3月度前半分。きがのらない。



一日金曜日 一言 「おきげんウォッシュ」
こほん。
物欲に負けました。ええ。大いに負けました。
ごまんえんくらいつかっちゃった。

いやまあ、何って、大半が卒業旅行代金なんですけれど。
だから「卒業しないくせに卒業旅行?寝言は寝てから言いたまえよ、キミ」という突っ込みはすごく有効ですが、残念ながら凡庸です。
ここはひとつ「国内かよ!」という三村突っ込みが斬新でおよろしいかと思います。
再来週、宮古島に行ってまいりますの。ホホホ。

けほん。
いやあ、本日も虫の居所が悪いというやつで、ちょっと今ひとつ気持ちが安定しません。
いやまったく。文章までぐちゃぐちゃです。
旅行に行くことを決めたり服を買ったり、一枚百円のおせんべいを買ったって、晴れないもやのように。
僕につきまとうんです。

散々です。

言いたいことを我慢する、と言うのはとてもベリームーティッシモに心にひずみを作るみたいですね。
もう少し勇敢で無謀ならば僕も、言いたいことがあるなら素直に言えばいいじゃないの、なんて簡単に言えたと思うんですが、どういうわけだかここのところ、納めちゃうんですねえ。
単に僕がチキンというだけではないのだと思うんですけれど。
でもそれが思慮深いってのも明らかに違うと思うんですねえ。

やっぱり、ありとあらゆる言葉を知って何も言えなくなる、って例の警句は、身につまされるものが多いです。
いや、そりゃ、ありとあらゆる言葉なんて知らないですよ、そういうのを単に引っ込み思案っていうんだってって指摘も、そのとおりだと思うんですよ。
でもねえ、そんなこと指摘されたって。
どうしろっていうんだよう。
二日土曜日 一言 「アロマキャンドル、だと」
ちょっと用事でお茶をたくさん買う用事があったのですが、コンビニに行ってびっくり。
爽健美茶とfranc francが手を組んでやがりますか。
ペットボトルのおまけでアロマキャンドルなんかやってやがりますか。
なんだよそれ、匂いセラピーなんて十年遅いぜコンチキショウ、とか思いながらも。
買ってしまいました爽健美茶、六つ。
いや、だってさあ、普通アロマキャンドルだの何だのって、こういう使いきりパックみたいな大きさってなかなかないでしょ?
つうわけで。
灯しています。
キャンドルの光でインターネットです。
一体何様ですか僕。

らら、ほたーるのひーかーりー。

実は、今日一日で死ぬほどいろいろなことがある予定でしたが、あったのは、普段とあまりかわらないことでした。
どんな一日も、日常の延長。
あまり、身構えて生きていても仕方ないということですね。

今日、父と弟と僕で車に乗りました。
免許取立ての弟の運転。
弟が三叉路の黄色信号に突っ込んでいったとき、父が近年聞いたことないような本気怒鳴りをみせました。
「バカ、止まれ!」
スゲーびっくりした。
常に車線が右寄りだったことより、高速道路で妙な蛇行を見せたときより、坂道発進の時に弟が「後ろの車と30センチ離れてるよなあ」と呟いたことよりびっくりした。
三日日曜日 一言 「ひなまるち」
うぇえ。
とりあえず、会話はまず悲鳴か苦悶の声から入ることにしているヲベロンです。うぇえ。
今日は、ひなまつりとのことで御飯など食べに行ってまいりました。寿司。刺身。魚介類。
でも、おかげで他にはなにも言うべき事がなく。酔っ払って、何をするわけでもなく。

いやあ、マッチ棒の軸っていうのも、充分ロウソクの芯になりうるものなんですねえ。
昨日のアロマキャンドルの残りにマッチ棒を投げ込んだら燃える燃える。
マッチ棒の軸が燃える燃える。
とか、炎を見ながらへらへら笑っていたら、弟が部屋に来襲して「なんかくさいよ」とのたまいやがりました。ガデム。
「アロマ?いや、ロウソクが燃える匂いしかしない」なんて、良識ある人間の台詞とは思えません。
思いやりが足りない。

