九日目
朝青龍は体重差38キロの琴ノ若にもろ差しになるものの左肘をきめられたまま
小手投げで押しつぶされて三敗目。前日、通算勝ち星記録が六位タイに並んだ安
芸乃島は玉力道を寄り倒しで破り、勝ち星記録を史上単独六位にする。

十日目
前日、琴ノ若の小手投げに三敗目を喫し、七日目から黒星白星と交互に星を重ね
ている朝青龍は早い動きから玉乃島を右の突きで攻め込み、タイミングよくはた
き込んで連敗は免れる。制限時間いっぱいで見せる独特の動きで人気の高見盛は
場所を引き揚げる時には鼻歌も出る完勝で四勝目。1959年3月から放送が始
まったテレビ朝日(NET)の「大相撲ダイジェスト」が九月場所を最後に放送
を終えることが発表される。

十一日目
一敗で優勝争いの単独トップを走っている千代大海が若の里の激しい当りに押し
切れるまま組み止められ、寄り切られて二敗目。三敗の朝青龍は先場所敗れた海
鵬を小手投げて下して三敗を守る。

十二日目
大相撲中継がアメリカのイラク空爆で教育テレビに放送が切り替わったこの日、
朝青龍は若の里を電車道で退け、優勝争いに踏みとどまる。前日、貴ノ波戦で左
足を負傷した前頭八枚目の時津海が十三日目から休場する。時津海の十両以上の
休場力士は十二人となる。

十三日目
優勝争いのトップを走っていた千代大海が立ち合い一気に押し込むものの魁皇に
突き落とされ土俵に這い、この日勝った朝青龍と並ぶ三敗目。元小結大善が「相
撲人生を燃え尽きたようでとても清々しい気分です」と語り、引退と年寄「富士
ヶ根」襲名を発表する。

十四日目
優勝争いは千代大海が雅山をはたき込みで下して三敗を守り、朝青龍は魁皇の突
き落としにあっさりと土俵に這い四敗目を喫する。千秋楽、千代大海が朝青龍に
勝てば四場所ぶり三度目の優勝、朝青龍が勝てば同点決勝、魁皇も勝てばともえ戦。