5月度前半。旅行記にならなくてごめんねえ。



一日火曜日 一言 「テレビのない生活」
 恋人の部屋にはテレビがない。
それはとても大きなことだ。音の出るものといえばCDプレーヤーだけ。僕は音楽に包まれる。
仕事に出かける恋人を見送って布団を干したり洗濯をしたり。
天気が良くてとてもすがすがしい気分だった。
近所をめぐって歩いて、なんとなく主婦の気分にシンクロする。
中島らもが何かで言っていたけれど、晩御飯のメニューを考える時は、知らず知らず手がほっぺたにいく。
ザ・失笑。
シチューなんかを作りながら音楽をかけて、恋人の帰りを待ったりして。
少し甘ったるいけれど、そんな日。
昨日直人を見逃したのがちょっとだけ痛い。
二日水曜日 一言 「新聞もないんだ」
実を言うと、だから、新聞すらない。
離島のような生活。またもや恋人を見送って家事をしようと思ったのだけれど、つい眠ってしまった。
昨日張り切りすぎたから疲れたのかもしれない。
途中で恋人が忘れ物をとりに来る夢を見た。ついでに雪合戦に誘われる夢だった。
ちょっとだけ不条理。
眠気を雨のせいにして結局昼まで眠って、それから家のことをする。狭い部屋だから、すぐに掃除も何も終わってしまう。
午後に図書館に向かって新聞を読んで、夕飯の買い物を済ませて帰宅。
全然海のそばではないのに、海のそばにいるような錯覚を覚える。
波の疑似体験に揺られて、今日も眠る。
三日木曜日 一言 「寝たり起きたりの日」
ゆったりして気分で眠ったのに目覚めると不安定。
一言でいうとそんな感じ。恋人の機嫌もあんまりよくないし。
なんとなく嫌になって一人で食べるものを買いに行った。
帰宅して、無言のまま食事。

午後になって恋人がバイオリンを弾いた。
意外なほど上手だった。それだけ。
他に書くことが全くない一日。たとえば今、東京で大地震があったとして、僕に気付く手段はないわけで。
ちょっとぞっとする。
明日は早起きして新聞を買いに行こう、なんて思う。
四日金曜日 一言 「素直なのか逆なのか」
まわりまわって元のところに戻ってしまうことがあって。
自分が何かを思う根拠を探していつの間にかわからないということをわかってしまったりして。
目の前に対処しなければならないことが山積みで、ひとつひとつ解決しているつもりなのに、いつのまにか気付くと愕然としてしまうようなところまで来ている。
別に解決の手段が間違っていたわけでもないのに。

すごく、険悪な日。
意味もわからないくらい唐突に、気分のうろが来る。
五日土曜日 一言 「猫が迷子になるように」
田舎の道を、一人で歩いた。
恋人との関係でかなりまずいことになって、部屋を飛び出したのだ。
ぐだぐだと友人に電話しながら歩いたら、犬にしか出あわなかった。
二時間以上歩きっぱなしで、くたくたになって部屋に帰ると恋人がカーテンをしめきった部屋でひとり。
座ってバイオリンを弾いていた。
正直少しこわい気がした。

僕は恋人を無視して小説を書いた。
おかしいと自分でも思ったけれど、不意に言葉がひらかれるような気がした。
するすると書けた。それまで短い小説が書けないと思っていたのだけれど、するすると書けた。
あー。なんだかなあ。
六日日曜日 一言 「10分100円インターネット」
鬼気迫る一夜を見ないふりでやり過ごして目覚める。
朝になって、恋人が僕を呼ぶ声も無視して寝たふりで。
なのにどういうわけだか僕が恋人に執着しなくなると、僕たちの関係はとてもスムーズになった気がした。
死にそうに重かった空気が軽くなっていて変だ。
別れましょう、と切り出しておいて、別れる理由が見つからなくなっている。
僕はひょっとして、ものすごく無意味なことをしているんじゃないだろうか、なんて気持ちになった。
こんがらがって、もはやよく分からない。

午後に二人で出かけて、二人で夕食を作って食べた。
これって、一体なんなんだろう?
もう、さっぱりわからない。
七日月曜日 一言 「見送って遥かかなたの授業開始を思う」
最後の日が来た。

色々あったけれど気持ちは最初の日にとても近い。
晴れた空に目を細めて、新聞を買って昼ごはんを食べて。なによりも小説の続きを書いて。
帰るために荷物を片付けていたらどういうわけだか何かをやりのこした気分になる。
「どういうわけか」だとか「何か」だとか、あいまいなものばかりで僕は生きている。
それを無理に言葉に直そうとするからおかしくなる。
おかしくなって、ずれて、がしゃがしゃした音になる。
夜行バスの乗り場まで恋人は見送りに来た。
見えなくなるまで恋人は手を振っていた。
わからないことだらけ。
それでも生きてゆく。
八日火曜日 一言 「待ち遠しきかな」
ぎりぎりテレホ時間帯に家に辿り着いて、そのままばったんと倒れて寝る。
授業があるのだけれど、雨だから。
ということにして、調整期間(自分的用語)
目が覚めて、テレビと新聞にほおずりした。ついでにパソコンにもほおずり。
ひい。
携帯ネットはやっぱり限界がある。
モバイルへの乗換えを本気で考えてみたり。
とにかく今日は日記の更新だけでお茶を濁します。
はー。
お風呂入りたい。
九日水曜日 一言 「履修登録が、履修登録が」
学校さぼり。
罪悪感レス。
五月病じゃない。これはなんなんだ。すげえ前向きに学校行ってないよこりゃ。
だるくもないし、憂鬱でもない。
なんか変な気力がわいてる感じ。学校に飽きたのかもしれない。
早く社会出たいーっとか思う日。
でもその前にサイトの大改造を考えて、しかも即日実行に移す辺り、今日の僕は一味違うか。

