[用語の説明]
PBSとは?
Points Based Systemの略。申請者の条件を点数化し、点数を満たすことで審査条件に合っていることを判断するシステム。短期訪問者・永住申請以外のほとんどの申請がこのPBSにカバーされている。
Tierとは?
PBSがカバーするさまざまなビザの分類のこと。
Tier1:かなり自由に滞在できるビザ(特別才能ビザや投資家ビザなど)
Tier2:長期労働者
Tier3:(廃止)
Tier4:学生ビザ
Tier5:その他のビザ(短期労働者など)
CASとは?
Tier4ビザの申請に必要な書類「Confirmation of Acceptance for Studies」のこと。入学試験などに合格し、学費の一部を前払い(日本での入学金に相当)した段階で、学校が発行する受け入れ証明のEメールのこと。
NQFとは?
NQFとは、欧州で統一されている学業の段階のこと。
NQF6:学士レベル(つまり4年制大学)
NQF7:修士レベル(つまり大学院修士課程)
NQF8:博士レベル(つまり大学院博士課程)
たとえば「入学後勉強するコースがNQF6レベル」というと、「4年制大学に入学する」というのと同じこと。
語学力のレベルを示すCEFRとは?
CEFRとは、Common European Framework of Reference for languagesの略で、欧州で統一された語学力のレベル表記のことです。
レベルの低いほうから、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階があります。大雑把にいうと、英検1級がC1レベル相当、2級がB1レベル相当です。
ビザの種類によっては、申請に必要な英語力があることを指定された英語試験で証明する必要があります。
多くの場合、ビザ申請時に英語試験の結果の原本とコピーの両方を提出する必要があります。
英国のビザ申請では、経済的に英国で生活していけることが重視されています。そのためビザ申請にあたっては「所持金を示す」か「給料を出してくれるスポンサーがいる」ことが必要です。
所持金を示す場合、生活費や学費に必要とされている金額をガイダンス冊子で確認し、計算してください。さらにこの金額を自分の銀行口座に28日間又は90日間維持している証明書類を作る必要があります。「維持の証明」なので、預金残高証明書では不十分で、通帳(コピーと該当ページの翻訳証明書をつけたもの)か出入金記録証明書(Bank statement)である必要があります。
(2011年から、日本などのLow risk国籍の応募者は、提出が省略できる場合があります。)
Dependantとは?
扶養家族のこと。配偶者(法的に結婚していないCivil partnerも含む)や子供が含まれる。
英国ビザQ&A
-自分で応募するために、最低限知っておくべきこと- (ver 2012.09.)
英国のビザ申請の受付と審査は、英国大使館ではなく、UK Border Agencyという機関が担当しています。
さらに、日本人が日本でビザ申請する場合、UK Border Agencyの下請けのVFS Global Japanという会社の窓口に出頭して書類を提出しなければなりません。VFS Global Japanの窓口が、日本で唯一の申請窓口です。
東京と大阪にあるVFS Global Japanの窓口に提出された書類とパスポートは、マニラの英国大使館で審査され、申請が通った場合にはビザのシールが貼られたパスポートがVFS Global Japan経由で手元に戻ってきます。
ビザに関する公式の情報は、UK Border Agencyのウェブページ http://www.bia.homeoffice.gov.uk/ にありますので、必ずチェックしてください。
UK Border Agencyのウェブページには、ビザ申請の流れのガイダンス(policy guidance)の冊子(PDF形式)があります。どの種類のビザにも必ずこの冊子がありますので、見つけにくいですが探してみてください。
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