うふふ。うふふふ。うふふふうふ。
明日から一週間休みなしです。どうしてくれようか。

あいかわらず虫の居所は悪いです。
でも開き直りました。
友達の何気ない一言のおかげで、開き直るしかないか、なんて思えることもたまにはあります。
こういうのを、天使たちのシーンと言うのでしょうね。
四日月曜日 一言 「腰骨」
今日から一週間ちょっと、ずうっとおやすみなしのハードワークです。
色々滞ってもどうにか勘弁してください。

もう、今日なんて何をしたというわけでもないのにぐったり疲れて、おうちに返ってバタンキュウですよ。
下北のおせんべい屋でせんべいを買おうとか、そういう計画全て頓挫。
辛うじて帰り道の本屋でうずまきナルトの11巻を買って、読んで、バタンキュウ。
やー、ごはんとか、いらないー。
みたいなぐったりっぷり。

一つ一つ片付けていけば、問題は全て解決するとかなんとか言うけれど。
片付けてる先から先から新しい面倒事が舞い込んできて、時々途方もない気持ちになったりもします。
ふっ、と電車の窓から外を眺めて、遠くに逃げよう、と決意することもしばしば。
決意するだけで決行しないのは、たぶん、責任感とかそういうのではなくて。
…。
ただ、忘れっぽいだけかもね。

今日うちに届いた面白ダイレクトメール。(一部抜粋)
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完全無記名、だから安全、だから安心。
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う、うう?
安心って何だ。画期的って何だー。
ていうか徹頭徹尾意味がわからないので、あとで覗きにいってみようかと思います。
もちろんJAVAを切って。
五日火曜日 一言 「バンガク」
「盤嶽の一生」が始まりましたね。
うん。
第一回を見終えての感想は、良くも悪くもポップな時代劇、という感じでした。
この時間帯の前作が「御家人斬九郎」なので、比較されてしまうのは仕方ないところだとは思うのですが。

とりあえずよかったところから。
なんだかんだいっても、やっぱりトンチキな主人公というのは魅力ですよね。
行動の判断基準が「嘘を許さない」という、スタンドみたいな主人公。判りやすくてよいです。
たとえ「200人の人が困ってます」と言うべきところを「2000人が困っています」と水増しされたくらいで激怒して席を立つとか。
かえってなかなか斬新です。

でも、主人公が無敵、というのは、どうも頂けません。
時代劇の主人公は、「すごく強い」よりも「滅茶苦茶強い」よりも、「割と強い」くらいが僕的には好みです。
圧倒的多数に囲まれての殺陣は、あまり好きじゃないのね。
斬九郎の最終回は、ぐっときたけれど。
アンチ無敵なのです。
平気な顔して三十人五十人と斬られると、まったく緊張感がない、っていうか面白くねえのです。

ですがそれは、各人の好みではありますので。
とりあえず、ほとんど人が死なない、と、主人公が無敵、という点で、安心して見られる作品にはなっていると思います。
今後に期待。

母の知り合いの二歳児が、暗闇をこわがって、最近こんな台詞を言うらしいです。
「猛禽が来るよう」
さては、前世が小動物か何かか。
六日水曜日 一言 「ジュースなんかで買収されないぞ」
一日仕事ー。仕事ー。

ですが神様が休みをくだすったので、明日は休日。明日は休日。
喜び勇んで髪なんか切ってしまいました。イヒー。久しぶり。
二時間も待たされたけど、気にしなーい。気にしなーい。
というわけで、今日は夜更かしするつもりです。

ちなみに、昨日考えた「二時間早く寝て、二時間早起きする」という計画は見事に頓挫しました。
むしろ寝過ごしたと言ってもいい。
思いつきの計画に、ろくなものはないという法則。

