

ファンタジー職業占い
>お姫様っていわれましたびみょう。

恋愛能力成績表。(音出ます注意)
>精神年齢が低いっていわれましたびみょう。

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