春場所 三月九日ー二十三日
初日
新横綱として初日を迎えた朝青龍は緊張のため本来の相撲は取れなかった
ものの土佐ノ海を引き落としで下し横綱として初白星。先場所引退した元
横綱貴乃花の貴乃花親方が場内警備係として初日を迎える。
二日目
土俵入りの所作にまだ戸惑いがある新横綱朝青龍が貴ノ浪を素早い突き押
し相撲で下して二連勝。初日、黒星の魁皇は「りんごを握りつぶす右腕」
には戻っていないもののその右で高見盛の上手を引き、そのまま寄り切っ
て初白星。
三日目
二連勝の横綱朝青龍が過去八連勝している旭天鵬の掛け投げに背中から土
俵に落ち、横綱として初黒星。不戦勝はあったものの横綱大関戦で勝ち星
のなかった高見盛が大関武双山を土俵際逆転の右上手投げで下して大関戦
初白星。
四日目
三日目、旭天鵬の掛け投げに黒星を喫し、「悔しさで眠れなかった」と話
す横綱朝青龍が霜鳥の押しに後退しながらも引き技で下し、連敗を免れる。
大関武双山は若の里を土俵際まで寄りたてるものの逆に上手を引かれ、出
し投げで土俵に転がされて四連敗。
五日目
本来の相撲が取れず、四連敗していた武双山が霜鳥にまわしを与えない激
しい相撲で押し出し初白星。同じく初白星の安芸乃島の通算出場記録が歴
代十位に並ぶ1551になる。
六日目
五日目まで全勝の千代大海がこの日も土佐ノ海の馬力を上手く利用するは
たき込みで勝って六連勝。栃乃洋戦で古傷の左肩を亜脱臼した武双山が七
日目から休場。公傷が認められれば名古屋場所がカド番となる。
七日目
新横綱朝青龍が九場所ぶりに三役に復帰した元大関出島の激しい出足に力
なく後退し、そのまま押し出されて早くも二敗目。七日目から休場した武
双山は故障した左肩亜脱臼が古傷だったため公傷と認められず来場所がカ
ド番になる。
八日目
全勝の千代大海が中途半端な立ち合いで当り負けし、苦し紛れの引き技も
効果なく玉乃島にあっさりと押し出されて初黒星。今場所初白星を挙げた
五日目に通算出場記録を歴代十位タイにした安芸乃島が今場所二勝目で通
算勝ち星を史上六位に並ぶ812勝にする。