_____南阿佐ヶ谷「和田」_____

●讃岐うどん「和田」
東京都杉並区成田東5-15-24
(地下鉄南阿佐ヶ谷駅より徒歩7分。青梅街道を青梅方面左側。)
TEL03-3398-5778
月曜、第三日曜定休日
営業時間18:00〜02:00

 


<FirstImpression>

 Dancyu'99.10月号の「うどん大勝負」の極東編でも紹介されたお店。ずっと大将が膝を痛めて長期休業していたのだが、やっと再開。讃岐うどんML仲間の松本さんと連れだって早速行ってみた。大将は元関取(有名!)で、若い頃から通っていたのがなんと中野本町の「四国屋」(先代の頃)。よく裏の厨房に入って釜からうどんを直接すすっていたそうな(^^;。だから現四国屋の大将とは兄弟弟子ってことかな?

 とりあえず評価!

評価  5つハタ坊

 いりこ系の上品なだし、もちっとしたうどんの感触、、、すごく丁寧に作っている感じです。これは万人に好まれるだろううどんだと思いますね。四国屋がガハハな豪快男って感じなのに対し、さらにしなやかに上品になっている感じ。誰かの進化論じゃないけど、本場香川の味がだんだん進化している(変わっている)のに対し、四国屋、和田のだしは東京に移住した香川人がかたくなに伝統を守ってきたみたいな、、、貴重です。とにかくだしが最高です!さすが関取時代に「ちゃんこ」の味付けなんかで舌が鍛えられているんでしょうかね。ただ、うどんはせいろに玉置きなのでそれが僕たちマニアにしたら残念ですね。

 和田の大将も奥さんも四国屋で見かけたことがあるんで妙に親近感がわく。小料理屋っぽいきれいなお店で、カウンターが7,8席、座敷が2テーブル。メニュー構成は四国屋に似ています。さっそく大将お薦めの「あつもり(800円)」をオーダー。待っている間に「いなり寿司(200円)」を、、、これは四国屋より少し甘めの味付けですね。ややこぶり(四国屋は250円だからその差かな)。具もたくさん。うん!合格!うまいです。
 で、「あつもり」ですが、麺は一般的讃岐よりはやや細め、東京標準くらい。しっかり茹であがっており、うまいです(長さもいいね)。うどんより感激したのがつけ用のだし。これイケます!四国屋のつけ用だしが「そば系」なのに対し、和田のは讃岐風。丁寧にとってある感じです。グ〜!。

 これで気をよくして「かき揚げうどん950円」を。うどんと別盛りで出てきます。このかき揚げは四国屋に勝るとも劣らない大きさ!ただこちらは野菜かき揚げです。まずだしを、、、う〜ん、ベリグ!香川西方面のあのいりこ感。四国屋よりもっと上品な感じで、すんごくうまいです。(四国屋のは結構ワイルドで行こうです。)松山で過ごした遠いあの日を思い出します。

 和田いっぺんにファンになりました。水回しからすべて手打ちで、玉は2.5Kg(ミキサー使うのと味が違うそうです)。極東のみなさん一度どうぞ!
後で入ってきた若いカップルはDancyu持ってました。みんなやること一緒だな。

合わせうどん800円。
小綺麗でいい感じですよ。

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