_____中野本町「四国屋」_____

●手打ちうどん「四国屋」
東京都中野区本町4-36-3
(十貫坂上交差点脇、セブンイレブン中野鍋横店隣)
TEL03-3380-4598
日曜・祭日定休日
営業時間11:00〜04:00
ただいま夜のみの営業
18:00頃〜02:30頃(売り切れごめん)
(03.10.06追記)

 


<FirstImpression>

 バイクでブブ〜ンと中野に行って来たんですが、中野通り十貫坂上で「四国屋」という看板を偶然発見!(電車だと丸の内線の「新中野」か「中野富士見町」下車)。観光土産屋によくある「讃岐」「伊予」「土佐」「阿波」と提灯が吊ってあります。「おお〜っ、讃岐うどん屋や!」と、帰りに寄ることにしました。で、帰り。夕方5:00頃です。店中はカウンターが「Uの字」型になっていて、(カウンターのみです)全席で20席くらいですか。子供連れの奥さんやら、おばあちゃんやらで私たち2名を入れて15名ほどはいました。地元密着型のようです。

 味の方は万人向きではないかもしれません。ホントの「いりこだし」なので東京の方には合わない可能性もあります(でもこれがホントの讃岐風なんです)。なので「温かいだし系」は昔からの讃岐うどんを知ってる人にはたまらない味だと思います。冷やし系は関東風にアレンジされてます。あとお薦めは「いなり寿司」。これもむちゃでかくておいしいです。、、、とりあえず評価!

評価  5つハタ坊
(ただし温かいだし系の場合)

 大将に、「松山出身なんで「四国」って看板見つけたんで来たんですよ」と、告げると「おお〜そうですか、、、」と、いろいろ話をしてくれました。なんでも亡くなった先代(お父さん)が香川出身で、東京に出てきて最初に喰ったうどんにショックを受けてうどん屋を開いたそうです。

 初めての時、頼んだうどんは「かき揚げ入冷やしぶっかけ」。ところが、大将が四国出身なら「温かいかけにしないと」といいます。何でも「冷やし」系はすでに東京風になってるとのこと。薬味にも「しょうが」でなく「わさび」が付いてます。「温かいかけ」は親父の味を守って気合い入れて作ってると言ってました。で、、、おお〜、めちゃうまです!ほんとうまい!東京来てから行った店で一番うまいです!(ダシがよく利いています。甘みは少なめ。最近は香川でも昔より甘めです。たぶん化学調味料とかが入ってるのかと思います)。ただ東京出身の連れは「魚臭い」と合わないようです。やはり生まれ育った場所で嗜好が違うようですね。

 肝心のうどんですが、これも昔ながらのうどんという感じで、最近の高松あたりの流行のタイプ(むにゅむにゅ)ではありません。いい意味で昔喰った素朴な感じです。香川では西方面に近いか?(ただし粉が違うのでその辺はご容赦を)。アルデンテっぽい、スーパーストロング麺です。

大将の雰囲気といい、味といい、なにか下町っぽい感じのいい店です。いっぺんで気に入りました。

目の前のカウンターに「いなり寿司」が。めちゃ大きくて(11〜12Cm)一個250円。これこれ、、、と、食べてみると、ああ〜四国の味がします。中はもちろん「かやく」です。味も甘めで、あげも薄い色の、、、もろ四国のあれです。私、必ずまずこれから。
あとうまいのがかき揚げです。これもサクサクでむちゃ大きいです。食べがいがあります。これも東京のうどん屋限定ですが、過去一番うまかった。
見よ!このでかさ!大将の人柄が出ているこの一品!(^^;
何でも年々大きくなってきたそうです(どんぶりからはみ出ます)。
特別に作ってもらった「ひやひや別盛り」。ここのだしは「ひやひや」でもうまい。うどんは白椿ながらスーパーストロング麺。アルデンテぽくて宮武のうどんの様でもある。
もう豪快で最高な大将。
なんと一玉3Kg。豪快に打つ。
四国屋は水廻しから全行程手打ち。
表の看板。この下に提灯が。

 

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