10月度後半分のブルース、二ヶ月遅れのブルース。
十六日火曜日 | 一言 | 「ぶっせん」 |
えーと。 何の話でしたっけ。 そうそう。 依然としてヲベロンぼんやりが進行中という話題でしたね。 今日なんかアレ。 お店でごはん食べてる最中に食べこぼしをキメるこの、なんつうか、ぼんやりっ子。 あわわわ、と慌てる僕がいたのは焼肉屋さんですよ。 隣では大学生が狂牛病の話題をんもう、鬼の首をとったように繰り返しているという、ナイスシチュエーション。 ちらっとこっちを見やる大学生連中に「狂牛病じゃない!クロイツフェルトヤコブ病だ!」と絶叫しようと思いつつ頓挫。 すごすごと一人去りました。 これというオチもなく。ふふ。 アルバイトした帰り道に気まぐれ起こして授業なんかに出て、ついでにジャズの公演を聞いた日。 夜のキャンパスに少し流れるピアノの音につられてふらふら、と忍び込む会場。 感想:やっぱり僕はピアノを愛しているなあ、と思った。 ピアノとサックスとベースとドラム。それさえあれば生きていける。嘘です。楽器ひけねえし。 あ、すみとかみ。墨と紙。それさえあれば生きていける。嘘です。色ねえし。 (以下しばらく繰り返し) 迂闊なことを日記に書くと後々自分が痛々しいという教訓をこれっぽっちも生かさないヲベロンでした。 |
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十七日水曜日 | 一言 | 「ポキポキ」 |
ポキと聞いて最初に「三つ目が通る」を思い出す僕は駄目ですか。 昨日ちょっと寝すぎました。変な体勢で。からだぽきぽき。 とりあえず今日も何故か食べこぼしてみたりしました。 ウワワワ。 焦ってみのに生電話してみようかと思ったのですが「アナタまさか牛肉食った?ダーメダメダメ。これからは茶そば!」とか言われたら困るのでやめました。 ところで、三国志で曹操が、行軍中に咽喉が渇いた兵隊達に「あそこの丘を越えたら梅の木があるから思う存分食え!」と嘘をつき、滴るよだれで渇きを忘れさせたというエピソードを知っていますか。 唐突ですが。 でも、木になってる梅って本当にすっぱいのかよ、と思いませんか。 もしも、木になってる時からすっぱいのだとすると、鳥は食べにこないと思いませんか。 そしたら種を鳥に運んでもらうという当初の目的はきっぱり忘れたということになりませんか。 そんなことを電話で話したら、いいから勉強しなさいよと言われました。 …僕ってば高校生じゃねえ! そんなくだらないことを書いてほっぽって置いたら更新するのを忘れてました。南無。 |
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十八日木曜日 | 一言 | 「雨の木曜日」 |
今日は着々と関東脱出の準備を整える日です。 僕が掴んだ「ひみつじょうほう」によると近日中に地震兵器で関東は壊滅、バイオレンスジャックの時代がやってくるそうなのです。 嘘です。 でも関東脱出はほんとう。 またもや四国で主婦をしてきます。 戻ってきたときに口癖が「(゚д゚)あらやだ!」になっていることを約束します。 嘘です。 でも、でかけるのは本当。いけすかないインチキ外人のように一週間ほど、静養してきます。 都会生まれの都会育ちで、体に悪いものとは大体友達なので、時々田舎に行きたくなるのです。 ていうか温泉行く。 温泉ーッ!(騒 こんどこそ温泉にはいってきますよ。 温泉で人情とかそういうものに触れてきます。フフフ。 無理とか言われたら泣きます。 そして帰って来たら村上スズイチの夏休み、更新する予定です。ことによると完結。 だって、もう夏休みとっくに終わってるもん。 そんなこんなで明日の夜出発。 問題は明日の夜行バスで寝れなかった時のために、今日しっかり寝ておくか。 それとも夜行バスで何が何でも寝るために、今日あまり寝ないでおいてみるか。 悩みます。 |
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十九日金曜日 | 一言 | 「後者で、ファイナルアンサー」 |
