まずいつか別れが来るということを受け入れてから愛しはじめる

アバウトな時針の時計が置いてある君の机でため息をつく

油煙墨のような闇ありあかあかと竈の扉半開きなり

胸元で時々ゆれる柘榴石 あなたの声は暖炉のようだ

恋人がこいびとになる カモミールティーがねむりを誘う速度で

 

 

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Photograph by Etsuko Taguchi.

Tanka by Yukinori Ikeda, Takako Kuroki, Masami Sawamura, Akiko Tanaka, Mikie Yoshimura, respectively.