気が乗らない毎日ながらも、小説だけは書いてます。
というわけで、会うたびにせっつかれ、言葉の端々にサブリミナルのように「こんばんリプレイわ」「なにリプレイか食べまリプレイすか」、などと言われて続けていたブツをかきあげてみました。
推敲して、はやければ明日にでもアップしてみようかと。
毎度ながら取り掛かりが遅いから、こうなりますね。

と。
全ての発端たる銀天盤さんで、またもやあらたなテポドンが打ち上げられた模様ですので、このリプレイを核ミサイル代わりに、ひとつ報復攻撃でもしてみようかと。
「創作サイトである銀天盤にささげます」とか言ったらマジで怒られそうなので、「日記のネタにでもしてください」とソフト路線で攻め立ててみようかと思います。
僕だったら、そっちのほうがいやだけどね。
名付けて、「日記でいじる攻撃封じ」。
あっ。あっ。「これを機会に多津丘さんもリプレイとか小説とか書いたら如何ですか」とか、いやみの一つも残してくるのはいかがでしょう。
…ウフ。

と、かわいく結んで色々ごまかしきる作戦。
どうよ。

さっきから、耳元で妖精が囁いています。
「ヲベロン、日記系云々ならともかく創作系云々は、エッジのキワキワだぞ、リアルの友好関係があったって、許されない問題に発展する可能性だって、あるぞ!」
とりあえず、癒着に負けない強い心で、コンダーラ背負って僕は創作道を行きます。

…うち、日記系じゃねえッスから!(二回目)
七日木曜日 一言 「創作系魂」
こんばんは創作系サイトのヲベロンです。
ていうか、○○系って、軒並み悪口ですよね。語感がポップなので許しちゃうんですけど。

久々のオフを満喫しようと、今日は一日お掃除三昧。のその前に、リプレイかきあげてみました。ハイ。
た、試しに読んでね。
久々更新。でした。

いやあ、締め切りがある生活って、いいですね。緊張感があって。
この数日というもの、IRCに顔を出せば「やあヲベロンリプレイまだか。卒論書いたか、企画進んでるか」と挨拶代わりに虐められつづけた日々でした。
懐かしく思い出します。
せっつかれないと、あまり動かないヲベロン22さい。
ようやくアップしてみましたがどうか。

つらい。
八日金曜日 一言 「ボトルシップに乗って」
えー。
実は、八日九日と、僕のかわいい弟が誘拐されておりまして。
犯人の要求が「つらくとも泣くな!泣き言しかかけないなら日記なんか更新するな!ていうか幾日かお前、人と口を利くな!」でしたので、謹んでそのようにさせていただいておりました。
その後弟が無事解放されましたゆえ、更新を再開することにします。はい。

昨日、一昨日と、ろくな言葉が出てきませんでした。
徒に駄文を書き連ねて、アップして二十秒後にもう一回消して、と。
そんな繰り返しで、むしろ凹んでいた内容よりも、自分が以下に女々しい人間だったかという方が凹みました。

とりあえず、僕に残っているものをふりしぼって、しばらくは生きてゆくことにします。
がーんばろ。くすん。

なんだか無闇に御心配をおかけしましたこと、切にお詫び申し上げます。ごめんね。

そして本日三月八日は僕の通う大学の成績発表でしたが、出席した覚えも試験にも出た覚えもない単位が取れていました。
しかもB。ミステリー。だ。
ということは、「もし卒論を出していたら卒業してしまっていた」ということのようです。
あぶねえ。
ビバ計画留年。ビバ石橋を叩いて渡る。
ちょっとドキドキしました。
九日土曜日 一言 「はらら」
あいかわらずいらいらしていて、物を買いました。
なるべくなら、普段買わないようなものを買おうと新宿を歩き回ったのですが。
結局本を買ってしまいました。