ひぎい。 何故か六時とかそういう時間まで起きていたヲベロンです。ひぎい<しつこい これで、今日の夜眠れなかったらかなり面白いですね僕。ふふふ。 温泉で沈んだら笑ってください。 ところで最近思ったことなのですが、誘拐だとか、そういう事件の犯行には必ず「プリペイド式携帯」ってのが使われるじゃないですか。 そんで必ず「プリペイド式携帯なんて本当に必要なのかよ」という議論が盛んになるじゃないですか。 で。 僕思ったんですよ。 大体監禁とか誘拐とかされた人を拘束するのに「粘着テープ」使うじゃないですか。 アレは、ええんか、と。 「粘着テープって本当に必要なのかよ」と。 そういうわけで弟に話し掛けてみました。 アホを見る目でじろりとにらみ、返事してくれませんでした。 撃沈。失意のまま東京を後にします。 くどいですが30日復帰予定。 折角来てくれたお客様に申し訳ないとは思いますが、モバイル持ってねえもんで。 そして時刻は14:30。 脱走という言葉にとてつもない魅力を感じながら、するりとwebから逃げ出します。 |
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二十日土曜日 | 一言 | 「はぎしりがすごいです」 |
夜行バスは前の席の人が凄いいびきかきで、すごい歯ぎしり屋さんで、その上凄い寝相が悪い人でした。 てめえオーケストラかよ、と思いつつ、その人の隣の若いお兄さんがいつキレるかとわくわくしてました。 時々舌打ちして「うるせえな畜生」とか呟いてたお兄さん。 僕が寝れなかった理由の半分はアナタです。ふ。それなりに恨むぜ。 せめて喧嘩してくれたら報われたのに<ホントか まあ。 そんなこんなで疲れて到着の、四国。 うひー、と思わんばかりの日本晴れの中、駅で駅うどんを食べて、宿泊先の家に到着。 入れ違いに仕事へゆく家主を見送ってとりあえず眠ることに。 あんまり寝すぎてしまったせいか、晩御飯は手を抜いて鮭で鍋をすることに。 まずは順調な滑り出し風。 |
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二十一日日曜日 | 一言 | 「ぶわーっと雨」 |
晴れていたら琴平温泉郷に絶対に行こうと決めていたのだけれど、ぶわーっと雨が降ってきたので中止。 近所の図書館に出かけて新聞でも読もう、とか思ったら、無料のネット端末を発見。 エウレカ!エウレーカ!と叫びつつ小躍りしつつ利用してみるが二秒で沈黙。 キーボードついてねえでやんの。 ていうかアドレス入力までマウスで、画面上の仮想キーボードのキーをちくちくクリックして入力する仕組み。 あまつさえ右クリックすら出来ねえマウス。確かに、この形だったら悪さしようとしても出来ねえわな、と妙な納得をして自分を慰める。ある意味自慰。 こんな端末みたことありません。うー。 それだけならアレですが、モニターが図書館の入り口を背負ってるので、どこのページ見てるか、入館者の好奇の視線にまるさらされです。 えろーすなサイトが見れねえ。…みねえけど。と自然言葉遣いも汚くなりますね。 だから、とてもじゃないけれども、ハンドル使って掲示板に書き込むなんて、できねえす。 というわけで、隙を見計らって書いた文字がこちら。 「だめです。更新不可の予感。覗くだけの予感」 ダイイングメッセージみたいですね。ふ。 この凹みにより、晩御飯はまたもや手を抜いてお好み焼き。 一人暮らしに必要なのは小麦粉だよね、というトピックからプチ口論に。 経過は想像にお任せします。しかし、他に口論のネタなかったんか僕ら。 |
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二十二日月曜日 | 一言 | 「そして空爆は続く」 |
部屋を片付けます。勝手に。 しかし、こういうことは昨日やるべきじゃないのか、と思いつつ。 しかし豚汁って、漢字で書くと生生しいですね。 ひらがなならかわいいのに。とんじる。 掃除をしたあとは午後まで寝て過ごす日。目覚めたら随分晴れていたので布団を干す。 ずっと矢井田瞳の「ダイヤモンド」を聴いて過ごした。毎度この家に来ると音楽が離せなくなる。 気力が沸いたので晩御飯には具沢山の豚汁をつくってみました。 家主の風邪がうつったのか、少し風邪気味。 |
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二十三日火曜日 | 一言 | 「海!うみー!」 |