なんて思ってたら友達から電話が入った。
「ヲベロンのとろうと思ってた授業ね、なんか登録が必要だとかでー」
冷や汗。
一体どうなったんだろう。
大丈夫、だよね?
十日木曜日 一言 「はりきって模様替え」
一晩かけてサイトの模様替え。
現実の模様替えと違って、少々ダウナーな作業。
黙々と、熱中してちきちきやってる様子は、まるで××のよう。
でもいいんだ。今そういう気分だし。
少しだけ色を足して、なんとなくうきうきした気分になる。
とかいいつつ作業を完遂して朝六時半ぐらいに寝ようとしたら友人からメールが入っていることを発見。
曰く、
「ヲベロン卒論の登録明日(10日)じゃなきゃダメなんだって」
…冷や汗。
なんだか卒業できる気がしない。のは気のせいか。気のせい。だといいな。
でもとりあえず眠かったので寝ました。
テキトーに(題名だけ仮登録)卒論の登録もしたし。
あとは卒論、煮詰めていくだけだー。
十一日金曜日 一言 「ねむ」
最近ニュースとか新聞とかを読んで感動することの多い日々。
情報があって、そこに触れられる環境、という物を僕は愛する。
やっぱり森の隠者の環境に憧れる。
模様替えが予想以上に達成感をもたらしたので、しばらく眺めつづけていて、にへらにへらしていたい気分。
まだ飽きない。
でも行動することに追い立てられることもなく。余裕。余裕だ。
僕たちには時間がある。大丈夫、大丈夫。

なんて言いながら学校にいって美術史の授業に出た。
楽しかった。知識が染み込む感覚を僕は覚えている。大丈夫。そう、大丈夫だ。
十二日土曜日 一言 「普通の…生活リズム!?」
昨日ゆくーりと寝たので朝はフツーに目が覚める。
朝方恋人(元・恋人かな)から電話があった気がした。
「寝てるの邪魔してやろうと思って」とか言われた気がするけれど、正直寝ぼけてたしなあ。
なんて思っていたら九時過ぎに多津丘殿より入電。
突然のことではあるけれど、今晩急にお酒でも飲みましょうということになった。
その電話が入ったときは、意識がはっきりしていたので、余計その前の電話の記憶が余計ぼやけている。
あれは、夢だったのだろうか?
夢だとしたらやだな。とか思いつつ。昨日友達に借りたWIPEOUTをぽちぽちと。
むっ、アンダーワールド、やるな?
十三日日曜日 一言 「泡盛」
昨日の夜から飲みっぱなし。
どうして僕はこう、懲りないんだろう。でもそんな自分もなかなか。
一晩話しっぱなし。
眠くなるまで話してばかり。そういうのもたまにはいいよね、とか思ったり。
やっぱりある程度自分で物を作る人ってのは思うところがあるんだなあ、と再認。
がんばろ。
でも飲んだお酒の量は皆さん異常だったと思います。
目が覚めて行列の出来るラーメン屋を冷やかしに行って逆に冷やされて帰った後、車で緑地まで遊びに行きました。
そしてみんなで道行くおじさんや犬や花壇の花にまで「死ねばいいんだ」とくちずさむ電波系休日の過ごし方を発見。
でも、この過ごし方は、ダメです(ちよちゃん風に
十四日月曜日 一言 「とりあえず水仕事」
昨日の夜から生活リズムがおかしくて、寝たり起きたりです。
夜中に目が覚めて、色々ちきちきと。
なんだかつかれた。
前の日には9時くらいに寝て、2時くらいに起きて、5時くらいに寝て12時に起きる。
ザ・めちゃくちゃ。
起きて、水槽を洗って、アルバイト募集の紙に電話をかけてから学校に行く。
その際にとても面白い話を聞いたのだがそれは別途。
家に帰って小説を書く。
もう、何を思ったとかそういうのを書く気にならない感じの日。つかれたー。
十五日火曜日 一言 「うあっ、ここは、どこだ」
今日は暑かった。
アルバイトが六時半までかかった。
なのにフツーに帰って帰宅が十時半。うぐー。
なんだそれ、ナンダソレ。
答え:あんた今日栃木まで行ったんでしょ。
というわけで今日はとても疲れました。何をする気にもなれないや。
とか思っていたら、ファンレターのお返事が来たりしちまいました。とてもびっくり。
ちょっと不思議な感じ。
これが、インターネットというやつか。ええい、連邦め(?
とにかくちょっと読み直してから寝ます。
はぁ。なんか本当にちょっと、不思議な気分。
そうだよね。どんな漫画も、小説も、作者がきちんといるんだもんね。
なんて思いつつも不思議なものは不思議。

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