「パラノイアストリート」の一巻二巻。あわせて1800円。駕籠真太郎、作。メディアファクトリー、刊。
駕籠真太郎の「駅前虐殺」だの「輝け!大東亜共栄圏!」だのは以前から読んで知っていたのですが、内容の方は、まあ、ありていに言えばおそろしくグロテスクで、あれ面白いですよ、なんて一般の男子女子に勧めるのは躊躇われるような漫画で。
でも、それでも、なんとなく頭の隅に引っ掛かる漫画でして。

どうしてだろうなあ、と常に思っていたのですが、このパラノイアストリートを改めて通読して、その疑問が解けました。
この人の書く漫画は、全て、SFなんですよ。
うむ。この一言に尽きるなあ。
ちなみに、「パラノイアストリート」は一般誌に連載されていることもあって、一般男女にもオススメできる内容となっております。
どこかで見かけたら立ち読みしても損はないし、変な目でみられることもないです。面白いし。

ところで、今更なんですが。
今週の金八先生が言った「30人が30通りの考えをもっているから、30/30。ということは=1で、クラスは一つにまとまっているんだよ」という台詞は、どうしてクラスの皆は誰も突っ込まなかったんだろう。

むしろそこで乾先生が窓を突き破って登場。
「違いますよサカモト先生!大体最近の中学生は数学というものを全く理解しとらん、ワタシだって子供が生まれたからと言って、まあ、子供は目に入れても痛くないほどかわいいですが(咳払い)しかし、そんなことで数学への情熱はまったく衰えておらんのですよ!」
「乾先生、まあ、そういきり立っても仕方ないでしょう。数学を勉強するのは子供たちであって、我々ではないんですから」
「それはあんまりですよサカモト先生、じゃあ何ですか、ワタシが幸作くんに、先生がそんな出鱈目な数式を教えていたと、告げ口してもいいって言うんですか!」
「乾先生、今は幸作の事は関係ないでしょう!」
「そうですか、サカモト先生がそういう態度に出るなら私にだって考えがあります。今度のワタシの授業で幸作君の白血球の数を使って文章問題を作ってやるからそう思えぇッ!」
…なんて絶叫する、っていう演出もアリかなあ。(ナニがだ)
十日日曜日 一言 「セブンと野宮真貴」
友達に借りたゲームを、開いてみました。
プレステ2。セブン。モールモースの騎兵隊。
やってます。
が。
名前入力のところで苗字と名前と、逆に入力してしまっていたことが、プレイ4時間後に判明。

道理で仲間が主人公のことをいつまでたっても苗字で呼ぶわけだ。
いつになったら名前で呼んでくれるんだろ、好感度イベントとかあるのかなあ、とか思っていた僕はばかですね。
えへん。

そして、都合によって今日と明日と、おやすみです。うっふ。

>特にネットゲーのキチガイ
おっ、おおっ。おおおっ。ついに言ったなぁ。

今日は弟くんの卒業式でした。
話に聞くところによると、式の直後、ラグビー部と剣道部と水泳部の現二年生による合同卒業リンチというアトラクションがしめやかに執り行われたそうです。
いやあ。
ていうか私立で共学の癖にどうしてそんなにバイオレンスなんだ。

暇な時間が一秒でもあると、虚無感が頭の隙間に忍び込んでくるから、とりあえずキーボードを叩いています。
復調の見込みなし。
十一日月曜日 一言 「せつな」
一日、だらだらしているにはあまりにも辛く、友達の家に遊びに行ってました。
でもって、カイジとかだらだら読んでたです。
あとはウイニングイレブン(古いやつ)の対戦とか。

ものを考えたくない瞬間というのは多分、誰にでもあって、まあ、昨日も今日も明日も、その次とさらにその次あたりまでは、そんな感じなんだろうなあ、と、そういうことにします。
丁度海を見たかった頃合なので、この宮古島旅行、ひょっとしたら思わぬ曙光になるかもしれません。
…と。
いささか頑張って自分を盛り上げてみたり。はは。