具沢山豚汁で風邪は治ったということにして、海へ。 日曜日に家主が「観音寺の方はすっ…ごく海!って感じらしいよ」と言っていたのを真に受け、観音寺へゆく。 電車に揺られてコトコト一時間の旅。 ところがどっこい(古いね)観音寺周辺は、すっ……ごく町!という感じで海の気配ナッシン。 泣きながらダマサレタ!と震えてみるも後の祭り。 仕様がないので水音のする方向を捜し歩き、川なんかを見つけてトーンダウン。これ、川だよ…。 しかしそこは発想の転換でその川が流れている方向にひたすら歩き、海まで出る作戦に切り替える。 作戦は成功し、海と第二種近接遭遇。 しかし駅からここまで40分以上かかっているという事実に目をそむけ、海だよ、と呟いてみる。 嬉しさのあまり夕方の海に飛び込み、あえなく心臓麻痺→THE ENDというパターンも考えたがサムいので中止。 大人しくおにぎりなど、ハムハム食べながら波の音にしばし聞きほれる。 コレだ!コレだよォ!と閃くものを得て帰る火曜日の夕方。 帰り道では恐ろしく道に迷い、結局一時間以上かけて駅に辿り着いた。 家に帰ったのは結局七時半過ぎ。 かぼちゃのスープをつくる予定だったのだけれど、大幅に予定が狂ったので中止。 てきとうすぎるいためもので適当に晩御飯。 夜は疲れ果て、愚痴をこぼしつつ十時前にぐー。 |
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二十四日水曜日 | 一言 | 「かぼちゃを愛しますか?」 |
かぼちゃかぼちゃかーぼちゃ、かぼちゃかぼちゃかーぼちゃ、かぼちゃかぼちゃかーぼちゃ、さーあどうぞ♪ と有名すぎる「なまえのうた」の節で歌いながらかぼちゃのスープ。 ウキウキするくらいかぼちゃ。 調子に乗っていたら少し切りすぎて、かぼちゃです!という感じの、スープというよりシチューになってしまった。 けれどよい。よいのだす<どこの人か 一日をかぼちゃのためにささげた日。 |
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二十五日木曜日 | 一言 | 「かなしいシーン」 |
1日だれた日。 こちらに来てからずっと、朝ごはんを作って、朝に機嫌の悪い家主を送り出して、もう一度寝る生活が続いている。 今日もそのパターンでねこけ、そしてすこし小説をすすめてみた。 いかん、いかんなあ。 夜には金八先生をTVで見る。 一番の注目ッ子だったノブタ君の回。 なんだかかなしくて、ほんのり泣いてしまった。なんだよォ。ノブタめェ。ホロホロホロ。 僕につられたのか家主がボコ泣きしていたのがすこし、うへえ、だったがそれはそれ。 思うことは。 転校生二人の、ドラマの目玉にするための、「おいしい」シチュエーションよりも、こっちの方がズキンとくる、ということだ。 恥ずかしいけれど、それがどうしてなのか、うまくいえない。 どうしてこんなにズキンと響くのか、ずっと考えているけれど、うまく言葉になってくれない。 悲しみをこらえるノブタ君の姿に感動しました、ということでは決してない。 子供が悲しみをこらえる姿がかなしいのではない。そんなことではない。 何か、もっと別のことだ。別のことが僕をかなしませたのだ。 |
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二十六日金曜日 | 一言 | 「語ることなく」 |
明日の朝、七時にはもう家を出なければならないという家主がストンと寝たため、一人目を覚まして小説を書く。 そしてくつくつと煮詰まってしまう。 仕事で書いているわけではないのに、つい、愚痴をこぼしそうになる。 「言いたいことを書くのは、とても大変だよ」 持て余したので寒いベランダに出て、友達に電話してみた。 小説書きは多分、とても孤独だ。 孤独だあ、と考えて、誰に頼まれたわけでもないのに、と言葉がよぎる。 嫌なら、やめればいいのに。 結局友達と他愛のないお喋りをして電話を切って、少し思った。 意外と僕は孤独を愛しているのかもしれないなあ。なんて思った。 なんて、リリカルに月を眺めた夜。 ひえー。恥ずかしいー。 |
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二十七日土曜日 | 一言 | 「温泉は映画より、リーズナブル!」 |
家主は早朝に出かけて、昼過ぎに帰ってきた。 昨日の夜更かしで寝こけていた僕は寝ぼけたまま迎え、しばらくぼんやりとしてから二人で温泉にゆくことにした。 この家から温泉までは、三十分もかからない。 素晴らしい、異常なまでの極楽立地だ。 琴平温泉郷、最大のホテル、琴参閣。日帰り入浴1200円也。 映画より安いって、どどど、どういうことだ。 と動転しつつ温泉へ。 手足をびんと突っ張ってつかれる風呂のすばらしさ。 そりゃもう涙すら浮かべながら極楽気分。海も見れたし温泉もこれたし、うどんも食べられたし。 もう、死んでもいいや。嘘だ。 風呂上りにマッサージ椅子など使っていたら購入を勧められた。 分割払いにすれば、月々たったの五千円。とのこと。 それだけお金があったら週一でこの温泉通えますね、と口を滑らせそうになって慌てて誤魔化す。 分割にすると月々幾ら、という口上を持ってくる人を信用しないことにしています。 夜は地元の古本屋で、カイタル君から探すのを頼まれていた「男組」の5巻を発見。購入。 家主に面白い漫画を教えてくれといわれたのでとりあえず安かった「寄生獣」十冊二千円を買わせる。 僕自身は奥の棚で、ひばりコミックス、川島のりかず大先生執筆の「恐怖!恨みの猫がこわい!」をゲット。 悪夢っぽくてやりきれないストーリーの漫画でした。 帰宅したらそれなりに疲れたのでまたもや早く就寝。 |
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二十八日日曜日 | 一言 | 「ハレのちくもり」 |
くもりというか雨。 家主も僕も、ぐったりと昼過ぎまで寝ていた日。 おりしも今日は家主の誕生日。 しつこく祝っていたら「たかが生まれた日でしょう」と言い切られてがっくり。 時々この手の断絶を感じると、本当にがっくりしてしまう。本当に。 些細なことなのだけれど。 じゃあなにか、盆暮れ正月以外は赤飯炊いちゃだめなのかよう、と理不尽な絡みをみせてしまいそうになるくらい、がっくりする。 フテ寝。 夜にはフテ寝に足してフテ酒。 ビール一リットル飲んで寝ちまいました。ちぇ。 |
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二十九日月曜日 | 一言 | 「情緒不安定になると財布を無くす」 |
家主は朝から機嫌が悪く、財布を捜して辺りを散らかしている。 よく家主はそういう状態になって、自分のことを情緒不安定だと自分で言う。 「情緒不安定になるとよく財布を無くす」 って、割と面白い自己分析だとは思うけれど。 そろそろ帰ろう、と思った。 うん。そろそろ帰ろう。 |
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三十日火曜日 | 一言 | 「かえりまーす」 |
そういうわけで帰る日。 なのだけれどコレと言って書くべきこともなく。 家主は平日毎日仕事なので、僕はこの一週間ずっとひとりで家にいた。 家にいてすることといえば、テレビを見るか、家事をするか、スパイダーソリティアをするか(面白いよねアレ) 外に出ないと、本当、気も滅入るし日記に描くこともないなあ、と思った。 痛感した次第です。 でも、おかげさまで小説もトコトコ進んだことだし、まあ、楽しかった、と言うことにして帰ります。ええ。 という感じのアンチ大団円を迎えて乗り込む夜行バス。 またもや寝れませんでした。 理由1:音楽サービスで布袋がかかっていて、なんだか懐かしくなってしまって、聴いてしまったこと。さらばせいしゅんのひかーりー(年がばれる) しかし、どうして夜行バスの邦楽のセレクションは、渋いのか。前回はどこかで聴いたことがあると思ったら大黒マキだったし。 理由2:寒かったこと。 なぜ前回乗ったときより毛布が薄いのか。 とにかく、おしまい。以降通常更新。毎日更新ペースに復帰。 |
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三十一日水曜日 | 一言 | 「ララ洗濯ララ洗濯」 |
おおおお洗濯って気持ちいいなああ、と山下清画伯風にお届けします本日のザルデュシュト。 十日間で世界がどれだけ変わり、どれだけ僕を置いてけぼりにして進むかと思ったら大して進んでませんね。 よかったのか悪かったのか。そりゃそうか。十日くらい。一年の36分の1ですよ。考えてみりゃ。 ていうかそう言われると長い気もしますね。 せめて空爆と炭素菌くらい終わってろ、とか思った。 さて。 本日林葉直子女史も大好きだということで、唐辛子好きは えー。 何を隠そう僕も辛いものが好きです。ええ。めら好きですね。ええ。文句あるか。 だからなんという話でもないんですが。 家に帰ってきて、自分好みの味で味付けしてあさご飯を食べてよいと決まったとたん、タバスコでごはん炒めはじめた僕は馬鹿ですか。 きちがいですか。きちがいって変換しねえのかMS−IME。 そんなこんなで今月も終わりますね。ええ。 だからなんという話でもないんですが。ええ。 出かけない日は日記に書くことがないというか、テレビの話題しかないなと痛感した1日。 (゚д゚)<あらやだ! |