フリッカー式、読んでみようかなあ、なんて考えたり考えなかったり。
僕は、自分がそれなりにくらーい青春時代をうつむき加減で過ごしてきたような子供だったということを、絶対に隠して生きていくつもりなので、ニヒリズムと聞くとそれだけで、びく、ってなります。
鬼門。
でも、読んでみます。たぶん。
一人で。部屋で。こっそり。隠れて。

多分、「絶対譲れない線」を持っているのは不幸なことだと思うのです。
「そういうことされたら嫌だ」という防壁だけに限らず、「そういうことは出来ない」という自己規制も含めて。
僕は、そんなもの全部投げ捨てて、全部受け入れたり、全部任せて!と言ってみたいと思うのですけれど。
それに必要なのは、強固で、ゆるぎない自分への信頼だと思うのです。
あとになって、人のせいにしたりは、したくないし。

だから、自分で自分を信頼できるような、ばっちりすてきな小説を書き上げるまでは、そういうの、お預けです。
とか言ってると大概手遅れになってしまったりするんですけどね。
…ハハ。自分メモ全開。自分トーク全開。
困っちゃうなあ。
とにかく行ってきます。宮古島。

そして、まるで何かをにおわせるような、察して察して!とにじり寄るような、うっとうしい話題はこれっきり。
そういう意図があったわけじゃないので。

本日の名言:「なんで追試で、前と同じ問題が出るんだよ!その問題解けなかったから追試受けてんじゃねっか!」
けだし名言です。
…アナタ、ワタシと一緒に留年できるかしら。
十二日火曜日 一言 「どかっがい」
うっかりしていて、日付を少し間違えてみました。
そういや、今日、アレだ。
まだ出発前だった。
昨日徹夜だったから、日付グチャグチャしちゃったや。
ということで出かける寸前に日記をちょっとだけ追加です。

今日は旅行前日ということで、本を衝動買いしてきました。
ごせんえんぶん。
いや、商品券が手に入ったので、それを、使いきろうかと。

んー。
買い物って、すばらしく気持ちが晴れますね。
南の島へ向けて、助走を晴れやかに。
そして八時ごろにはもうおねむ。
次の日、四時に起きるのです。うはー。

おそらくそろそろ10000HITですね。
自爆する恐れがないのはグッドですが、見られなくて残念です。
どなたが踏まれるのでしょうか。
十三日水曜日 一言 「灯台モトクロス」
とりあえず、朝はやく起きて、電車に乗って空港まで出かけて、アレです。
出発。
電車の中で夜明けを見て、太陽が昇る方角が東だったから、宮古島はあっちのほうか、なんて思いながら南西を振り返ってみたりして。
ほら。
なんだか楽しみになってきています。

そして、正午には宮古島に到着。
数時間で二千キロを渡ったと思うと、やっぱりすげえなあ、とか思いますね。あの。月並みな感想ですが。
でもって、レンタカー二台に乗り分けて、宿より先に景色を見て回ることになりました。
宮古島というのは、南端から北端まで車で一時間やそこらで渡りきることのできるくらいの島です。
半日でもけっこう、まわれました。
南端にある灯台や、北端にある橋とか。
風景がとにかく、南の島南の島してて。
風がとても強くて、なんていうか、アレです。もう、思い切り、島。という感じ。

いやあ、いいなあ。南の島。
いやあ、いいなあ、海。最高。
見飽きません。
ずっと見てると、うえ、となりますが。

初日の昼ごはんは、八重干瀬丼。
これなんて読むんですか、とお店の人に聞きましたが、うまくヒアリングできませんでした。
だから僕の中でこれは、「やえなんとかどん」
永遠に。
十四日木曜日 一言 「うきうき豪雨」
昨日の晩は騒ぎすぎて夜更かしした、とか思ったけれど、意外や意外寝たのは二十五時前後。

すでにその時点で、外は波の音を打ち消すくらいの雨。
まあ、天気予報があたりまして、翌日の今日は雨の一日です。
雨がざあざあ降って、音のしない雷がもう、すごい勢いでびかびか輝くのです。
しかし、南の島で雨に降られると困りますね。
仕方ないので午前中はずっと皆で、テレビを見ながらグダグダしてましたの巻。

僕は観光地での昼テレビが嫌いなのでぶーたれてましたが、考えてみれば他にできることもないし。

後に聞くところによるとこの日の雨はなかなかに記録的だったようで、翌日の新聞にけっこう大きな扱いで載ってました。
そういえばお昼ごはん食べてるときに停電もしたしね。
停電なんて、ここ何年もゴブサタでした。
考えてみると、何よりも南の島らしい経験をしたのかもしれません。

ちなみに、ドイツ文化村の目玉施設である(らしい)博愛記念館はキツかったです。
大人700円も取られたくせに、アトラクティブな要素があまりに希薄。きつー。きっついわー。
というか、博愛って言葉は、そう連発されるとちょっと引きます。
感動してして、という感じの迫られ方されると、ちょっと、ねえ。

今日の金八:
セクシャルマイノリティーについての授業内で、徐々に「セクシャルマイノリティーの人」という表現が「鶴本さん」になって、最終的には「直」に変化してゆく状況をみて、そら恐ろしいものを感じていました。
正義とか、相互理解とか、そういう錦の御旗の元に、色んなものを曖昧にしている気がしてなりません。
怖いったらないや。マジで。

今日の深夜映画:
にっかつの「女教師2」。
いやあ、一言で言うと筋書きは、山本直樹の漫画を古くさくして自己陶酔させたみたいな感じ。
えろーすを絡めた物語って、大体が無常観だとか虚しさだとか、そういう方面に傾倒しがちなのは知っていたのですが。
タイトルからしてもっとキッチュなものを想像していたので、ちょっと裏切られた感じのある、そんな映画でした。
細部細部は時代を感じさせられて大盛り上がりだったんですけどね。
十五日金曜日 一言 「砂山ビーチ」
最終日の今日は予定をきっちりと組んで、行動するのです。
晴れたら砂山ビーチ。雨だったら市内観光。
そういうアバウトだけれども対応性の高い計画を練って、の日。

そしたらうまい具合に晴れてくれたので、七時半に食事を済ませて砂山ビーチに直行です。
宮古島についての本を読むとたいがい目玉スポットとして書かれている、砂山ビーチ。
その売出しぶりはなかなかにして、本当でした。
すげえ美しいでやんの。

結構急な砂の丘を二十メートルくらい登ると、不意に視界が開けて。
そうすると。
登った斜面よりもわずかに急角度の斜面が、ビーチに向けてのびているのが見えるわけです。
砂の丘の両側には南国の植物がまるで壁のように生えていて、なんだか、まるで誰かが手を入れているような砂の坂が、のびているわけですよ。ビーチまで。
そんでその、登ってきたよりも少し長い砂の坂を、さずさずと走り降りると、もはや海。
何人かで独占してみたいような気になるくらいの、こじんまりとしたビーチです。
その大きさ加減がまた、絶妙。というか、素敵過ぎです。

もう裾まくって波に突入しっぱなし。
水も砂もべたべたせず、すばらしい砂浜でした。

また行きたいです。
いやいや本当。

今日聞いて、一番はっとした言葉は、「次はヲベロンくんの卒業旅行にひっついてまた来よう」でした。
僕なんかは、もう皆で旅行をすることなんてないのかもしれないなあ、なんてさみしく思っていたので、とても驚きました。
そういう考え方もありか。なんて思ったり。
それは、とても素敵な考え方なのだと思います。目からウロコ。
また行きましょうね。

今日の空港テレビ:
へさべさに見ましたピュアラブ。
那覇空港で、東京行きの接続待ちをしている間に見ました。
そこで最近ついぞ耳にしない名台詞というか、名掛け合いが発生。

キリコ先生「先生なら、お地蔵さんになれって言われたの」
おばあちゃん「そんな、いくらお坊さんでもホトケ様になれなんて、あんまりじゃない!」

もう、待ち合わせロビーで皆悶絶。

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